ツヨカワガールズ真夏の祭典~Girls S-cup2011
2011年8月19日(金) SHIBUYA-AX
8月19日、SHIBUYA-AXにて、シュートボクシングの女子トーナメント「Girls S-cup2011」が開催された。
例年以上にハイレベルなメンバーが揃った今年のトーナメント。優勝候補の筆頭である神村エリカは、一回戦で岡加奈子を2RKOに下すと、準決勝では吉田実代を1Rわずか50秒でKO。圧倒的な実力で決勝進出を果たす。一方、逆のブロックでは、一回戦で第一回大会準優勝のV.V.MeiがMINAに敗れる波乱。もう一人の優勝候補ハム・ソヒも藤野恵実に苦戦を強いられ、MINAとの準決勝も接戦に。
体力的にハンデがある中で始まった神村とハムの決勝戦。1R、キックボクサーの神村がなんと肩固めでキャッチポイントを奪取。これでリードした神村だったが、2Rに入ると、ハムがここまで封印してきた投げを使い始め、首投げを二度決めてシュートポイント2を獲得。これでハムがポイントで優位に立つ。
あとがない神村は、最終ラウンドにパンチで猛ラッシュ。ハムもこれに応じ、壮絶な打ち合いに。そして連打で神村が逆転のダウンを奪う。
目が離せないシーソーゲームは、判定3-0で神村が勝利。予告通りの優勝を飾った。
またワンマッチでは、6月大会で高橋藍とのタイトルマッチに敗れたRENAが復帰戦に臨み、サーサ・ソーアリーに鮮やかなボディブローを決めKO勝利。
復活の第一歩を記したRENAは、閉会式でマイクを握ると神村に対戦表明。11月に開催されるRISEでの決着戦を迫った。この要求を神村も受けると発言。
最高の盛り上がりを見せた「Girls S-cup2011」。そして11月の神村vsRENAへ。女子立ち技格闘技の熱は、ここからさらに盛り上がっていきそうだ。