
SHOOT BOXING 40th Anniversary S-cup×GZT 2025
2025年11月24日(月・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館
海人がケールにリベンジ成功!安本晴翔が山田ツインズ&川上叶を撃破しS-cup制覇
第14試合
70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)
vs
エンリコ・ケール(ドイツ/元GLORY世界ライト級1位)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
6月大会で判定負けを喫している海人がケールとの再戦に臨んだ。前回はスロースターターの海人が後半に巻き返す形となったが、今回は海人が1Rから仕掛ける展開に。1R、左ローを当てる海人は、ケールの蹴り足をキャッチしてすぐに右ストレートを当ててダウンを奪う。
2R、海人は左フックでぐらつかせ、ケールの反撃にはしっかり防御して左右のローを返していく。3R、このラウンドからようやくケールは前回のようにラッシュを仕掛けていき突進。海人は組んで攻撃を寸断し、右ストレート、テンカオと随所で攻撃を当ててケールを削っていく。クリンチの場面が多くなるも、海人が危なげなく大差を付けて判定勝ちした。
リベンジに成功した海人は「ケール選手、今回も来てくれて戦ってくれて感謝しています。今回ははこうやって勝ちましたけど僕も納得してないので、ぜひ再戦させてください。その時は完全決着するので、またよろしくお願いします。僕自身は、世界最強を目指しているので本格的に来年からは世界最強を証明できる場所、ベルトがあるので、来年からそこに動いて行きそこで世界最強を証明します。だからエースの座を次の若いシュートボクサーたちに譲りたいと思います。若い子たちは強い子ばかりなので、来年以降のシュートボクシング、そして僕自身に期待してください」とマイクアピールした。
第13試合
S-cup世界フェザー級トーナメント決勝戦
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)
TKO 2R2分42秒 ※3ノックダウン
ジョシュー・アブサロン、サタントン・チョーハーパヤックをいずれもフルラウンド判定で勝ち上がってきた彪太朗と、一回戦で川上叶にリベンジし、準決勝で虎矢太を1Rで沈めた安本による決勝戦。笠原友希vs中村寛、笠原弘希vs中村寛に続いて、ここでもSBとRISEの現役王者対決が実現する形となった。
1R、安本が構えをスイッチしながら左右ミドルを当てていくが、安本はすでに合計6Rをこなしていることで疲れからか、手数は少ない。
2R、強引に距離を詰めてパンチ勝負の彪太朗に、安本は左ジャブを当ててダウンを奪う。ダメージの見える彪太朗に、安本は左ストレートでダウンを追加すると、パンチラッシュからのヒザ蹴りを当てて完全に主導権を握る。最後に右ストレートを当てる安本が追加のダウンを奪って3ノックダウンによるTKO勝ちでトーナメント優勝を果たした。
マイクを握った安本は「初めてワンデートーナメントで本当に凄く不安で毎日不安で生きてきました。僕が日本で、いや世界でフェザー級は俺が一番強いと思います。シュートボクシングファンの皆さんも僕のことを知らない方もたくさんいると思いますが、フェザー級は僕が一番強いので、追いかけて応援してくれたら嬉しいです。師範と仲間に練習を支えもらい、お母さんにもいろいろ支えてもらったので、ありがとうございました」とあいさつした。
第12試合
61.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
vs
マンモス・ソー・サラッチープ(タイ/オームノーイスタジアム認定ライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-27
6月のRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメント準決勝で中村寛に敗れた友希が再起戦、ONEで5戦3勝2敗のマンモスと対戦した。
1R、友希がプレッシャーをかけてスピードある多彩な技を次々と出してペースを握る中、2Rには友希が右ボディブローからのパンチ連打で追い込んでいく。3Rには、友希が右のテンカオでダウンを奪い、マンモスは左右ミドルを当てて反撃。最後に笠原が飛びヒザ蹴りを放つなど、マンモスの巻き返しを許さず判定勝ちした。
第11試合
70.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級王者)
vs
憂也(魁塾/RISEミドル級2位)
延長判定1-2 ※9-10、10-9、9-10 ※本戦は1-1(29-29、30-29、29-30)
