シュートボクシング
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11.24 川上叶「最後に彪太朗君とやって僕が優勝する」

 2025年11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『~SHOOT BOXING 40th Anniversary~S-cup×GZT 2025』のS-cup世界フェザー級トーナメント一回戦でRISEフェザー級王者・安本晴翔(橋本道場)と対戦する川上叶(龍生塾)。2022年12月に勝利している安本を返り討ちにし、決勝戦で山田彪太朗へのリベンジ&優勝を果たすか。

――前回10月大会の牧野騎士戦ではヒザ蹴り連打で2RKOといい勝ち方でしたが、あのフィニッシュは狙っていたものなんですか?

川上 1R目は普通にいつも通りやっていこうと思っている中で、向こうも若干、1Rは様子を見ていたと思うんですよ。2Rから来ると思っていたので、組んでヒザ蹴りを狙ったらKOできました。僕自身はあんなにスカッと勝てるとは正直思ってなかったのでラッキーやったという感じですね。RISEの選手は首相撲の展開に慣れていないことを突いたのですが、あれだけ首相撲ができないとは思ってなかったので、正直、SBのリングに上がるんやったら、それぐらいはできないと絶対にやられますよね。

――査定試合だった牧野戦をクリアしてS-cup世界トーナメント参戦が決まりました。

川上 査定試合を一個一個勝っていってトーナメント出場権をようやく勝ち取ったので、素直に嬉しいです。

――トーナメントの組み合わせを見てどうでしたか?

川上 一回戦の相手は安本選手になり、もう一回戦のことしか考えられへんぐらいのメンタルを作っているので、他の選手とはそこの違いが出るんじゃないかなと思っています。

――記者会見で川上選手は「多分予想なんですけど、一回戦で一番強い奴と当たって、最後にも強いやつと当たる感じがします」と言われてましたが、一回戦で安本選手が来るというのは予想してました?

川上 一回戦は安本選手かタイ人になると予想してましたね。

――安本選手とは3年前に対戦して勝っていて、どういった印象がありますか。

川上 やっぱり強いし、一発の怖さのある選手やなと思いますね。僕は試合の時に怖いなと思わないですけど、安本選手とやると決まってから結構ヒリヒリしています。

――ご自身的には、前回の試合で勝敗を分けたポイントはどういうふうに感じていますか。

川上 最初からいけるなとは感じていて、そんなに差はがっつり開いてないですけど、徐々に延長戦まで行くにつれて差がちょっとずつ見えてきたことが勝敗のポイントだったと思います。

――安本選手は川上選手と対戦してやりづらさを感じたと言われていたんですけど、ご自身もやりづらそうだなと感じてました?

川上 僕は普通に戦っていただけなので、そこは正直わからないですね。でも、今回も同じような結果になる自信もあります。安本選手はリベンジを狙って絶対に気合いが入っていると思うし、RISEチャンピオンとしての責任感が多分強いと思うので、そういう安本選手を倒して勝ったら文句ないと思うので、そういう面でモチベーションも上がってます。正直なところ、1回勝っていることはあんまり気にしてないですし、何の自信にもならないので、次がホンマの勝負やなと。

――準決勝は山田虎矢太選手とメイマン・マメドフ選手のどちらが勝ち上がってくると予想していますか。

川上 マジでわからへんなぁと思っていて、マメドフは結構強いと思うので虎矢太君はワンチャン、1回戦敗退もありえるのかなと思っています。純粋に考えて、アゼルバイジャンでケラモフらと普段練習していて、そんな僕らのことは怖くないと思うんです。試合を少し見たところ、巧いし、やりにくそうやなと。人種的な強さもありますし、虎矢太君は噛み合うタイプには強いですけど、ああいうタイプはそんなに得意じゃないと思います。

――安本選手がインタビューで過酷なブロックだと言われてましたが、ご自身もそう思いますか?

川上 そうですね。僕も過酷だと思います。

――反対ブロックの勝ち上がりはどうイメージしていますか?

川上 古木選手は柔道の経験もあり、タイ人は投げられる経験もなく、投げられやすいイメージがあるので、前方への投げで古木選手が勝つと思っていますね。でも、反対ブロックはやっぱり彪太朗君が勝ち上がってくるのかなと。でも、サタントン選手が一回戦で勝ったらちょっと分からない展開になりますね。

――決勝戦では今年4月に負けている彪太朗選手にリベンジしたいですか?

川上 そうですね、決勝戦でぜひやりたいですね。大舞台でリベンジするのが一番望ましいのですが、まずは一回戦で勝つことに集中しています。

――SNSを拝見したところ、BELLWOOD FIGHT TEAMに出稽古に行かれてましたけど、どういった理由で行かれたんですか。

川上 鈴木博昭さんはS-cup世界トーナメントを過去に制覇してますし、内藤大樹さんはRISEのワンデートーナメントで優勝しているので、いろいろとトーナメントのことを聞いたり、色々と技術的なことを何か変えておきたいなと思ったので、学びに行きました。めちゃくちゃ掴めることが多かったし、刺激にもなりました。内藤さんはONEの試合前やったんですけど、トレーニングを一緒にやらせてもらったり、ためになる1週間でした。その後、内藤さんはONEで勝ってたし、めっちゃなんか刺激をもらえましたね。

――S-cupを制覇したら、来年はどういったことを考えていますか。

川上 それはもう獲ってから考えます。今は獲ることしか考えられないですね。あのベルトはマジカッコよくて、小さい頃から憧れていたのでマジ欲しいですね。。一回戦から僕と安本選手のマッチメイクは結構面白いと思うんで楽しんでもらって、決勝戦まで僕が上がっていって、最後に彪太朗君とやって僕が優勝するんで、楽しみにしてください。

▼S-cup世界フェザー級トーナメント一回戦(3) 58.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長1R
川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位)
vs
安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)


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