坂本優起、島田洸也、高橋藍が練習を公開 「最後はハイキックで倒したい」（島田）

4月9日、都内・シーザージムにて、4.18後楽園ホール大会に出場する坂本優起（SB日本スーパーウェルター級王者）、島田洸也（SB日本フェザー級王者）、高橋藍（SB日本女子バンタム級2位）が公開練習を行なった。坂本と島田はスパーリング、高橋はタイ人トレーナー・ダムさんとのミット打ちを披露。

昨年から後楽園大会に連続出場中の坂本は、2月大会ではビッグネームである長島☆自演乙☆雄一郎に勝利して株を上げたが、本人は「まだ納得できていない部分もあります。イメージ通りの勝ち方ができていない。攻撃が偏りすぎるクセがあるので」と、まだまだ満足できていない様子。今回はMMAファイターである山本勇気との対戦だが「総合の選手は、僕にはやりにくいですね」と言う。「極端に打撃がうまい感じではないですけど、一発がある。ぶん回しフックみたいなパンチをもらわないようにしたい」と警戒する坂本。しかし「相手が総合の選手だろうが、自分のシュートボクシングをするだけ」とも語った坂本。スパーリングではフロントチョークも見せるなど、MMAファイター相手に打撃だけでなく“立ち技総合格闘技”で勝負するつもりのようだ。今年のテーマである国際戦も「そいろそろやりたいですね」と語っており、インパクトのある勝利を収めたいところだ。

島田は2月大会に出場が決定していたが、大会前日に相手が倒れ、試合中止に。それだけに「練習してきたことを2回分出せる」と意気込んでいる。今大会ではランキング1位の元貴とノンタイトル戦で対戦。内容しだいではタイトルをかけての再戦もありうるマッチメイクだ。島田も、元貴を「前より勢いがある」と評価している。「チャンピオンになってから、試合に対する心構えが変わりました。今までは挑戦する気持ちでやってましたが、今はリスクがあるし、負けられないと思います。ただ、それを考えすぎると守りに入ってしまう。自分からガンガン攻めて、格の違いを見せたい」チャンピオンとしての思いを、そう語った島田。手数が多い元貴に対して「足で止めて、最後はハイキックで勝ちたい」とも語っており、王者としての新境地が問われる一戦になりそうだ。

SB女子を代表する選手である高橋は、空手・キックで活躍してきた谷山佳菜子との対戦が決まっている。蹴りを多用し、フットワークが巧みな谷山の動きを研究しているという高橋は「打ち合いになったら嬉しいですけど、そうならなくても大丈夫な練習をしています」と言う。パンチとヒザ蹴りを得意とする高橋だが、谷山に対しても観客に対しても「イメージと違うところも見せたい」と言う。また「久しぶりの試合で、一番好きな後楽園。お客さんに倒す姿を見せたいし、次を見据えるためにも谷山選手を踏み台にしたいです。あらゆる場面でKOを狙って、エゲツないけどボディで倒したいですね」とも語った高橋。夏には女子大会『Girls S-cup』も控えているだけに、女子戦線をさらに盛り上げるような試合に期待したい。
 

大会概要

◆イベントタイトル：「SHOOT BOXING2015～SB30th Anniversary～act.2」
◆開催日時：2015年4月18日（土）　OPEN17:00／本戦START17:30
◆会場：後楽園ホール
◆主催：シュートボクシング協会
◆認定：シュートボクシングコミッション
◆映像協力：ニコニコ動画／Gyao!
◆協力病院：格闘メディカル協会／東京警察病院／森川医院
◆衣装協力：BEAMS
◆チケット料金：RRS席15,000円（パンフレット付） ／RS席10,000円／SS席／7,000円／A席5,000円／B席4,000円　※当日券は各￥500UP
U-18チケット（当日券のみ）
18歳以下のお客様に限り、当日券立見チケットを1,000円にて販売いたします（要身分証提示）。◎販売所＝後楽園ホール1F当日券売り場
◆お問い合わせ：シュートボクシング協会　TEL03−3843−1212

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