SHOOT BOXING Energy Fight 2023
2023年12月25日(月・現地時間)中国・広東省仏山市 佛山西樵飛鴻館
【手塚翔太、SB香港主催興行で初のタイトル奪取! 朱里&ポッシブルは惜敗】
第9試合
香港Energy Fightインターナショナル・スーパーフェザー級王座決定戦 60.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分5R延長無制限R
賈夢強(中国/戈銳武將)
vs
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーフェザー級1位)
延長判定0‐3 ※三者とも10‐9 ※本戦は50‐50、50-50、49-50 ※手塚が新王者に
抜群のテクニックと攻撃力でSB日本フェザー級トップ戦線を走る手塚は、18戦14勝4敗の賈夢強(中国)と対戦。
1Rからお互いに激しい打ち合いを繰り広げる中、2Rに手塚は右ストレートを被弾するも左ジャブ、右ローを当てていきリード。3Rも手塚が右ロー、組んでのヒザ。4Rには手数の減った賈夢強に手塚はバックスピンキック、5Rには投げ技も見舞ったが、ノーシュート。手塚のパンチで賈夢強は鼻血を出し、手塚が本戦で勝負を決めたかに思えたが本戦はドロー。延長R、手塚は打ち合いにも応戦する中、スタンディング肩固めを決めてキャッチポイントを獲得。これが勝敗を大きく分けることとなり、手塚が判定勝ちで初のタイトル獲得を果たした。
第10試合
香港Energy Fightインターナショナル・スーパーライト級王座決定戦 65.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分5R延長無制限R
向籽羲(=ヒュン・ツェイ・ヘイデン/香港/Bomber Gym/SB香港スーパーライト級王者)
vs
ポッシブルK(K’GROWTH/SB日本ライト級1位)
延長判定3‐0 ※三者とも10‐9 ※本戦は49-49、49-49、49-48 ※ヘイデンは新王者に
9月のシリーズ第4戦で基山幹太と延長戦にもつれ込む大接戦を繰り広げた末に4RTKO勝ちしたポッシブルは、前戦となった12月3日にはBigbangに出撃。MA日本ライト級王者・平澤優聖を2RKOで下して6連勝中。今回は一階級上げての試合となる。対するヘイデンは坂本優起を二度破っている向柏榮の息子で8月の大森大会ではSB香港スーパーライト級王者に輝いた。戦績は7戦6勝(2KO)1敗。
1R、ヘイデンは右ミドルを当てると何度もすぐに組み付いてヒザ蹴りを入れペースを握る。ポッシブルは劣勢ながらもパンチ連打、さらにボディへの連打で応戦する。2R、ポッシブルは右アッパーを入れるも、ヘイデンは組み付いて首投げを決めてシュートポイント奪取。3R、ポッシブルはボディブローの集中打で削っていき、首投げでシュートポイントを奪い返す。疲れを見せ始めたヘイデンは4Rも組み付いてヒザを出すのに対し、ポッシブルはボディブロー、三日月蹴りを当て、立った状態で脇固めも仕掛けにいく。5R、ポッシブルはボディ攻めも、完全にスタミナロスのヘイデンは組み付いてのヒザで何とか抵抗を見せる。ポッシブル有利の展開も本戦はドロー。延長Rに突入すると、死力を振り絞るヘイデンが組んでのヒザ、そして首投げを決めてシュートポイントを奪う。これが決め手となり、ヘイデンが判定勝ちした。
第8試合
香港Energy Fightインターナショナル・フェアー級王座決定戦 56.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分5R延長無制限R
向籽嬴(=モニ・ヒュン・ツェイン/香港/Bomber Gym)
vs
朱里グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ名古屋/元MAX FC女子-52kg級暫定王者)
判定3‐0 ※50‐48、50-48、50-49 ※ツェインが新王者に
朱里はUnion朱里のリングネームで長らくSB女子軽量級のトップ戦線で活躍していたベテラン。2017年12月に香港で試合をして以降、戦線から離れていたが「今回は上の階級なので減量もなく、試合をしたいと思っていた時にちょうどいいタイミングでオファーが来た」という理由で6年ぶりに復帰を果たす。対するツェインは向籽羲(=ヒュン・ツェイ・ヘイデン)の妹で、今年8月のヤングシーザー杯 で初来日、三成瑳音を1RKOで下している。戦績は6戦5勝(2KO)1敗。
1R、ツェインは右ミドル主体の攻め。朱里は下がる一方で時折左ストレートを返す。2R以降も右ミドルのツェインの前に、ブランクのせいか、朱里は攻撃を出すことができず。組まれても朱里は倒されてしまう。4R、徐々に朱里は手数を出していき、左ミドルを返す。
5R、ツェインは右ミドル、首相撲からのヒザを当てて主導権を握る。朱里は左ストレートを当てる場面もあったものの、階級差もあってツェインは前に出る。ツェインが判定勝ち。敗れた朱里だったが、「時間をかけて必ず復活します」と再起を約束した。
