4.11 山田彪太朗「今までの山田彪太朗ではない、新山田彪太朗を見せたい」

2026年4月11日(土)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ第二戦『SHOOT BOXING 2026 act.2』のメインイベントでSB日本フェザー級4位・魁斗(立志會館)と対戦するSB日本フェザー級王者・山田彪太朗(シーザージム)。昨年11月のS-cup世界フェザー級トーナメント決勝戦で安本晴翔に敗れた彪太朗は再起戦でどのような復活劇を見せるか。
――昨年11月のS-cup世界フェザー級トーナメントは準優勝に終わりました。
彪太朗 正直言って、自分のやりたいパフォーマンスができなかったというか、試合前から自分の体と心がうまく噛み合わなかったところがあって、いろいろ反省や悔いが残る試合になってしまいました。
――やはりプレッシャーも大きかったですか?
彪太朗 そうかもしれないですね。大舞台でベストパフォーマンスを出せなかったことは自分の弱さでもあるので、言い訳とかは何もないんですけど、今の状態でやれれば、もっと違った展開になったのかなとか、いろいろと思うところはあるので未だに悔しいですね。
――一回戦のフランスのジョシュー・アブサロン選手はタフなボディで結構スタミナをロスしたように見えました。
彪太朗 そうですね。アブサロン選手もだいぶ強かったです。打たれ強くて体も大きかったですよね。正直なところ、一回戦目が終わってめっちゃ疲れてしまい、なかなか回復がし切れない状態で準決勝に臨み、そこでさらに削られてしまった感じでした。
――準決勝のサタントン選手はムエタイのテクニシャンタイプだっただけにやりづらそうでした。
彪太朗 サタントン選手は攻撃力があるわけじゃないんですけど、絶妙に上手くて、なんとか僕が3R目の投げでシュートポイントを取ることができてギリギリ生き残ることができました。
――決勝戦までに6R戦っていて、スタミナやダメージはどうだったんですか?
彪太朗 決勝前はスタミナも疲労もありましたし、痛いところもあったんですけど、準決勝より逆に決勝戦の前の方がリラックスはできてたかなと思います。
――準決勝で虎矢太選手が安本晴翔選手に1RKO負けしてどういう心境だったんですか?
彪太朗 虎矢太と決勝戦で山田ツインズ対決することが目標でもあったので、『虎矢太が先に負けちゃったか……』と思ったんですけど『もうちょっと安本選手を削ってから負けてくれよ、もう1Rは粘ってくれよ』って(苦笑)。虎矢太が負けたショックはありましたが、すぐに気持ちを切り替えて決勝戦に臨んだんですけど、安本選手は間違いなく虎矢太に勝ってイケイケで来るだろうなとは思ってましたね。
――決勝戦前には虎矢太選手から何かアドバイスはあったんですか?
彪太朗 僕のコンディションがあまり良くないことを虎矢太は分かっていたので、それを含めて「こうした方がいいんじゃないか」「安本選手はあっちの足を痛めているぞ」といったアドバイスを踏まえて作戦を立てて臨みました。
――結果、キャリア初のKO負けでしたけど、今振り返ると?
彪太朗 完全に負けちゃいましたね。安本選手の勢いもすごかったですね。言い訳というか、負け惜しみと言われてもいいんですけど、実際、安本選手と戦いながらも、これは強い、これは勝てないなと思うような相手ではなかったんです。本当に自分がもうちょっといい動きができたら、何とかなっていたし、僕が勝っていたと思います。
――トーナメントが終わって山田ツインズの2人はどういった過ごし方をしたんですか。
彪太朗 僕は結構ダメージがあったので、ガッツリ練習を休んでダメージ、体の疲労も抜いた期間を結構作ったんですけど、虎矢太はトーナメントで2試合やっても計2R分しかやってないので、「いつもの試合より俺は戦った時間は少ないんだ」と言って、ノーダメージだと言い張ってました(笑)。
――今までにないぐらい落ち込みもありました?
彪太朗 ヤバかったですね。プロキャリアで負けたのが4回目だったんですけど、この1敗はちょっと重みが違ったというか。安本選手が勝ってRISE勢が盛り上がっているのも正直ムカつくし、安本選手がベルトを巻いているのも悔しいし、トーナメントを振り返っても正直、僕が主役みたいなところはあったと思うので、ここを俺は取れなかったか……って結構落ち込みましたね。
――虎矢太選手とは、これからまた頑張っていこうといった掛け声はあったんですか?
