SHOOT BOXING 2024 ヤングシーザー杯 act.1
2024年3月10日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
【王座を狙う内藤凌太が2年ぶりの再戦で土井涼雅を返り討ち】
第7試合
57.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級4位、元DEEP☆KICK-55kg級王者)
vs
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級5位)
判定3‐0 ※30-27、30-28、30-27
内藤は前戦となった昨年10月のRIZINのリングでは、竹野元稀と対戦し判定で敗れはしたが、激闘を繰り広げた。対する土井は176㎝の長身から繰り出される鋭い打撃を武器に、昨年11月の勝川大会では辰樹に判定勝ちし連勝を狙う。両者は2022年3月に対戦し、内藤が判定で勝利しており、2年ぶりの再戦となった。
1R、お互いに接近戦で細かい打撃を見せる中、内藤は首投げ、蹴り足キャッチからのこかしで揺さぶる。さらに一本背負いで土井からシュートポイントを奪う。打ち合う場面では内藤はしっかりブロックして右ハイを返す。流れるようなコンビネーションで土井を攻め、内藤の手数は止まらない。
2R、長いリーチの攻撃の土井に、内藤は右ロー。首投げでシュートポイント。インファイトを仕掛ける土井は右フック、左ロー。内藤も左フック、右ローと攻撃を散らしていく。右ローをこつこつ当てる内藤は蹴り足を掴んでは大きく突き飛ばしてペースを握ったまま。
3R、パンチ勝負の土井に、内藤は必ず右ローを返していき、組んでもヒザ蹴りを当ててペースを譲らない。土井はボディブローを入れるなど手数を落とさないが、内藤も細かくパンチからローを散らして退かない。シュートポイントを奪った内藤が大差を付けて判定勝ちした。
第6試合
64.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
長谷川佑也(TEAM FOREST)
vs
野口貴大(シーザージム新小岩/AMATEUR SHOOTBOXING 2023一般−65kg優勝)
TKO 2R2分20秒
7戦2勝4敗1分の長谷川に対し、AMATEUR SHOOTBOXING 2023一般−65kg優勝者の野口は今回がプロデビュー戦となった。
1R、パンチで攻める野口に、長谷川は投げをトライ。3㎝上背の野口はフロントチョークでキャッチポイント。逆に長谷川は背負い投げでシュートポイントを奪う。飛び込んでヒザを見舞う野口をキャッチした長谷川はフロントスープレックス気味に投げてシュートポイント奪取。
3R、掴んでのヒザを見舞う野口に、長谷川は一本背負いでシュートポイント追加。さらにシュートポイントを追加した長谷川は掴んでくる野口にフック、ヒザ蹴り連打。長谷川が顔面へのヒザ蹴りでダウンを追加したところでセコンドからタオルが投入された。長谷川がTKO勝ち。
第5試合
72.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
磯村真言(グラップリングシュートボクサーズ)
vs
荒尾祐太(チーム吉鷹)
延長判定0‐2 ※9-10、10-10、9-10 ※本戦は27-28、28-28、28-28
2戦1勝1敗の磯村と、昨年11月のSB勝川大会でプロデビューし、1戦1勝の荒尾の一戦。
1R、荒尾は磯村よりも16㎝高い184㎝の高身長を活かした首相撲からのヒザ、磯村はパワーを活かして投げを狙う。顔面前蹴りからヒザ蹴りの荒尾は組んでのヒザで優位。右ロー、膝、左ハイと多彩な攻を見せ、磯村は押され気味。
2R、投げ狙いの磯村に、荒尾は右ハイ、掴んではヒザ蹴りで翻弄する。磯村は前に出るも、前蹴り突き放され、荒尾ペースは進む。
3R、右ハイを当てる荒尾は、前に出る磯村を捕まえ首相撲からのヒザでペースを乱す。終了間際に磯村がジャーマンスープレックスの後方への投げで2ポイントを獲得。パンチで前に出る荒尾に、磯村は首投げを見舞うもノーシュート。本戦では差が付かず延長戦へ。
延長Rも荒尾が組んでのヒザ。磯村が後方への投げにトライ。荒尾は右ロー、組んでのヒザ。前に出る磯村に、荒尾が距離を取る戦いで付き合わず、判定勝ちした。
第4試合
62.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
長谷川平蔵(シーザージム)
vs
こりく(IMPACT/千葉拳)
TKO 1R1分50秒
3戦2勝1敗の長谷川と、1戦1敗のこりくの一戦。1R、長谷川が左のヒザ蹴り、左ミドルからパンチ連打でこりくを追い込む。一度は耐えられたものの長谷川は右ヒザでダウンを奪う。掴んでのヒザ蹴り連打で追加のダウンを奪った長谷川が左ミドルから掴んでのヒザ連打でKO勝ちした。
第3試合
62.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
どん冷え貴哉(チーム吉鷹/S・BATTELライト級王者、元アクセルライト級王者)
vs
伊藤 要(シーザージム新小岩)
判定3-0 ※三者とも30-28
44戦22勝20敗2分のベテランでS-BATTLEライト級&ACCELライト級の二冠王どん冷えと、20戦6勝(4KO)13敗1分の伊藤の一戦。
1R、前に出る伊藤はパンチを振りながら組み付いて投げ狙い。ドン冷えは右ミドル、パンチから組み付いて投げを狙う。伊藤は投げを何度も仕掛けるもののどん冷えに潰される。
2R、激しくパンチを交錯させ、どん冷えは伊藤のパンチを交わして右ミドルを当て、組み付いてはヒザ。伊藤はパンチを振り回し、どん冷えは右ミドル。
3R、どん冷えはプレスを強めて打ち合いへ。投げ狙いの伊藤に対し、どん冷えはこれをことごとく潰していく。最後まで手数を落とさないどん冷えが組み付いてのヒザも当てていき、判定勝ちした。
第2試合
60.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
金子徹哉(BELLWOOD FIGHT TEAM)
vs
獅子丸(ONE LINK)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
5戦1勝4敗の37歳・金子と、5戦2勝2敗1分の23歳・獅子丸の一戦。
1R、金子は左右に蹴りを散らしにいくのに対し、獅子丸はパンチから右ロー。前に出る獅子丸に、金子はパンチを返していく。左右連打から右ストレートの金子に、獅子丸は連打を見舞う。
2R、お互いに細かい連打を見せる中、金子は払い腰を仕掛けるもノーシュート。前に出る獅子丸に、金子はパンチで突き放す。
3R、手数を出す獅子丸に、左右フック、前蹴りで金子も応戦していく。最後まで手数を落とさない金子が判定勝利した。
第1試合
52.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
竹野展生(風吹ジム)
vs
長谷川大祐(TEAM FOREST)
判定3-0 ※30-25、30-26、30-25
竹野元稀の弟、展生は4戦1勝3敗の戦績。対する長谷川は8戦2勝6敗。
1R、左ミドルの竹野は左ボディを命中。長谷川が怯むと一気にパンチ連打で追い込む。長谷川もパンチを返して応戦。耐えた長谷川に、竹野は左ボディ、左ミドルを当て、長谷川は右カーフを返す。
2Rも右カーフキック集中打の長谷川に、竹野は打ち合いを誘って、両者は殴り合う。スタミナ切れが見える竹野に、長谷川はテンカオ、左アッパー、右フックを当て巻き返しに出た。
3Rも激しく打ち合う中、長谷川は腰投げもノーシュート。前に出る竹野が右フックでダウンを奪う。長谷川も前に出るものの、竹野が右ストレートで追加のダウンを奪う。長谷川は被弾覚悟で前に出るが、判定で竹野が勝利した。