第11試合
香港Energy Fightインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦 70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分5R延長無制限R
謝宇航(中国/戈銳武將)
vs
謝傑丞(=ツェ・キット・シング/香港/富徳拳館)
延長判定2‐0 ※10-10、10-9、10-9 ※本戦は50-50、50-50、49-50
GLORYに参戦経験があり、57戦43勝(18KO)13敗1分の謝宇航と、8月のヤングシーザー杯で磯村真言に判定勝ちしている19戦15勝4敗のシングの一戦。
パンチ主体の攻めの謝宇航に対し、シングは身長差を活かして首相撲からのヒザ蹴りを当てていく徹底したスタイル。本戦はお互いに決定打はなくドロー。延長Rで謝宇航が左ハイ、右ストレートを当てていき、判定勝利でベルトを巻いた。
第7試合
67.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
王淵豪(中国/廣東眾虎將搏撃倶楽部)
vs
馬柏榮(尼泊爾/SouthPaw Gym)(尼泊爾/SouthPaw Gym)
判定0‐2 ※ 30-30、29-30、29-30
12戦8勝4敗の王淵豪と、22戦8勝12敗2分の馬柏榮の一戦。1R、左フック、左ミドルを当てる馬に、王はワンツーから蹴りを散らしていく。2R以降も、蹴り終わりに右ストレートを返す王に対して、馬が左ミドルを当てて主導権を握る。馬が判定勝ち。
第6試合
60.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
魯寶儀(中国/正佳南拳)
vs
黄智軒(=ジャスティン・ウォン・チーヒン/香港/Bomber Gym)
延長判定3‐0 ※三者とも10-9 ※本戦は30-30、29-29、29-30
13戦10勝3敗の魯と、8月のヤングシーザー杯で歐陽兆佳を相手に判定勝ちしている15戦7勝7敗1分のジャスティンの一戦。
1R、右ミドル主体のジャスティンに、魯はパンチとローを散らして対抗。本戦ではお互いに決定打なく延長Rへ。手数を出した魯が判定勝ちした。
第5試合
56.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール
3分3R延長無制限R
歐陽官正(中国/格鬥猩猩職業戰隊)
vs
黄智謙(=セオ・ウォン・チーヒム/香港/榮拳館)
延長判定0‐2 ※ 9-10、10-10、9-10 ※本戦は30-27、30-30、30-30
15戦12勝(4KO)3敗の歐陽と、8月のヤングシーザー杯で野元清史に判定勝ちしている18戦12勝5敗1分のセオの一戦。
1R、組んでからのヒザ蹴り、ミドル主体の攻めで優位の歐陽。2Rも前に出る歐陽に、セオは右ミドル、バックブロー。3R、歐陽が組んでからのヒザ蹴りを当てて優位も本戦はドロー。延長R、首相撲からのヒザを当てるセオが接戦を制した。
第4試合
62.0kg契約
スターティングクラスルール 2分3R延長1R
李俊亨(香港/榮拳館)
vs
陳鵬威(中国/角斗之王職業摔角)
判定3‐0 ※三者とも29-25
31戦16勝(2KO)15敗の李と、プロレスラーの陳の一戦。1R、開始と同時にドロップキックの陳はロープワークを見せてのパンチを繰り出すが、李は首投げでシュートポイント。2R、陳はプロレスラーらしくスープレックス2発を見せ、スリーパーを極めるが、李はそのまま背負い投げでシュートポイントを奪う。3R、李はボディブロー連打でダウンを奪い、首投げで2度のシュートポイントゲット。陳はボディスラムでシュートポイントを奪い返すが、タックルからのパウンドで減点を喰らう。李が大差を付けて判定勝ち。
第3試合
56.0kg契約
キックボクシングルール 3分3R
劉俊超(中国/盛力人和)
vs
毛永樂(中国/超人泰拳搏撃倶楽部)
判定3‐0 ※三者とも28‐26
1R、劉が何度も右ハイを当て、2Rには右カーフキックで削っていく。3Rにはお互いに疲れを見せながらも打ち合いへ。劉が判定勝ち。
第2試合
60.0kg契約
キックボクシングルール 3分3R
譚俊杰(中国/廣州格鬥猩猩)
vs
王鐲(中国/深圳拳新征程倶楽部)
TKO 3R2分52秒
10戦8勝(3KO)2敗の譚と、3戦2勝1敗の王の一戦。1R、譚が右ストレートでペースを握るが、2Rから王が長身を活かして組んでからのヒザ蹴りで反撃。3Rには、譚の右ストレートを被弾しながらも王はヒザ蹴りをヒットさせて譚からダウンを奪うとレフェリーがストップした。
第1試合
65.0kg契約
キックボクシングルール 3分3R
董科翔(中国)
vs
易诺(中国/盛力人和)
判定0‐3 ※27‐29、27-30、27-30
18戦15勝3敗の董と8戦7勝1敗の易诺の一戦。1Rから激しい打ち合いの中、3Rに易が飛びヒザから連打を決めて判定勝ち。