2.13 セミに出場する笠原弘希「小川選手にはいい踏み台になってもらう」
2022年2月13日(日)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2022 act.1』のセミファイナル(63.0kg契約)でHOOST CUP日本スーパーライト級王者・小川翔(OISHI-GYM)と対戦するSB日本ライト級1位・笠原弘希(シーザージム)。
前回の昨年12月の重森陽太戦では接戦の末に、最終ラウンド終了間際にジャーマンスープレックスでシュートポイントを奪い“これぞシュートボクサー!”という戦いを見せた。次の小川戦ではどのような戦いを見せるか。
なお、これまでの大会と同じく、会場に来られないファンのために今大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定した。シュートボクサーたちの熱い戦いをぜひご覧ください。下記ページよるご購入いただけます。※申込時にZAIKOアカウントの登録が必要となります。
https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=626616
――前戦となった昨年12月の重森陽太戦から振り返っていただきたいと思います。
笠原 重森選手は前回戦った時(2019年12月3日、重森が4RTKO勝ち)と変わらず、左ミドルのタイミングとか巧かったですね。重森選手どうこうの前に、自分の試合前の調整がうまく行かず先にペースを掴みきれなかったのは反省ですが、試合ではSBルールを活かして作戦通りに行けたとは思います。
――試合前の調整がうまく行かなかったとはどういうものだったのですか。
笠原 試合2週間前に体調を崩してしまい減量も含めどんどんパフォーマンスが落ちてきて、ようやく回復したのが試合1週間前でした。ただそういう不安材料があった中でも、試合では最大限のパフォーマンスを発揮して勝つことができたのかなと思います。
――3R終了間際に笠原選手がジャーマンスープレックスでシュートポイントを奪うまで接戦でしたが、ご自身としてはどう感じていましたか?
笠原 試合前から自分の状態を考えながら3Rに勝負をかけようと思っていたので、接戦でもそんなに焦りはありませんでした。シュートポイントを取るまでは僕が押されていたという声も多かったのですが、自分的には押されている感覚もありませんでした。終了間際に大技で勝つことができたことで僕の勝負強さが出た試合だったと思います。
――見事に弧を描いたジャーマンスープレックスでしたが、よく練習していたものだったんですか?
笠原 僕は打撃に特化していて投げ技は普段あまり練習していないのですが、重森選手は身長が高く立ち方も高重心なのでスープレックスは決まるなと練習では考えていて、シャドーをしながらこういうタイミングで投げられるなといった、イメージだけはしていました。
――相手のバックに付けば100%投げられる自信もありますか?
笠原 試合の状況によって色々と変わると思うのですが、ああいう形に持って行くためにいくつかパターンを用意しているので、そこにうまくはめ込めば投げることができます。
――重森戦では投げようと思えば、何度でも投げられるタイミングはあったのでしょうか?
笠原 そうですね。僕は投げが得意の選手ではないのですが、あの試合では何度か投げられるタイミングはありながらも最後に決めてやろうと思っていたので1度しかやっていません。
――次の対戦相手、小川翔選手についてはどのような印象があります?
笠原 僕が階級を上げていけば対戦することもあるのかなとは思っていましたが、そんなに意識はしていない選手でした。非常にタフな選手だと思いますが、僕のパンチが入れば間違いなく倒れます。
――練習ではどういう部分を強化していますか?
笠原 タイ人トレーナーのダムさんと試合感覚でミットを持ってもらっていて、ダムさんに思いっきり殴ってきてもらっていて、その流れで勝負所を見極める部分を作り上げています。
――笠原選手と同階級のチャンピオン、西岡蓮太選手と小川選手はKNOCK OUTのリングで対戦していて、西岡選手はダウンを取って判定勝ちしています。今後、西岡選手と対戦する可能性はあるだけに、西岡×小川戦の試合内容、結果は意識していますか?
笠原 そこまで考えると考えすぎてしまい変な試合をしてしまうので、自分のスタイルを貫いた試合、みんなが好むようなバチバチの打ち合いをして、どっちが強いか分かりやすい戦いを見せたいなと。西岡選手とのタイトルマッチを早く実現してもらえるように良いアピールになる試合にしたいと思います。
――今回もジャーマンスープレックスは狙います?
笠原 何度も言いますが僕は投げ技が得意だとは思っていないので、勝負所を見極めた上で必要があればそれも狙うかもしれません。
――今年初戦をクリアーして、どういう1年にしたいですか?
笠原 今年はRISEなど他団体にも出撃させていただきたいと思っているので、小川選手にはいい踏み台になってもらいます。
――6月に那須川天心vs武尊の世紀の一戦が行われる大会が注目されています。海人選手はそこで野杁正明選手との対戦をアピールしていますが、ご自身もK-1選手との対戦を意識はしていますか?
笠原 僕はあまり格闘技の試合をあまり見ないので、同階級にどういう選手がいるのか分かりません。今は2月の小川選手に勝つことが一番大切なので、そこでしっかり勝ってその後にシュートボクシング協会からGOと言われたらどこへでも出撃したいと思います。
――K-1の同階級のチャンピオンは朝久泰央選手になります。
笠原 名前は聞いたことがあります。そういう選手とやれるチャンスをいただけるのであればいつでも戦いますし、僕が勝つだけです。
▼セミファイナル(第6試合) 63.0kg契約 3分3R延長無制限R
エキスパートクラス特別ルール
笠原弘希(シーザージム/前SB日本スーパーフェザー級王者、SB日本ライト級1位)
vs
小川 翔(OISHI-GYM/HOOST CUP日本スーパーライト級王者)