SHOOT BOXING 2017 act.2
2017年4月8日(土)後楽園ホール
4.8 海人が善戦しザカリアが苦戦の勝利、鈴木が山口をヒジでKO
第8試合
65.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
ザカリア・ゾウガリー
vs
海人
5R判定2-0 ※49-48、48-48、49-48
1R、ザカリアは大振りのパンチに加え、バックスピンなどのトリッキーな技を繰り出し、2Rになると圧力を強め一気に連打を見舞う。距離を取る海人はヒットを許さず、逆に左ボディブロー、左ミドルを当てザカリアを下がらせる。3R、手数を増やすザカリアはパンチとヒザで海人を追い込み主導権を握る。海人は接近戦になれば組み付いてのヒザでザカリアのボディを削っていく。5R、疲れの見えるザカリアに、海人は右ストレート、左ハイを当て見せ場を作る。判定2-0でザカリアが僅差で勝利したが、海人の健闘も光った一戦だった。
第7試合
64.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R ※ヒジあり
鈴木 博昭
vs
山口 裕人
KO 5R2分29秒
昨年11月のS-cupに出場し、初戦のHidekiとの一戦をクリアーしたものの左目眼窩底骨折の疑いでドクターストップとなった鈴木が復帰戦、ヒジありルールで強打者・山口と対戦した。1R、左ミドル主体の攻めを見せる鈴木は膝蹴りからの左ストレートでダウンを奪う。2Rも主導権を握る鈴木が左フックでダウンを追加。ラウンドが進むにつれ、手数でリードする鈴木だが徐々にスタミナ切れも見せ始め、逆に山口が左右フック、ヒジで巻き返しを狙う。5R、鈴木が左ストレート、ヒザを当てぐらつかせ、下がる山口に追い打ちのヒジ。これで山口はバッタリと倒れ、鈴木が見事なKO勝ち。マイクを握ると「KNOCK OUTのオファー待ってます。シュートボクサー代表として乗り込みます」とアピールした。
第6試合
フェザー級(-57.5kg)
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
内藤 大樹
vs
元貴
3R判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
同時二階級制覇を狙う内藤が、フェザー級初戦でトップコンテンダーの元貴と対戦した。1R、お互いにローの応酬を見せる中、内藤が左ミドル、インローを蹴り分けてペースを上げる。2Rになると、さらに圧力を強める内藤が蹴りに加えて左ボディブロー、左フックと手数を増やすと、元貴は右まぶたをカットし流血しながらも攻撃を返す。3R、内藤は左ミドル、左フックと左の攻撃で、手の出なくなった元貴を追い込む。パワー不足も感じられたが、内藤がフルマークの判定勝ちを収めた。
第5試合
女子ミニマム級(-48kg)
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
MIO
vs
ヴィッキー・タン
TKO 2R2分
1RからMIOがプレッシャーをかけながら右ストレートをヒットさせ、ヴィッキーは下がりっぱなし。終盤にはMIOが右ストレートからの左フックでダウンを奪う。2Rも、手の出ないヴィッキーに、MIOの右ストレートが突き刺さる。ヴィッキーの左目が大きく腫れ上がり、ドクターチェックが入ったところで試合が終了。MIOがTKO勝ちを収めた。
第4試合
スーパーバンタム級(-55kg)
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
伏見 和之
vs
片島 聡志
3R判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
1R、細かく前蹴りを当てる片島に、伏見はローからパンチ連打で前進。片島は組み付いて連打を許さなかったが、2Rになると伏見が2度投げを見舞いシュートポイントでリード。3R、片島はローを出しながら積極的に前に出るが、伏見も左ボディ、左ストレートとパンチで応戦。伏見が大差を付けて判定勝ちした。
第3試合
スーパーフェザー級(-60kg)
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田 聖明
vs
照 寛人
3R判定3-0 ※30-27、30-28、30-28
1Rから村田が右ローをこつこつ当てながら前進。2Rには右ミドルから食いついてヒザ。ガンガン前に出続ける村田が完全に主導権を握り、照は下がりながらもパンチを返す展開に。最後まで手数を出し続ける村田が判定勝ちした。
第2試合
フェザー級(-57.5kg)
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原 弘希
vs
雄一
3R判定3-0 ※30-26、30-27、30-27
1R、笠原は回転の速いパンチ連打から左ミドルで雄一を追い込む。2Rにはバックドロップでシュートポイント2を獲得。雄一のパンチを被弾する笠原は鼻血を出し疲れを見せたが、3Rも打ち合いに負けず主導権を握り続け判定勝ちした。
第1試合
70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
マツシマ タヨリ
vs
朝倉 豊樹
3R判定3-0 ※30-28、30-28、29-28
1R開始早々にマツシマはフロントスープレックスでシュートポイントを奪う。投げを警戒する朝倉は前蹴り、ジャブで距離を取る展開に。2R、マツシマは圧力を強めて打ち合いを誘い込むが、朝倉はなおも蹴りで距離を取り、3Rには右ストレートをマツシマにクリーンヒット。マツシマは朝倉のペースにはまりなかなか攻めあぐねたが、強引に打ち合いにいく場面も。マツシマが判定勝ちした。
オープニングマッチ第2試合
69.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 2分3R延長無制限R
チングン新小岩
vs
須貝 秋彦
TKO 1R2分32秒
1R、チングンが左右のローから強烈な右ストレート。プレッシャーをかけて須貝を下がらせ、ロープに詰めるとパンチ連打で圧倒。チングンはハイスピードの上段後ろ蹴りも繰り出し場内を沸かせる。押されっぱなしの須貝は成す術なく組み付くのみの展開となる。チングンはバックスピンを放つとこれが、須貝の顔面を直撃! 須貝のセコンドが即座にタオルを投入し、チングンが見事なTKO勝ちを収めた。
オープニングマッチ第1試合
55.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 2分3R延長無制限R
笠原 友希
vs
パーコ・ライ
TKO 1R1分30秒 ※パーコが左腕脱臼でドクターストップ
1R、笠原が先制の左ハイからパンチ連打。そして左ストレートを炸裂させる。攻撃の止まらない笠原は左ミドルを連打させ、ボディブロー。組み付くパーコにフロントチョークも極める。ヒザを着いてパーコは脱出しようとするが、笠原は絞めながら何度も強引に立たせて試合は続行。一旦、離れるとパーコが左腕の負傷を訴え、ドクターチェック。パーコの左腕脱臼によるドクターストップで笠原がプロデビュー戦をTKO勝利で飾った。