SBで敵なし状態の都木が、遂にRISE上位ランカーの憂也と激突した。1R、憂也がプレスをかけ、手数を出すのに対し、都木はローで反撃。2R、憂也は右ストレート、ボディブローと次々と当て、都木は組んでのヒザを当てていく。
3R、都木は手数を増やして反撃し投げにもトライ。憂也を追い込むが、お互いに決定打はなく本戦はドロー。延長R、首相撲の展開で都木はヒザ、憂也はストレートを当てて僅差で憂也に軍配が上がった。
第10試合
S-cup世界フェザー級トーナメント準決勝 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)
vs
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
TKO 1R2分22秒 ※2ノックダウン
一回戦で川上叶とフルラウンド戦った末に判定勝ちした安本と、一回戦でメイマン・マメドフを1RKOで沈めた虎矢太による準決勝。
1R、「一回戦のマメドフとの感覚が残っていた」ことで打ち合いに持ち込んだ虎矢太はカウンターの右ストレートを当てるも、安本は右ストレートをクリーンヒットさせてダウンを奪う。虎矢太は首投げでシュートポイントを奪うも、ラッシュを仕掛ける安本が左フックで2度のダウンを奪ってTKO勝ちを収めた。
第9試合
S-cup世界フェザー級トーナメント準決勝 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
サタントン・チョーハーパヤック(タイ/プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも29-28
一回戦でジョシュー・アブサロンとの接戦を制した彪太朗と、一回戦で古木誠也をテクニックで寄せ付けず判定勝ちしたサタントンとの一戦。
1R、サウスポーのサタントンは左ミドルを当て、組んでのヒザを当ててペースを握るのに対し、彪太朗も強打を当てていく。2R、手数とヒットの数で上回るサタントンが優位に試合を進める中、疲れの見える彪太朗が3Rに首投げでシュートポイントを奪う。さらに背負い投げでシュートポイントを追加し判定勝ちで決勝戦に駒を進めた。
第8試合
67.5kg契約
MMAルール 5分3R
イモト・ボルケーノ(FIGHT SCIENCE/SB日本スーパーライト級王者)
vs
芦田崇宏(BRAVE GYM/第8代DEEPフェザー級王者)
TKO 1R31秒 ※レフェリーストップ
イモトと芦田は2023年6月大会にSBルールで対戦しイモトが判定勝ち。今回はイモトがMMAルールに初挑戦する形で、DEEPやRIZINJで活躍する芦田と再戦に臨んだ。
1R、お互いに見合う中、芦田がプレッシャーをかけながらタックルのフェイントを入れると同時に左フックをクリーンヒット! この一発でイモトはゆっくりと倒れ、芦田がパウンドで追撃したところでレフェリーがストップした。
第7試合
70.0kg契約
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級1位)
vs
ネットパヤック サウン・アルハンペクマイ(タイ)
TKO 3R1分38秒 ※レフェリーストップ
都木航佑が保持するSB王座を狙い、現在3連勝中の風間が、ラジャダムナンスタジアムの元トップランカーのネットパヤックとOFGマッチで激突した。
1R、お互いにミドルで様子をうかがう中、風間が首投げでシュートポイント奪取。2Rも首投げでシュートポイントを追加し、右ジャブでもダウンを奪う。完全にペースを握る風間は、ここでもダウンを追加していく。3Rには、ヒザ蹴りでもダウンを奪った風間がTKO勝ちした。
第6試合
S-cup世界フェザー級トーナメント・リザーブマッチ 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長1R
魁斗(立志會館/SB日本フェザー級2位、HOOST CUP日本フェザー級王者)
vs
ソエブ・ベンテビシュ(アルジェリア/AMTFスーパーフェザー級王者)
TKO 1R1分49秒 ※レフェリーストップ
6月大会で山田虎矢太に1RKO負けを喫した魁斗が再起戦、AMTFスーパーフェザー級王者ベンテビシュと対戦した。
1R、お互いに様子見の展開の中、ベンテビシュが左ミドルで空振りすると腰をマットに強打。ベンテビシュは立てずレフェリーがストップし、魁斗が消化不良のTKO勝ちでトーナメントリザーバーとなった。
第5試合
S-cup世界フェザー級トーナメント一回戦第四試合 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長1R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン)
TKO 1R2分45秒 ※レフェリーストップ
