シュートボクシング
試合結果

SHOOT BOXING 2024 act.4

2024年8月17日(土)東京・後楽園ホール

【海人が元GLORY6位に圧倒KO勝ち、笠原友希も元ルンピニー4階級王者に秒殺KO勝利】

第8試合

メインイベント 70.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)

vs

ドラゴミール・ペトロフ(ブルガリア/元GLORYライト級6位/ SENSHI-70kg王者)

TKO 2R51秒 ※レフェリーストップ


昨年8月のGLORYで敗れたティジャニ・ベスタティへのリベンジを狙う海人は前戦6月大会では元GLORYライト級9位アルマン・ハンバリアンに2RKO勝ち。今回は19戦16勝(7KO)3敗の元GLORYライト級6位ペトロフと対戦した。

前日計量で海人は「明日普通に勝つし、普通に倒すし、そういう試合をお見せします」と語っていた通り、1R序盤から海人が多彩な攻めで圧倒。ゴツゴツしたパンチを返すペトロフをブロックする海人は、右カーフからパンチをヒット。左の三日月蹴りで下がらせると、後ろ蹴りでも追撃していく。

2R、さらにギアを上げる海人に、ペトロフは飛びヒザ。これを受け止めた海人はムエタイテクニックの崩しでペトロフをリングにこかすと、ペトロフは腰を強打したか、戦闘不能となり立ち上がれず、海人がKO勝ちとなった。呆気ない幕切れに、海人は「ちょっと皆さんに物足りない試合を見せてしまったと僕自身も思っています。でも下位の選手とは僕はもういいかなと思っているので10月は1位の選手とやらせてもらって、12月のGROUND ZEROでベスタティとGLORYのベルトを懸けてやりたいと思います」と、次はGLORYのランキング1位と戦わせてほしい」と元GLORYライト級1位のエンリコ・ケールとの対戦をアピールした。


第7試合

60.5kg 契約
エキスパートクラス3分3R延長無制限R

笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)

vs

ペットモラコット・スーパーボンジム(タイ/スーパーボンジム/元ルンピニースタジアム4階級王者)

KO 1R 2分28秒


現在7連勝4連続KO中の笠原が、過去最強の敵と言われる元ルンピニースタジアム4階級王者のペットモラコットと対戦した。

1R、プレッシャーをかける笠原は左カーフ、左ストレートと速い攻撃。ステップで交わしていくペットモラコットをロープ際に追い込んだ笠原は左ヒザをクリーンヒット。ペットモラコットは悶絶して倒れ、笠原がKO勝ち。

マイクを持った笠原は「今回強い相手だったんですけど60kgは俺が一番強いでしょう! 僕、シュートボクサーとして代表としてどの強い選手でも団体でもぶっ倒しにいきます。バックドロップではなかったんですが、会長の目の前でプレゼントを渡せてよかったです」と喜びを爆発させた。


第6試合

58.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

魁斗(立志會館/ SB日本フェザー級2位/HOOST CUP日本フェザー級王者)

vs

平野凌我(MTS/ RISEフェザー級4位/MA日本フェザー級王者)

判定3-0 ※30-24.30-25.30-25


SBとRISEの二本のベルトを狙う魁斗が2022年4月の川上叶戦以来のSB参戦。前戦では6月のONE FFでラン・シャンテンに勝利している。対する平野はRISEを主戦場にし、過去に手塚翔太にKO勝ちしている強打者。

1R、上下に打ち分ける多彩な攻めで魁斗がペースを握り、左ボディを効かせて優勢をアピール。2R、タフな平野は強打を振るって前に出続けるが、魁斗は4度も投げてシュートポイントを奪取し差を広げる。3R、追い込まれた平野は強打を爆発させ前に出ると、疲れの見える魁斗は組んでのヒザ、パンチで応戦した。勝利した魁斗は「2年ぶりに帰ってきました。平野君のカーフめっちゃ強いし、久しぶりのSBはきついですね(苦笑)。これからSBとRISEのトップを狙っていくのでよろしくお願いします」とアピールした。


第5試合

70.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位)

vs

ロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)

TKO 再延長開始前 ※セコンドからのタオル投入


極真空手出身の都木はSBに参戦して以降3連勝。対するダリは柔道でコンゴのナショナルチームに選ばれたほどの実力者。今年4月大会でSB初参戦、風間大輝からダウンを奪って判定勝ちしている。

1R、都木は右ローを随所で当てて、ダリはパンチを狙う展開。お互いに警戒し合う攻防となり、本戦では決着が付かず延長戦へ。4R、都木は左インロー、左ミドルを当てるが深追いしない。ダリはほとんど手が出ないまま終了。ここでもドローとなり、再延長戦に突入するも、開始前にダリは試合続行不可能を訴えてセコンドがタオルを投入。都木のTKO勝ちとなった。


第4試合

58.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級4位)

vs

ウー・ジウォン(韓国/TEAM HON)

