SHOOT BOXING 2023 act.2

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2023年4月30日（日）東京・後楽園ホール

【笠原弘希がSB初のOFGでランボー撃破、<wbr />山田彪太朗が勝利しツインズ王者誕生】

第8試合

SB日本スーパーライト級（-65.0kg契約）
オープンフィンガーグローブマッチ　エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限R

笠原弘希シーザージム/SB日本ライト級王者

vs

ランボー・モー・ラッタナバンディットタイ/元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者、元ルンピニースタジアム認定スーパーライト級王者、元プロムエタイ認定スーパーライト級王者

判定3‐0　※30‐29、30－28、30－28

SB史上初の三階級制覇を達成した笠原がSB初のOFGマッチに挑戦し、ONEを主戦場とするムエタイ強豪のランボーを迎え撃った。1R、アグレッシブな攻撃を見せるランボーに、笠原は右ボディ、右ストレートを強打させるが互角の展開。2R、笠原は左ボディを突き刺し、バックドロップを見せたがノーシュート。右ミドルのランボーに、笠原は左右フック連打でグラつかせ、投げを見せてシュートポイントを奪った。3R、「もっと打ってこい」と挑発する笠原に対し、ランボーは左右フック。笠原は多彩な攻めで追うと、ランボーは前蹴りで距離を取る。終盤には笠原がラッシュを仕掛けて優勢を印象付けて試合終了。判定勝ちした笠原は「とりあえず勝ってホッとしているんですけれど、皆さん、僕の望む形ではなかった結果です。でも僕が先頭に立ってOFGマッチという新しいチャレンジを受けさせていただきありがとうございます。この結果では大きいことは言えませんが、どの団体でも誰がかかって来ても相手する準備は出来ています。OFGで試合が出来たことで、どの団体ともどの選手とでも戦いの幅が広がっていくと思います。“シュートボクサーの笠原弘希”として、僕が先頭に立ってどんどん迎え撃っていきます」とマイクアピールした。

第7試合

SB日本ヘビー級
オープンフィンガーグローブマッチ　エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限R

坂本優起シーザージム/SB日本ヘビー級4位

vs

遊笑Y’s glow/MA日本ヘビー級2位、元J-NETWORKヘビー級1位

判定0‐3　※29‐29、28－29、28－30

SB初のOFGマッチ。坂本は昨年10月、韓国で行われた無差別級トーナメメントで優勝したが、12月の南原健太戦で敗れ今回が再起戦。対する遊笑はフルコン空手をベースとし、J-NETWORKとMAキックの2団体のヘビー級で上位にランキング入りしている。1R、上下に散らすパンチの連打を見せる坂本が優勢に試合を進めたかに見えたが、2Rには遊笑が首相撲からヒザ蹴り、左ハイで徐々に流れを変える。遊笑はフロントチョークを仕掛けるなどで、坂本を追い込みジャッジ三者は遊笑を支持。3R、遊笑は左ミドル、ワンツーで前進し、パンチ連打も。坂本は打ち返すが、遊笑の攻撃の前に防戦一方に追い込まれてしまう。判定で遊笑が勝利。

第6試合

SB日本フェザー級タイトルマッチ　57.5kg契約
エキスパートクラスルール　3分5R延長無制限R

川上叶龍生塾/SB日本フェザー級王者

vs

山田彪太朗シーザージム/SB日本フェザー級1位/挑戦者

判定0‐2　※49‐59、49－50、50－50

※山田が第7代王者に、川上は初防衛に失敗

2021年12月に対戦している両者。この時は延長戦の末に川上が判定勝ちしている。川上は2022年4月に魁斗を破ってフェザー級タイトルを奪取し今回が初防衛戦。対する山田は11月の次期挑戦者決定トーナメントで優勝して今回の挑戦権を手にした。弟の虎矢太は2月大会で植山征紀をKOしてSB日本スーパーバンタム級王座を獲得した。

1R、お互いにミドルを蹴るなどで探り合う互角の展開。2Rもパンチを交錯させ、山田が右フックを当てるが差は開かない。3Rもお互いにパンチを出し合うがディフェンス能力が高いために、決定打はなく緊張感のある攻防が続いた。4R、川上は左フック、山田も左右フックを打ち返していき譲らない攻防に。5Rになると、手数を増やす山田がヒット数を増やして優勢を印象付ける。川上は左フックを当てる場面もあったが、手数で上回った山田が僅差で判定勝ち。1980年代にSB創世記の軽量級を支えた香取義和・信和（ともにシーザージム）以来のツインズ揃ってのチャンピオン誕生となった。

第5試合

SB日本スーパーフェザー級（-60.0kg契約）
エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限R

笠原友希シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者

vs

ポームロップ・ルークスアンタイ/S-1 130P王者

判定3‐0　※30‐27、30－24、30－24

89戦60勝25敗4分の戦績があり、S-1 130Pタイトルを獲得しているポームロップを相手に、笠原は1Rから蹴り技でプレッシャーをかける。2R、プレスを強める笠原は左ボディストレートでダウン奪取。さらにヒザ蹴りから首投げでシュートポイントも奪い、なかなか立ち上がれないポームロップにダウンカウントも入る。笠原はラッシュを仕掛けて仕留めにいくも、ポームロップは耐えきった。3Rも左ストレートでダウンを奪った笠原が大差を付けて判定勝ちした。

第4試合

63.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限R

基山幹太BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本ライト級2位

vs

向籽羲＝ヒュン・ツェイ・ヘイデン/香港

判定3‐0　※30‐26、30－25、30－24

今年12月にSB香港大会を開催予定のSB香港支部からの刺客ヘイデンは、坂本優起を二度破っている向柏榮の息子。1Rからヘイデンは左右ミドルで前に出ると、基山はパンチにテンカオを合わせてダウンを奪う。2R、基山は左ボディでダウンを追加し、さらに追い込も、ヘイデンは苦痛の表情を見せながら意地で耐える。3R、ヘイデンは右ハイ、左ストレートと反撃に出るも、基山はボディへのヒザ、パンチを当て追撃を許さない。基山が大差を付けて判定勝ち。ヘイデンの粘り強さも光った試合内容だった。

第3試合

70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール　3分3R延長無制限R

風間大輝橋本道場/SB日本ウェルター級5位

vs

有馬伶弍龍生塾

KO　2R1分8秒

2月のシリーズ開幕戦で“打倒極”を見せた風間が連続参戦。1Rはお互いにミドルを蹴り合い様子見のラウンドとなったが、2Rには風間がいきなり左右フック連打でダウンを奪う。さらにパンチラッシュを仕掛けてダウンを追加した風間がKO勝ちした。

第2試合

53.0kg契約
フレッシュマンクラスルール　3分3R延長2R

笠原直希シーザージム

vs

佐野和英 ※デビュー戦A☆R KICK!

判定3‐0　※三者とも30－27

1R、17歳の笠原はスピードで上回り、左ボディブローを何度もヒット。パンチの手数で圧倒するも、佐野は耐えてミドルで反撃に出る。2Rも笠原が攻撃を散らして左ボディと、攻撃の手を緩めない。3R、何度打たれても前に出続ける佐野。笠原は攻撃をまとめるも、最後まで倒れずに戦い抜いた佐野に拍手が送られた。笠原がフルマークの判定勝ち。