11.18急遽参戦のUMA「目の前のチャムアトーン戦が全て。トーナメントという意識はない」
11月18日(日)東京・両国国技館にて開催される2年に一度のシュートボクシング(以下SB)の祭典『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018』の世界トーナメント一回戦でラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者チャムアトーン・ファイタームエタイ(タイ)と対戦する元REBELS 65kg級王者UMA(K&K BOXING CLUB/team REBELS)。急遽参戦を決めたUMAが、独特なスタイルで一回戦突破なるか。チャムアトーン超えに期待がかかる。
――今回S-cup世界トーナメント参戦が決まりました。最初オファーを聞いたときはどういう気持ちでしたか。
「急なオファーだなとは思いましたが、出たい気持ちが何よりも勝ったので無理してでも出ようと決意しました」
――憧れの大会だったのでしょうか。
「自分は2013年のS-cup65kg日本トーナメントのリザーブマッチに出ていて(ルードに1RTKO勝ち)、間近で見て凄い舞台だというのを感じましたし、
本戦には出られませんでしたが、5年越しに出場できるので嬉しいですね。今年のS-cup開催発表が決まってからも出たいとは思っていて9月16日に新日本キックのリングでリカルド・ブラボ戦が決まっていたので無理かなと。S-cup出場メンバーを見ていて楽しみだなと他人行儀で見ていたら、まさかここでオファー来た!みたいな感じでした(笑)。これで自分の都合で断って後で後悔するんだったら、やられてでも出たいなと。後悔したくない気持ちで参戦を決めました」
――出場メンバー8名が決まってどういう印象を受けました?
「みんな強いので厳しい戦いになるとは思ったのですが、特に一回戦の相手、チャムアトーンが超やばいので勝った後のことは何も考えず自分の中ではこの一戦に全てを懸けて臨むだけです。それで戦って30~40%の勝率だと思います」
――2016年4月にUMA選手は、鈴木博昭選手を3度も破っているタップロン・ハーデスワークアウト選手に2RKO勝ちしています。それが自信にはなっていませんか?
「今年8月の高橋幸光戦の試合映像を見たのですが、タップロンとは別な強さ、もっとえぐくした相手なのでタイ人の独特なリズムに合わせると勝てないとわかっているのでいかに崩すか。百戦錬磨の相手なので僕のリズム崩しにも対応してくると思いますが、攪乱していきたいですね。3分3Rだったら動き続けられる自信がありますし、5Rではないのが唯一の救いですね」
――1Rから勝負にいくと。
「そうですね。3分3Rに特化した練習をしていて、1Rから一気に飛ばしていきますよ」
――UMA選手は2016年9月にはザカリア・ゾウガリー選手も追い込んでいます。
「ザカリアはヨーロッパの選手なのでムエタイとは違う戦い方ですし、同じ作戦ではいけません。正直言ってザカリアよりもチャムアトーンは強いと思いますよ」
――準決勝、決勝には誰が勝ち上がってくるかも予想していないですか?
「全然イメージしていません。目の前のチャムアトーン戦が全てであり、トーナメントという意識がありませんね」
――会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
「突然の参戦発表にビックリしたと思いますが、ここで終わらず会場でもビックリさせます。UMAが負けるだろうと思っている人たちもビックリさせてやりますよ。自分はこういうシチュエーションで何度もやってきて好きなので、ナメんなよというところをしっかり見せます」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/19323/