判定3-0 ※三者とも30-28


内藤は4月大会で急遽、出場した山浦俊一との一戦で勝利し現在二連勝中。対するジウォンは5戦3勝2敗のMMAキャリアだけでなく、定期的にボクシングの試合もこなしているファイター。

1R、内藤が多彩な攻めを見せつつ、フロントチョークを極めてキャッチポイントを獲得。2R、内藤の三日月蹴りがヒットすると、嫌がるようにジウォンは大きく下がってしまう。内藤はラッシュを仕掛けるも、ジウォンは耐えて応戦。3R、手数の止まらない内藤に対し、ジウォンも打ち合いに応じていく。判定で勝利した内藤は「僕はSBのベルトがどうしても欲しいので、タイトルマッチをお願いします」とマイクアピールした。


第3試合

64.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

樋沼朝光(RIKIGYM)

vs

東 修平(AACC)

判定3-0 ※29-26.29-26.28-25


MMA21戦7勝10敗4分の戦績を持ち、今回SB3戦目となる樋沼と、20戦のMMAキャリアだけでなく、何でもありのラウェイにも挑戦する東が対戦した。OFGマッチだけに、お互いに激しく打ち合い、1Rには樋沼が2度のダウンを奪う。2R以降もノーガードで激しく打ち合い、フルラウンド終了すると両者は笑顔で抱き合、場内からは大きな歓声が沸き起こった。大差を付けて判定勝ちした樋沼は大泣きしてSB初勝利を喜んだ。


第2試合

65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

伊藤 要(シーザージム新小岩)

vs

奥田啓介(ANIMAL☆PLANET/BLUE DOG GYM)

ドロー 2R負傷判定1-1 ※20-19.19-20.20-20


本戦初登場となる伊藤は2013年にデビューし、ヤングシーザー杯でこつこつと戦績を重ねてきた苦労人。対する奥田は“プロレスラーの強さ”を証明すべくRIZINで5戦、SBで3戦するなど格闘技に挑戦し続けるプロレスラー。

1R、パンチ勝負の伊藤に、奥田は何度もスープレックスを仕掛けていく。2Rもバックドロップ狙いの奥田だが、倒れたところで額をカット。ドクターチェック後に再開されたが、流血が激しくなりドクターストップ。納得のいかない表情の奥田はレフェリーを突き飛ばす行為も、ここまでの判定決着でドローとアナウンスされると潔く頭を下げて、伊藤の手を上げて健闘を称え合った。


第1試合

67.5kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

竜也(CRISS-CROSS/SB日本スーパーライト級2位)

vs

凱斗(Y’ZD GYM)

TKO 2R51秒 ※レフェリーストップ


6戦無敗の新鋭・竜也と、6戦2勝4敗で柔道経験者の凱斗が激突。1R、竜也の右ストレートでぐらつく凱斗だが、2度の大腰を決めてシュートポイントを奪う(2点)。打撃では優位に立つ竜也が2Rに左フックをヒットさせてダウン奪取。立ち上がる凱斗に、竜也が飛びヒザから左フックで襲い掛かると、凱斗が倒れレフェリーがストップした。


オープニングマッチ第3試合

53.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限

小桐冬華(TEAM FOREST)

vs

宇野あいり(立志會館)

延長判定3-0 ※10-9.10-8.10-9 (本戦 ※30-28.29-28.29-27)


前回6月大会でプロデビューした小桐と、今回がプロデビュー戦となる宇野の未来の女子エース候補対決。お互いに近距離での攻防が続き、随所で小桐が顔面前蹴りをヒット。宇野も気持ちを前面に出して前に出ていき、本戦はドロー。延長R、小桐が首投げでシュートポイント奪取。宇野は最後までパンチ勝負で前に出たが時間切れ。小桐が大接戦をモノにした。


オープニングマッチ第2試合

62.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

長谷川平蔵(シーザージム)

vs

野口貴大(シーザージム新小岩)

判定3-0 ※30-28.29-28.29-27


1Rから長谷川は組んでからのヒザ蹴りを多用し、野口は左フックを狙う展開。2R以降もお互いに組み合いが目立ち、膠着する試合が続く中、長谷川はバックドロップを決めてシュートポイント奪取。3R、左フック狙いの野口に、変わらず長谷川は組みヒザを当てて判定勝ちした。


オープニングマッチ第1試合

61.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ 
エキスパートクラスルール  3分3R延長無制限R

金子徹哉(BELLWOOD FIGHT TEAM)

vs

関根 累(ROOTS/修斗バンタム級)

TKO 2R32秒 ※ドクターストップ


現在38歳で2連勝中の金子と、前回6月のSB初参戦で野口貴大に逆転KO負けを喫したMMAファイター・関根の一戦。1R、パンチ勝負の金子に、関根が威力のある左ミドルを度々ヒットさせ主導権を握る。2R、関根の顔面へのヒザで鼻血を出した金子にドクターチェックが入る。ドクターストップが告げられると、約5年ぶりの勝利に関根は涙を流した。



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