山田ツインズ対決を狙う虎矢太が、RIZINからの刺客マメドフと対戦した。マメドフは前日計量で契約体重をクリアできなかったために、減点2からのスタート。マメドフは8オンス、虎矢太は6オンスのグローブハンデで行われた。
1R、カーフで削っていく虎矢太は、接近戦の打ち合いでカウンターの左フックを当ててダウン奪取。立ち上がるマメドフに、再び左フックを当てた虎矢太が秒殺KO勝ちした。
第4試合
S-cup世界フェザー級トーナメント一回戦第三試合 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長1R
川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位)
vs
安本晴翔(橋本道場/RISEフェザー級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
川上と安本は22年12月にSBルールで対戦し、川上が延長判定勝ちを収めている。3年ぶりの再戦となり、1R、サウスポーの川上は左ミドル、インローと下からの攻撃で削っていくが、2Rには安本が右ミドル、ヒザ蹴り、ボディブローとボディへの集中打。3Rには、川上のパンチに、安本がテンカオをクリーンヒットさせて川上のスタミナを削っていき優位に試合を進める。判定で安本が川上を下してリベンジに成功した。
第3試合
S-cup世界フェザー級トーナメント一回戦第二試合 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長1R
古木誠也(REX GYM/KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者)
vs
サタントン・チョーハーパヤック(タイ/プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)
判定0-3 ※29-30、27-30、28-30
KNOCK OUT現王者・古木がSB初参戦、10月大会でKNOCK OUTの古村光を完封したサタントンと対戦した。
1R、サウスポーのサタントンは左ミドル、組んでのヒザを的確に当て古木を翻弄。古木も持ち味のパンチ連打を見せるが、ヒットさせてもらえない。
2R、パンチで前進する古木に、サタントンは左ミドル、組んでからのヒザを当てていき主導権を握ったまま。3Rにはサタントンが首投げでシュートポイントを奪う。後のない古木は強打を振るうも、サタントンのテクニックの前に決定打はなく時間切れ。サタントンが判定勝ちで準決勝進出を決めた。
第2試合
S-cup世界フェザー級トーナメント一回戦第一試合 58.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長1R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
ジョシュー・アブサロン(フランス/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
SB10連勝中の彪太朗が、16戦14勝(5KO)2敗の戦績を持つフランス最強のアブサロンと激突。
1Rから彪太朗が多彩な攻めで優位に試合を進めるも、タフなアブサロンを効かすまでには至らず。2Rも彪太朗が攻撃を上下に散らしていくが、長身のアブサロンが組んだ展開でヒザを当てて削っていく。3R、動きの落ちてきた彪太朗だが、右ストレート、左右ローと攻撃を返す。前に出続けるアブサロンとの消耗戦となり、彪太朗が僅差で判定勝ちした。
第1試合
62.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本ライト級3位)
vs
健真(BLACK☆Jr/DEEP☆KICK-60kg王者)
再延長R 判定3-0 ※三者とも10-9 ※延長は1-1(9-10、10-9、10⁻10) ※本戦は1-1(30-29、28-29、29-29)
1R、お互いにけん制の攻撃が交錯する中、2Rには健真のパンチで手塚は鼻血を出しながらも右フックを当てる。3R、手塚は攻撃を当てるものの、タフな健真の前にスタミナの消耗も見られるように。お互いに決定打はなく、延長戦へ。大技を見せる手塚だが、健真もパンチを返して譲らない展開。再延長で、手塚が右ストレートを当てるなど好印象を与えて接戦を制した。

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SHOOT BOXING 2026 act.1
2026年2月14日(土)
東京・後楽園ホール -
~SHOOT BOXING 40th Anniversary~S-cup×GZT 2025
2025年11月24日(月・祝)
東京・国立代々木競技場第二体育館
