彪太朗 ありましたね。負けちゃったのはしょうがないし、山田ツインズはこんなもんじゃないよねって。さらにいいストーリーができたと思って、ここから安本選手を二人でハサミ打ちしていくようなストーリーを作っていきたいと思っています。
――では二人とも安本選手へのリベンジを目標に?
彪太朗 安本選手としては、S-cupを制覇してるからやりたくないと思ってるかもしれないので、二人でいろんな相手をバチバチに倒して目の前に踊り出てやろうかなと思ってます。RISEのリングに乗り込んででも追い込んでいきたいと思っていますが、海人選手の次のエースとして今後のSBを支えていくのは山田ツインズでありたいし、SBの大会を盛り上げるのも使命なので、そこを調整しながら全てを取り返したいですね。
――前回2月大会では笠原三兄弟がSBのリングを盛り上げたわけですけど、どう見てました?
彪太朗 すごい良い試合を笠原三兄弟がしてくれて、2026年にシュートボクシングの良い波が来てるので、ここでさらに波に乗れるようなそういう試合をしなきゃいけないなと思ってます。
――笠原三兄弟よりも盛り上げる自信は?
彪太朗 盛り上げたいですね。笠原兄弟が良い試合をしてくれたことで、めちゃめちゃいい刺激になってるので、ここで俺たちもっていう気持ちは強いですね。
――今回、再起戦の相手としては魁斗選手という難敵が用意されたわけですけど、意外にも初対決なんですね。
彪太朗 そうですね。昔から知ってる選手で、ディフェンスとかいろいろな技術が巧いなとずっと思っている選手なんで、そういうところを注意しています。ただ、虎矢太が去年に魁斗選手を1RKOしているので、どうしても比べられると思うんです。僕も1R目から倒しに行こうかなと思ってます。
――虎矢太選手から何かアドバイスはありました?
彪太朗 ありました。ここではまだ言えないんですけど、具体的なアドバイスもらって、今は虎矢太のアドバイスもしっかり聞きながら対策を立てている感じです。
――では、虎矢太選手よりも短い時間で倒す可能性は?
彪太朗 虎矢太とはファイトスタイルが違うのですが、早いラウンドで倒します。いろんな作戦があるので楽しみにしてもらえれば。もちろん早くKOできるのは一番いいのですが、また違った虎矢太にはできない魅せ方も見せていきたいなと思っています。
――魁斗選手を研究する上で、虎矢太すげえなって思うことはありました?
彪太朗 ありましたね。なんであれで倒せるんだろうとか。虎矢太は僕が持ってないものを持ってるので、虎矢太だからこそ倒せたところは正直あると思いますね。魁斗選手は魁斗選手で、山田ツインズ2人に揃って負けるわけにはいかないと思っていると思います。しかも僕は今チャンピオンじゃないですか。僕は別にタイトルを懸けても良かったんですけど、ここで僕を倒せば次は絶対タイトルマッチになるなと思ってると思うので、めちゃめちゃ気合いは入ってると思いますよ。
――安本選手に勝っている魁斗選手だけに、安本選手へのリベンジに向けてもいいアピ―ルになると思いますか?
彪太朗 そうですね。ここで外国人選手とやるより、実力が分かりやすい日本人選手と決まったのは僕の中ではいいカードだな思います。今回、僕がメインなのでド派手なインパクトを残したいなと思っています。
――SBエースの座も狙えますか?
彪太朗 もちろん狙っていきます。やっぱり彪太朗は凄いな。次を任せられるなって。いろんな試合内容、パフォーマンスもいろいろ含めて、2026年は意識を変えていこうかなと思ってます。
――今年はどういった戦いをしていきたいですか。
彪太朗 2026年は人のために戦いたいですね。これからも自分のために戦うんですけど、やっぱり人のために戦うことによって、もう一歩踏み出せるというか、自分一人じゃ出せないパワーが出せるなとこの前のS-cupで思ったので、そういったところを見せていきたいですね。感動するような試合を見せていきます。まずは、次の再起戦。今までの山田彪太朗ではない、新山田彪太朗を見せたいと思っているので、ぜひ楽しみにしていてください。























