SHOOT BOXING

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11月6日、東京ドームシティホールにて、シュートボクシングと修斗の合体イベント『SHOOT the SHOOTO』の2日目が開催された。

SB主催大会となるこの日は、シュートボクサーと他ジャンルの選手たちによる対抗戦が数多くラインナップ。中でもSBvs修斗として注目された宍戸大樹vsリオン武は、一進一退の攻防の中、リオンがシュートポイントを奪って勝利。前日からSB敗北が続いていた修斗勢だったが、大将戦という意味合いの試合で勝利したことになる。

メインではアンディ・サワーとトビー・イマダが対戦。昨年の『S-cup』準決勝のリベンジに燃えるサワーは、トビーの得意技である投げを完璧にディフェンス。隙を突いたヒザ蹴りで先制のダウンを奪うと、2Rにもカウンターのパンチでトビーをダウンさせる。その後もサワーは優位に試合を進め、判定3-0で勝利。リベンジを達成し、完全復活をアピールした。

 

第10試合

○アンディ・サワー(3R判定3-0)トビー・イマダ×

[詳細]1R、トビーはボディから組むとさらにボディを放つが、サワーは距離を空けるとフックで応戦。トビーは投げを狙うも、サワーは防御。終盤、トビーの投げ狙いをしのいで突き放すと、一瞬背を向ける格好となったトビーに飛びヒザ。これでトビーはダウン! 2R序盤、サワーはトビーの右フックに左フックを合わせ、またもダウンを奪う。その後もパンチ、ヒザ、顔面への前蹴りとサワーの攻勢が続き、サワーが投げを狙う場面も。3R、後のないトビーはパンチで出るが、サワーはパンチ、ヒザと攻め続け、ペースを渡さない。投げの防御にロープを掴んでイエローカードが出されたものの、最後までサワーの攻勢が続き、判定は大差でサワー。サワーが力の差を見せつけてのリベンジに成功した。

 

第9試合

×宍戸大樹(3R判定2-0)リオン武○

[詳細]1R、足を使ってロー、ミドル、前蹴りを繰り出す宍戸に対し、リオンはパンチでフェイントをかけながらローで応戦。足払いで何度か宍戸をマットに転がす。終盤にはリオンが投げを狙う場面も。2R、宍戸の蹴りにパンチを合わせていくリオン。宍戸は右をヒット。3R、序盤にリオンの右がヒットし、宍戸は劣勢を強いられる。宍戸はしのぐと右をヒット、ハイ、バックハイで反撃するが、リオンは捕獲しての投げに成功し、シュートポイント1を奪取。終盤にもリオンがバックに回って投げを狙い、切り返した宍戸が首を取ったところでゴング。判定はシュートポイントが響き、ジャッジ2者がリオンを支持。2日間にわたるSBと修斗の対抗戦は、最後の最後になって修斗が大きな勝ち星をものにした。

 

第8試合
○鈴木博昭(3R判定3-0)西浦“ウィッキー”聡生×

[詳細]1R、ローを出していく鈴木に、西浦はガードを下げた独特の構えから右を中心に左右フックを強振。鈴木は時折ハイも交えつつ、ローを打ち続ける。2R、鈴木は左右フック、西浦は左ストレートをヒット。中盤に鈴木は左フックでダウンを奪う。終了間際にも、鈴木は変則的なタイミングから右ハイをヒット。3Rは互いに一発を狙う展開が続いたが、終盤に鈴木が左右フックをラッシュし西浦の動きを止める。判定はダウンも取った鈴木が取り、またも総合選手との決戦に勝利した。

 

第7試合
○ボーウィー・ソーウドムソン(3R判定3-0)ドラゴ×

[詳細]1R、ローで攻めるドラゴに、ボーウィーはワンツー、ボディ、フックとパンチ勝負を仕掛ける。ドラゴは右ストレートでボーウィーに一瞬腰を落とさせかけると、右ハイもクリーンヒット。だがボーウィーは動じない。2R前半、ボーウィーはコーナーに詰めるとボディ、左右フックからラッシュ。さらに投げも狙うがドラゴがロープを掴んで防御し、イエローカードを受ける。後半、ボーウィーは抱え上げての投げに成功し、シュートポイント1を奪取。終盤、ドラゴは左右パンチで反撃。ボーウィーは3Rの乱戦の中でも抱え上げての投げでシュートポイント1を奪取。終盤には激しい打ち合いとなったが、ここでも両者は一歩も引かず。判定はシュートポイントの差でボーウィーが勝利。ド迫力の外国人対決は、ボーウィーがSBルールでの経験の差で勝利をもぎ取った。

 

