6.2浅草 内藤凌太「自分が絶対に勝ち上がらないといけない」
6月2日(日)東京・浅草花やしきの新ホール、浅草花劇場(かげきじょう)で開催される『SHOOT BOXING 花やしき Extreme.1』のSB日本スーパーバンタム級、CAESARS LEAGUE 2019で大桑宏章(シーザージム渋谷)と対戦する同級2位・内藤凌太(ストライキングジムAres)。昨年6月に笠原友希戦で敗れて以降、今年1月にはDEEP☆KICK-55kg級王座を獲得するなど好調の内藤三兄弟の長男がSBのベルトへの想いなどを語った。
――まずは前戦となった5月のDEEPでの元Krush王者・堀尾竜司戦を振り返っていただきたいと思います。引き分けでしたが、マストシステムでは内藤選手が勝っていたという声が多かった試合内容でした。
「僕も正直勝ったとは思いましたが、ダウンを取ってもっと明確に差を付ければ良かったのでは?と言われたらそれまでですし、勝敗はジャッジが付けることなのでそれに関しては何も言うことはないです。実際に見てくれて方が判断してくれればいいので結果に関しては特に気にしていません」
――知名度的には堀尾選手の方がありましたが、やはりそういう相手だと燃えるものがありました?
「僕よりも実績がありましたし、これに勝てば美味しい、食ってやるという気持ちで行きました。結果は勝てませんでしたが、僕もあのレベルの選手と勝負できるという自信になりましたね」
――そこで今回、タイトル挑戦権を懸けたリーグ戦「CAESARS LEAGUE」に参戦が決まりました。
「自分は凄く成長している実感があるので、このリーグ戦で自分の力がどこまで発揮出来るかが凄く楽しみです。出場メンバーを見ても自分が絶対に勝ち上がらないといけないなと感じました」
――初戦の大桑選手の印象を教えて下さい。
「投げ技が凄く上手な印象があります。大桑さんとは同じ豊橋出身で母校も同じ桜丘高校でして、大桑さんの同級生が僕の社会学の先生だったりします(笑)。昔からアマチュア大会の会場でご一緒の時は挨拶をしていました」
――高校の先輩とやることにやりづらさは?
「いつか試合をするとは思っていたので、やりづらさは全くないです(笑)」
――他の出場選手についてはどうでしょう? 竹野元稀選手とは対戦経験がありませんが、二田水(敏幸)選手とは2016年6月に対戦して内藤選手が判定勝ちしています。
「竹野(元稀)君はアグレッシブなイメージがあり、二田水(敏幸)さんは自分の強みをしっかり知っていて、それを自分のファイトスタイルに活かしている印象があります。今月26日の愛知大会で二人の試合がありましたが、その試合前に弟の啓人が試合だったので3Rと延長Rを見ていましたね」
――リーグ戦での得点は1RKO勝ちは4ポイント、2RKO勝ちは3ポイント、3RKO勝ちは2ポイント、ダウン1回は0.5ポイント、判定勝ちは1ポイント、負けは0点となります。早期決着は意識しますか?
「僕はあまり意識せず、いつも通りの試合をして勝ちにいきたいと思います。アマチュアとプロを通して1度もKO勝ちしたことがなく、KOを狙いに行ったところでしょうがないのかなと」
――啓人選手はバンタム級のリーグ戦にエントリーされていて、愛知大会では延長RでKO負け(スタンディング肩固め)でしたが、セコンドで見ていてどうでした?
「弟は自分が一番格下だとわかっていたので“俺は失う物がない”と言ってアグレッシブに攻めていていい試合をしていましたよね。セコンドに付いていて、啓人の勝ちたいという気持ちが凄く伝わってきましたし、何が何でも勝つという試合前の目を見て凄く自分も刺激を受けました。試合では負けましたが、まだ終わったわけではないので残りの試合で一緒に勝ち上がろうとは伝えました」
――凌太選手は昨年6月に笠原友希戦で敗れて以降、今年1月にはDEEP☆KICK-55kg級王座を獲得するなど好調ですがその秘訣は何でしょう。
「年明けからジムに元ラジャダムナンランカーのタイ人トレーナーが来て、ムエタイスタイルではなく選手に合った指導をしてくれるので凄く相性が合います。昨年11月のキム・サンジェ戦で自分に一番適しているファイトスタイルを掴んだので凄く調子がいいですね」
――最後にSBのベルトに対しての想いを聞かせて下さい。
「弟の大樹がスーパーバンタム級のベルトを返上して、自分がそのベルトを絶対に獲るという気持ちで臨みましたが、つまづきました。現チャンピオンの植山(征紀)選手とは2回やって2回とも負けているので、植山選手にリベンジしてベルトを獲ります。そのためにも何としてでもリーグ戦で勝ち上がります」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/20989/