決戦前日、神村の優勝宣言にハム・ソヒが噛みつく!
8月18日に行なわれた「Girls S-cup2011」記者会見の第二部には、トーナメントに出場する8選手とシーザー会長が登場。
それぞれが抱負を述べる中、優勝候補として注目を浴びる神村エリカは「明日に向けて、最後まで全力で調整してきました。キック・ムエタイ代表として、私が優勝しなければ意味がない。SBでも神村は強いんだなと言われるように頑張ります」と堂々の優勝宣言。出場メンバーの中で最も体格が小さい神村だが、その点に関しても「パワーは体重とは違うと思ってるんで。私は男子にも通用すると思ってます」とあくまで強気のコメントを貫いた。
そんな神村の言葉への感想を求められた他の選手たち。最後にマイクを握ったハム・ソヒは、強烈な対抗意識を感じさせた。「神村選手は自信満々ですが、結果が出なければ何も言えない。その自信がいつまで続くのかなと思います。時間の問題でしょう」とバッサリ。女子総合格闘技のトップファイターとしてのプライドを感じさせた。
神村も、他の選手の計量を見た感想として「バランスがいいのはハム・ソヒ選手。決勝に上がってくると思うので注意してます」とファイナルの相手はハム・ソヒと予想している。果たして、キックと総合のトップ対決は実現するのか。それとも他の選手が割って入るのか……。女子立ち技女王の称号は誰の手に!?
〈出場選手のコメント〉
岡加奈子
「去年、一昨年とオープニングファイトで、今年はトーナメントに出られるということで一生懸命やってきました。よろしくお願いします」
WINDY智美
「もともとキックでデビューして、それから総合が流行っていたので試合をするために総合にも出ていたんですが、5年ぶりに立ち技に帰ってくることになりました。このメンバーを見て、戻ってきてよかったと思ってます。どの選手とやっても悔いのない試合ができます。久しぶりの立ち技なので、優勝したいというのもあるんですが、5年前より選手は強くなっていると思います。みなさんの強さを知りたいです。5年前は私が一番強いと思ってたんですが、今はどうなのか。楽しみです」
吉田実代
「やってきたことを一生懸命出して、熱い試合をしたいと思います。戦歴がないので、挑戦するつもりでやりますが、もちろん優勝する気持ちはあります」
V.V Mei
「明日はやってきたことを全部出さなきゃなので。みんな、私が投げしかできないと思ってるんでしょうけど……投げしかできないので(笑)、そこを見てほしいです。神村選手は打撃のトップの選手ですが、私は総合の選手で、SBでは投げが得意。SBならではの動きで自分のいいところを出せたら(勝つ)可能性はあると思います」
MINA
「前回と同じ内容なんですが、優勝して被災地の宮城県にベルトをもって帰りたいです。本当に楽しみで、早く明日が来てほしいです。V選手は投げが得意ですが、私は打撃の選手。打撃でボコボコにしたいと思います。今回、減量は10kg。明日は60kgくらいに戻ってると思います。実績も経験もないんですけど、私も自信満々なので神村選手のコメントは気にしてないです」
藤野恵実
「明日は闘いたかった選手との試合なので楽しみです。フィジカルは私が一番強いと思うので、グチャグチャにして一番楽しい試合にします」
ハム・ソヒ
「明日、試合、最後まで頑張ります(日本語で)」