シュートボクシング
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2.13 海人「今年は圧倒的な強さを見せることがテーマ」

2022年2月13日(日)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2022 act.1』のメインイベント(71.0kg契約)でチューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ)と対戦するS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)。

熱望している世界の強豪との対戦に向けて、試合内容も問われる一戦となった。各団体のトップ選手と鎬を削ってきたムエタイ強豪チューチャイを相手に海人はどう戦うのか。そして野杁正明戦への想いも語った。

なお、これまでの大会と同じく、会場に来られないファンのために今大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定した。シュートボクサーたちの熱い戦いをぜひご覧ください。下記ページよるご購入いただけます。※申込時にZAIKOアカウントの登録が必要となります。

https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=626616

――SNSでアップされていた海人選手の坊主頭が話題になってますが、どうされたんですか(笑)。
海人 以前からずっと坊主頭にしたいなと思っていて、新年になって今やっとかないと二度とやれないと思ったのでやりました(笑)。思ったよりも頭が寒くて髪の毛の大事さを実感しています。意外と、周りの人も似合っているという声も多かったので良かったです。

――スパーをしていて坊主頭のメリットは感じますか?(笑)
海人 首相撲の時にチクチクして相手は嫌かもしれませんよね。

――試合中に髪をかきあげているシーンをよく見かけますが、あのようなデメリットは払拭できたと。
海人 そういうのも自分のリズムになっていた部分がありますし、特に支障はないんですけどそう見えているんですかね。髪の毛を上げながらも相手の攻撃を避けられたりも全然してましたし、冷静に戦えているときの動きだと思ってください(笑)。

――前戦となった昨年12月のジョー・FELLOWGYM戦では2RKO勝ちでした。ジョー戦を振り返っていかがですか。
海人 フィニッシュにつながった左ボディブローは、その前の11月の中島将志戦から練習していたもので、それがジョー戦でうまくはまりました。当たった感触がお腹の表面だけでなく、内部に響いているイメージで打てていたのでこれは倒れるなという感触はありました。他の選手がローを効かせてハイキック、パンチで倒すことはよくありますが、自分的にボディで倒したいという想いがあったので、自然にそう身体が動いていたのかなと思います。あの倒す感覚を思い出しながら練習でも打っているので、さらにボディブローに磨きはかかってきている手応えはあります。

――ボディブロー以外に試してみたい技はありました?
海人 いつも通りのことなんですが、相手のリズムを崩すためにしっかり下を潰すことですね。それが上手く効いてきて、相手が足に意識が下がった瞬間にボディブローが入りました。普段の練習でもやっていることですが、改めて攻撃を散らすことは大事やなと思いました。

――今回対戦するチューチャイ選手についてはどういう印象がありますか?
海人 以前にシュートボクシングのリングでのザカリア・ゾウガリー選手との試合(2015年6月21日、ザカリアが判定勝ち)を実際に見ていて、やってみたい、倒してみたいと思っていた選手のひとりでした。それからなかなか戦う機会もなかったのですが、チューチャイ選手は昨年末に70kgでHOOST CUPのチャンピオンになっていたので、今戦うタイミングだったのかなと思います。

――どういったところを見て、チューチャイ選手とやりたいと思ったのでしょう。
海人 僕的にはチューチャイ選手が勝っているように見えていて、ザカリア選手のラッシュをムエタイテクニックでうまくいなしていてあの人強いなと思ったので倒したい選手になりました。

――最近のチューチャイ選手の試合を見た印象はどうですか?
海人 ザカリア選手との試合がもう7年前ぐらいになるので、最近の試合を見ているとこんなんやったかな? と思うこともあったのですが、HOOST CUP日本EXミドル級王座決定トーナメントで優勝していて、実際にやってみないと分からない強さがあるのかなと思います。でも自分の今のレベルとは全然違うのですぐに倒すことになると思いますが、やりたい選手の一人であることに変わりはありません。

――今後の対世界を考えた時に、今回のチューチャイ戦はどういう意味があると考えますか?
海人 日本人選手だとインファイターだったり、パンチャー系が多く、もう自分的には攻略法がはっきりと掴めています。今後、世界と戦っていくことを考えると、70kgには強いタイ人選手がいっぱいいるので、対ムエタイの戦いに慣れるため、しっかりムエタイのリズムを崩すコツを掴むためにもチューチャイ戦はいい機会かなと思います。

――最近の練習ではどういうところを強化していますか?
海人 ヒジ、ヒザ、パンチ、蹴りと全体的なレベルアップをしています。あとは階級を上げてパンチで倒すことも少なくなってきたので、それでもしっかり倒せるように仕上げています。

――今回の試合テーマは何でしょう。
海人 世界と渡り合っていけるように、今回だけでなく今年は圧倒的な強さを見せることがテーマです。他団体のチャンピオンを倒せば、その団体でも自分の名前が広く知れ渡ることになるので、SBと自分の強さも印象付ける試合にしたいと思います。さらに坊主頭にしたら強くなったんちゃう!? と言われるようにも頑張ります(笑)。6月に噂されているK-1 WORLD GPウェルター級チャンピオンの野杁正明選手との試合実現に向けてもいいアピールになるようにしたいと思います。

――格闘技界では那須川天心vs武尊に続く、話題になってますね。
海人 野杁選手とはずっと戦いたいと思いながら、結局色々な事情で無理なんかなと半分諦めていたのですが、ここにきて現実味のある話になってきた感じがしています。日本のこの階級では野杁選手しか相手はいないと思うので、戦うことになればしっかり準備しますし、戦いが実現するように願うだけです。

――今海人選手は70kgでやっていますが、野杁選手の67.5kg契約のウェルター級に階級を合わせることも問題なさそうですか?
海人 僕は普段の体重がめちゃくちゃあるわけでもなく、ほとんどナチュラルな体重のまま70kgで試合をしているので、67.5kg契約になるのであればそれに合わせますし、ルールはK-1ルールでというのであればそれでもいいぐらいです。僕は全て向こうの条件に合わせる覚悟です。

――ちなみに那須川天心vs武尊戦はどちらが勝つと予想しますか?
海人 天心選手の芸術的な戦い方は好きで、だからといって勝ってほしいというのではないのですが、結果として天心選手が勝つのかなと。でも武尊選手のプレス、気持ちの強さもまた凄いので、天心君の捌き方によっても勝敗は変わってくるのかなとも思います。

――では最後にファンにメッセージを。
海人 2022年一発目の試合なので、自分がさらに強くなった姿を見せて国内には野杁選手しか相手がいないというのを証明する試合をするので、楽しみにしていて下さい。

▼メインイベント 71.0kg契約 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ちあり
エキスパートクラス特別ルール
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、前SB日本スーパーライト級王者、SB日本スーパーウェルター級1位)
vs
チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/HOOST CUP日本EXミドル級王者)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/24920/


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