シュートボクシング
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11.24 都木航佑「来年の自分の飛躍につながる試合になる」

 2025年11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『~SHOOT BOXING 40th Anniversary~S-cup×GZT 2025』の第11試合でRISEミドル級2位・憂也(魁塾)と対戦するSB日本スーパーウェルター級王者・都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)。遂に決定したRISE上位ランカーとの対戦を前に、SB日本王者はどのような戦いを見せるか。

――前回10月大会ではベルギーのサイヤン・ウォーリヤーを相手に2RKO勝ちでした。

都木 念願の国際戦だったのですが、結構気合いが入りましたね。相手の情報も少ないですし、いろんな人種の方の戦い方にすごく興味があるのでワクワクしました。僕は意外と極真時代はそんなに外国人選手と対戦したことはなく、そういう点でもキックボクシングやSBに転向してからは楽しいですね。試合結果としては、久々のKO勝ちだったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。相手は身体能力がめちゃめちゃ高かったのを感じましたね。ロクク・ダリ選手とやった時とはまた違う勢いを感じました。

――どのあたりで身体能力が高いと?

都木 ヒザ蹴りの高さやジャンプ力はとんでもない高さだったので、試合中にやっぱりすげーな! と感じましたし、ローキックのモーションが速かったので驚かされました。

――組んだ感じのフィジカルの強さはどうだったんですか。

都木 組んだ時にSBで使えるようなフィジカルは自分の方があるなと感じましたね。

――相手の情報がほとんどない中での試合でしたが、極真時代のそういう経験が活きたと感じる部分はありました?

都木 そうですね。格闘技を始めてからSBに来るまでは相手のことを研究しないで自分の動きを貫き通すことが多かったので、相手の情報がなくても対応できる力や変に慌てないことは、極真のトーナメントで培われたものかもしれないですね。

――今回もご自身の念願通り、他団体の実力者との対戦が決まりました。

都木 他団体のトップクラスの選手が相手ということで、テンションがめちゃくちゃ上がりましたね。このタイミングで当ててもらえるんだなと。しかも、まさか憂也選手がSBのリングに来るとは思っていなかったですし、RISEの別の上位ランカーの選手が来ると思ってました。

――選手としてはどういう印象がありますか?

都木 パンチから組み立てることもできるし、蹴りから組み立てることもできるし、特に自分の得意な距離に入った瞬間の強さがあるなと。あと、ビデオを見て研究していると、試合ごとに強くなっているのを感じましたね。

――試合のイメージはできあがってますか?

都木 だいぶイメージは固まっていて、今は最後の詰めの段階には入ってます。10月大会で川上叶選手とRISEの牧野騎士選手が対戦して、RISEルールにない牧野選手の組みの弱さが露呈して川上選手の首相撲からのヒザ蹴りでKO負けしたことで、そういうのも参考になったのですが、憂也選手はベテランなのでそういう面はしっかり対策をしてくるだろうし、でもそこで対策したところで付け焼き場じゃないですけど、僕とは一日の長があると思います。

――SBルールということで、当然、投げ技や立ち関節も駆使して戦うことも考えてますか?

都木 自分的にはRISEルールで戦ってもいいと思っていたぐらいの相手なんですけど、SBルールで決まったので、全部を使ってやろうかなと。憂也選手もその辺を対策してきてると思うので、その距離になれば、自分の使える技を全部使っていきます。

――憂也選手は2連続KOで勢いに乗ってますが、そこは警戒してますか?

都木 KOしてるから警戒してるというのはないのですが、攻撃力は高いんだろうなと思いますし、それこそ自分が戦ってきた中では一番強い相手になると思うので、そういうところも含めて楽しみです。

――憂也選手は今回のSB参戦の理由としては、RISEのタイトルを持っている海人選手への挑戦のアピールとして、SB日本チャンピオンの都木選手を倒しておけばいいアピールになるということでSB参戦を決めたということでした。

都木 憂也選手が海人選手とやりたいと言っているのはもう分かってますし、そう思ってるならいいんじゃないですか。憂也選手からしたら、僕のことは「誰だ、こいつ?」ぐらいな感じだと思うので、自分は特に何も思わないですけど、憂也選手が考えているようには行かせないのも僕の役目だと思いますし、試合後に“SBには都木もいる”というのが分かるんじゃないかなと思います。

――RISEミドル級2位の憂也選手と対戦するということで団体対抗戦という意識もありますか?

都木 自分の中では特にそんな意識はないんですけど、そういう位置づけの試合になると思うので、SBとRISEのナンバー2対決になるので、そういう意味でも面白いんじゃないかなと思います。

――ここで勝って、来年はどういったことを目標にしていますか。

都木 自分的に、憂也選手は今ONEに出ている70kgの日本人選手、海人選手、野杁正明選手、和島大海選手、安保瑠輝也選手の次ぐらいに評価が高い選手だと思っているので、ここを越えれば自分の中の世界も変わると思いますし、来年のビジョンも変わるんじゃないかなと。世界に向けてより自分の確固たる実力を持てるようになりますし、そういう面ですごく来年の自分の飛躍につながる試合になるんじゃないかなと思います。SB40周年記念興行でそういうマッチメイクが組まれたことで、シーザー武志会長、緒形健一代表、統括本部長の森谷吉博さんに感謝していますし、今年最後のSBの興行なので、僕もめちゃくちゃ盛り上げる一員になります。

▼第11試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
vs
憂也(魁塾/RISEミドル級2位)


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