シュートボクシング

石川、地元で凱旋勝利! 7.31新潟大会詳報

7月31日、朱鷺メッセにてシュートボクシング初となる新潟大会が開催された。朱鷺メッセはEXILEなどもライブを行なう大会場だが、当日は1465人と満員の観衆。前半戦から熱い試合が続いていった。
メインに登場したのは、地元・新潟市出身の石川剛司。ムエタイの強豪コーポーン(元ラジャダムナン・スタジアム認定フェザー級4位)と対戦した石川は、1Rからパンチ主体に前進していく。対するコーポーンは石川に連打を許さず組みついてヒザ蹴り。パンチの石川とヒザのコーポーンという構図で一進一退の攻防が続き、本戦の判定は0-0でドローに。
そして延長1R、石川は疲れの見えたコーポーンに対しさらにパンチで前進。わずかな差ながら、判定2-0で石川が勝利を収めた。
地元での凱旋勝利に、石川は「お久しぶりです。最高の場所で闘えて、本当に感動してます。この新潟で、シュートボクシングのリングで、男にさせてもらいました」と挨拶。リングに上がった両親とともに、地元ファンの喝さいを浴びた。
またセミファイナルでは、同じく新潟県(魚沼市)出身のキックボクサー・マグナム酒井がシュートボクシング初参戦。SB重量級の新鋭・吉田高行を相手に終始、優勢に試合を進め、2Rに得意とするボディへの左フックを炸裂させて貫禄のKO勝利。試合後、マイクを握ったマグナムは地元での勝利に感極まったか声を詰まらせる場面も。
大会後、シーザー武志会長は「メインの石川は(大会の準備等もあって)疲れたんじゃない? 地元で負ける怖さもあるし。相手のタイ人も逃げるのがうまかった。そんな中で、故郷への恩返しはできたんじゃないかな。試合は消化不良の部分もあったけど、(両親との)最後の場面は泣けてきましたよ。マグナムの男泣きにもグッときたね。それと、若い選手の元気がよかった」と大会を総括。また新潟での大会に関しては「地元の選手に頑張ってほしいし、続けていくことで根付くものがある。また新潟でやりたいし、地方にはどんどん進出していきたいですね」と、地方大会のさらなる充実を考えているようだ。
大成功に終わった初の新潟大会。次の開催にも期待したい。
〈RESULTS〉
第8試合(60kg契約)
○石川剛司(シーザージム)vsコーポーン・ポー.アビシット(タイ)×
※延長1R判定2-0
第7試合(83kg契約)
○マグナム酒井(武魂村上塾)vs吉田高行(シーザージム新小岩)×
※1R1:35 KO(左ボディフック)
第6試合(62kg契約)
○菅原悠二(シーザー力道場)vsキ・ヒュク・チョイ(韓国)×
※判定3-0
第5試合(55kg契約)
○伏見和之(シーザー力道場)vsイ・ヒュンユ(韓国)×
※1R2:20 KO(左ボディフック)
第4試合(70kg契約)
○坂本優起(シーザージム)vs藤石義和(ピロクテテス新潟/FELLOWS)×
※判定3-0
第3試合(62kg契約)
○石塚勇史(シーザージム)vs島岡和樹(TIGER GYM JAPAN)×
※1R2:34 TKO(3ノックダウン)
第2試合(54kg契約)
○内藤大樹(ストライキングジムAres)vs川野光(KAGAYAKI)×
※判定3-0
第1試合(73kg契約)
○JANBO YO-SUKE(シーザージム新小岩)vs金澤勇(ピロクテテス新潟)×
※判定3-0
オープニングファイト2(50kg契約)
○櫛間美乃里(ストライキングジムAres)vs大島裕美(KAGAYAKI)×
※判定3-0
オープニングファイト1(56kg契約)
×大西譲(士魂村上塾)vs今井貴徳(SAI-GYM)○
※3R1:58 KO(右フック)


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