第6試合
×鈴木悟(3R判定3-0)クリストフ・プルボー○

[詳細]1R、ロー、前蹴りを放ってくるプルボーに、鈴木はパンチから組みにいくが、プルボーはボディ、顔面にヒザ。鈴木は後半、ジャブから右をヒット。が、プルボーのローに鈴木の足は止まりかける。2R序盤、プルボーは前蹴りで鈴木を突き飛ばす。その後もプルボーのローに、鈴木は後退を強いられる。3R、鈴木はパンチで出るが、プルボーは捕まえてヒザを連打、離れるとハイ。投げに活路を見出そうとする鈴木だが、プルボーは防御。終盤までパンチも繰り出したものの鈴木は状況を打破することはできず、大舞台で痛い判定負けを喫した。

 

第5試合
○ヘンリー・オプスタル(延長判定3-0)郷野聡寛×

[詳細]1R、左フックから右ローのコンビネーションを主体に攻めるオプスタルに、郷野は足とボディワークで対応するが、中盤にオプスタルはロープに詰めると左フックからの右ストレートでダウンを奪う。2R、郷野はジャブとローで攻め、中盤には抱え上げての投げでシュートポイント2を奪取。3R、オプスタルのローブローにより一時中断。郷野は蹴り足を掴んでの右ストレート、左フックをヒット。判定は三者三様でドローとなり、延長へ。延長Rは郷野はオプスタルのローにたびたび効いた様子を見せ、オプスタルは右ハイもヒット。郷野もロー、パンチと攻めたが、オプスタルがジャッジ三者の支持を集め、勝利を得た。

 

第4試合
○松花征也(1R2分55秒、TKO)水町浩×
※左腕負傷で試合続行不可能のため

[詳細]パンチとミドルで前に出る松花に、水町はフックとヒザ、ローで応戦。松花は首投げでシュートポイント1を奪取。後半、松花が出した投げはポイントにはならなかったが、これで水町は左腕を脱臼。すぐに試合がストップされ、松花のTKO勝ちとなった。

 

第3試合
×菅原悠次(延長判定3-0)池上孝二○

[詳細]1R、ジャブを出しながら前に出る菅原はロー、ボディ、左ハイ。中盤には首投げでシュートポイント1を奪取。池上は下がりながらもパンチ、奥足へのローを繰り出す。2R、池上はローを連打。菅原はボディから右フックの連係で攻勢を掴むが、池上はロー、左ハイで反撃。3Rも菅原がボディ、ミドル、アッパー、池上がロー、ハイで互いに譲らない。判定は池上に一票入ったがドロー。延長R、菅原はボディ、池上はパンチとヒザを主体に攻めるが、後半にヒザ連打を集中した池上が制して勝利を掴んだ。

 

第2試合
○MINA(3R判定3-0)藤野恵実×

[詳細]身長とリーチに勝るMINAは足を生かして出入りし、ジャブ、ロー。1R中盤には右ストレートをヒット。藤野はMINAが出てきたところにパンチ、ローを合わせ組むとヒザ。2R終盤には藤野がラッシュをかける。3Rには打ち合いで鼻血も出させヒザ、顔面への前蹴りも決めたMINAが判定勝利を決めた。

 

第1試合
×西村昌平(3R判定2-0)内藤大樹○

[詳細]パンチとミドル主体で攻める西村に対し、内藤は2R終盤に首投げに成功しシュートポイント1を奪取。内藤は3Rも何度か投げを狙うがこれは成功せず。判定は内藤がシュートポイント分でしのぎ、15歳の内藤がビッグイベントの幕開けで勝利をものにした。

オープニングファイト
○MIO(延長判定3-0)井上明日香×

[詳細]組みを多用してヒザなどを出してくる井上に対し、MIOはパンチで対抗。1Rには右ストレート、2Rにはワンツーをヒットするが攻勢は握れず。判定はドローとなり延長へ。後半にワンツー、ボディを当てたMIOが判定勝ちを決めた。

コメント

■アンディ・サワーのコメント

「リベンジできて凄く嬉しいね。相手のことは分かっているから、アグレッシブな試合になるだろうと思ってたけど、プランどおりの試合ができた。投げ対策もしっかりやってきたしね。これからのプランはいろいろあるけど、他にも負けている選手がいるからリベンジしていきたい。強いサワーが戻ってきたってことをアピールしたいね」

■トビー・イマダのコメント

「自分の動きはそれなりにできていたと思うけど、アンディがうまく作戦を立てていたね。ロープを何度か掴んでいたのは不満だけど。次の試合に向けて、また作戦を練って戻ってきたい」

■シーザー武志会長の大会総括

「内容はよかったんだけど、興行としてはKOがほしかったね。でも久々の『SHOOT the SHOOTO』で楽しかったですよ。修斗の選手がSBにチャレンジしてくれたのは嬉しかった。リオンくんは考えてきたことが当たったね。逆に宍戸は無策というか、右ストレートを警戒して小さくなってしまっていた。宍戸は試合後、泣いてましたね。腹を切るくらいの気持ちだと言ってました。かける言葉がなかったですよ。長くやってきて、そろそろ幕引きの時期なのかもしれない。ただ、下の選手が出てくるまでは頑張ってほしいですね。来年はどんどん、若い選手を起用していきたいです。やっぱりスポーツは新しい選手が出てこないと」

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