シュートボクシング
X facebook instagram YouTube tiktok

8.9 都木航佑「現王者としても強さを証明する絶好の機会。“殺意”を前面に出して戦います」

 2025年8月9日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.4』で荒尾祐太(チーム吉鷹)と対戦するSB日本スーパーウェルター級王者・都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)。前回6月大会での竜也に勝利し、日本人との対戦を最後にして世界との戦いをアピールしていたが、今回用意されたのは新鋭選手に。都木が今思うこととは!?

――前回6月の竜也戦では判定3-0(30-28×2、29-28)で勝利しましたが、今振り返ってどうでしたか。

都木 試合が終わった後は、もっとできることがあったのに、保守的になってしまった部分があり、何でやらなかったんだろうという気持ちがすごくあって、悔しい気持ちの方が強かったですね。その後U-NEXTで試合映像を見返したところ、今まで通りの蹴りに頼った攻めというより、蹴りも出しつつ、パンチを主軸にした感じで試合を組み立てられたり、あまり好きではなかった近めの距離で戦えたことは良かったのかなと。今ある力の100あるうちの50ぐらいは出せていたので成長はしているなと感じました。試合をこなすごとにまださらに強くなっているとも感じています。

――試合でできなかったことというのは、具体的にどういったことでしょう。

都木 自分はテクニックがあると思っているので、リスクを犯して、もっと攻めに行くことができなかったことです。

――入場曲は長渕剛さんの新極真会の歌を使われていましたが、どのような意味が込められていたんですか?

都木 今回初めて使いました。自分の周りの空手の関係者以外は、新極真会の歌を知ってる人が本当にいなく、『おっ、なんだこの歌は!?」という感じだったらしいです(苦笑)。今まではGReeeeNの曲の中で『今回はこの曲のイメージだな』と思った曲を使っていたんですけど、今回はGReeeeNの曲でしっくりくる曲がなく、計量日の前日ぐらいに新極真会の歌が自然に頭の中に流れてきて、今回はこれだなと。

――都木選手は空手時代に新極真会でカラテドリームカップ高校2年の部重量級優勝、全関東選手権中量級優勝、全日本フルコンタクト空手道選手権大会中量級ベスト8の実績を残していますが、シュートボクシング、キックボクシングに転向してからも空手を背負って戦っているという意識もありました?

都木 そうですね。そこに関しては、キックボクシングに転向した時から背負っているものです。空手時代の恩師に一番大切に育ってきてもらった中で、空手を辞める形になり、自分の中では中途半端な結果で絶対終わらせないという気持ちがあります。その先生に育ててもらったことで、今があり、その先にいつか世界を取るという気持ちでずっと戦っているので、それが前回の入場曲にも繋がりました。

――前回の竜也戦前のインタビューで「70kgの日本人シュートボクサーとの対戦はラスト。世界に向けて、SBのさらに上のステージに行くための最終試合だと捉えています」と言われている中で、今回、荒尾祐太選手との対戦が決まりました。

都木 前回は1週間ぐらいめちゃくちゃモチベーションが下がって、大変だったんですけど、今回はそれ以上にダメージがひどかったですね(苦笑)。海人選手だったら組まれないカードなので、自分もこういう相手と組ませることができないぐらいの結果をこれから出さないとダメだなと思うことで吹っ切れました。

――荒尾選手の試合映像は見ました?

都木 身長は自分より10㎝ぐらい高く、空手出身ということで、どことなく自分に似たタイプというか、距離感も良く、蹴りをメインに上手く試合を組み立てているという印象を受けました。

――同じ空手出身ということで、蹴りに関してもご自身とはレベルが違うと思いますか?

都木 蹴りに関しての精度は全然自分の方が上だとは思います。シュートボクサーとしての完成度も全然自分の方がレベルは高いです。かといって、油断はもちろんしないですけど、そういう似たタイプの相手だからこそ、自分の実力を知らしめる絶好の機会なんじゃないかなと思います。今回は間違いなくKO決着になると思います。

――荒尾選手には吉鷹弘さんという名コーチがいますが、そこは警戒していますか?

都木 吉鷹さんのところには、RYOTARO選手などいろんな選手が集まっているとお聞きしています。指導者としてすごい方だとは思いますが、試合をやるのは選手なので、特に気にしていないですね。

――今回の試合テーマはありますか。

都木 “殺意”を前面に出して戦います。格上の選手が相手だと心の底から湧き上がってくる熱いものが沸きあがってくるのですが、今回のような格下と言われる相手に対しても自分の内からそれを出したいなと。現チャンピオンとしても、強さを証明する絶好の機会かなとも捉えているので、次回こそは、「海人選手との試合を見てみたい」と思われたり、「ここをクリアできる?」と心配されるような海外の強豪選手を用意してもらえるように、今回の試合をKOで勝って、見せつけたいと思います。

▼70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
vs
荒尾祐太(チーム吉鷹)


« »

  • シュートボクシングとは
  • SBルール
  • ランキング
  • 選手一覧
  • S-cup
  • Girls S-cup
  • ジム紹介
  • youtube