THE LAST BOMB ナグランチューン・マーサM16引退記念試合
2015年10月3日(土)大阪府立体育会館・第2競技場
先日10月3日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場にて開催された『THE LAST BOMB ナグランチューン・マーサM16引退記念試合』の試合結果は以下のとおりです。
マーサ引退記念試合をメインとする今大会は、オープニングマッチでジュニアのアマチュアファイトを行い、ラウンドガールならぬラウンドキッズがボードを持って登場するなど、主催の及川道場のカラーが全面に押し出されたアットホームな雰囲気で開催された。
本戦第一試合では、及川道場期待の新星・平山晃大が満を持してのデビュー。回転力の早いパンチとスピードが乗ったキック、安定力のある組技など全局面で非凡な才能を見せつけ、ダウンを奪う圧倒的な内容で初勝利をあげた。
8月に行われたGirls S-cup48kg日本トーナメントで優勝し今回が凱旋試合となったMIOは、MARIを相手に圧巻のバックドロップを決めるなど王者らしい勝利。
そしてプロデビュー後初となる地元大阪での試合に挑んだ海人は、難敵・瑠輝也を相手に見事なカウンターで逆転KO勝利。
その他、及川道場の池上孝二と平井慎介が手堅い攻めで判定勝利をおさめ、久々の登場となったKING皇兵が柔道仕込みの投げを連発しSBルールを存分に活かした闘いを見せつければ、元RISE王者・一刀は、深田一樹を強烈な左ボディーで追い込み最後は右ストレートで2度のダウンを奪いTKO勝利をおさめるなど、全選手がメインのマーサにエールを送るような試合で会場を盛り上げた。
第10試合
メインイベント・スーパーフェザー級=60kg
エキスパートクラスルール
ナグランチューン・マーサM16
vs
マキピンサヤーム
TKO 3R
1ランウド、軽いパンチの交差からマーサがローキックをヒットさせると、ピンサヤームはパンチから鋭いハイキックでけん制。それを紙一重でかわしたマーサは、さらに右ストレート、フック、ローで攻める。 度々顔面を捉えるマーサの攻撃に、ピンサヤームが強いパンチを返しさらにコンビネーションから再び強烈なハイキックを放つと、ガード越しにも大きな破裂音が鳴り響き会場がどよめく。 しかしマーサは怯まずに力を込めたパンチからローを打ち込むと、ピンサヤームも重たいローキックを返し一進一退の攻防。 2ランド序盤から圧力をかけ始めたピンサヤームの強いパンチが徐々にヒットし始めるが、マーサもガードしてローキックを返し追撃を許さない。しかしやはりピンサヤームのパンチのヒット数が上回ってきたか。 3ラウンドに入ると、さらに圧力を増したピンサヤームの猛攻にロープを背負う場面が多くなるマーサ。 必死に攻撃を返すが、手数をさらに増したピンサヤームの強烈な左フックを浴びてたまらずダウン。 気合の表情で立ち上がりダメージの回復に努めるマーサだが、この機を逃さないピンサヤームが一気に間合いを詰め、再び追撃の左フックにマーサが膝から崩れ落ちたところでレフリーが試合をストップした。 痛烈な幕引きとなったが、引退試合で強敵を相手に真っ向勝負を挑んだマーサに会場からは惜しみない拍手が沸き起こった。
第9試合
スーパーフェザー級=60kg
エキスパートクラス特別ルール
池上 考二
vs
HIROKI
3R判定
第8試合
フェザー級=57.5kg
エキスパートクラス特別ルール
一刀
vs
深田 一樹
3R判定
第7試合
63kg契約
エキスパートクラス特別ルール
海人
vs
瑠輝也
KO 2R
1ラウンド序盤から、長身を活かした瑠輝也のパワフルな打撃に後退を余儀なくされる海人。海人もパンチのコンビネーションを返すが、瑠輝也の力強い攻撃に上体を起こされ打撃に威力が乗らない。 パンチの打ち合いでも瑠輝也の強烈な左ボディが海人の体力を徐々に削り、KOを狙う大きなパンチを海人が紙一重でかわす展開が続く。 2ラウンドに入っても瑠輝也の勢いは止まらず、ポイントで大きく差がついたとと思われたその瞬間、海人が瑠輝也のボディフックに左のショートフックを一閃。 たたらを踏んでダウンを喫した瑠輝也がカウント8で立ち上がると、一気に勝負を仕掛ける海人。 なんとかレフリーのブレイクで持ちこたえた瑠輝也の顔面に、今度は強烈な前蹴りをヒットさせ、瑠輝也がたまらずダウン。レフリーが10カウントを数え、海人が初となる大阪凱旋試合をKO勝利で飾った。
第6試合
女子ミニマム級=48.0kg
エキスパートクラス特別ルール
MIO
vs
MARI
3R判定
1ラウンドからスピーディーな攻防で会場を引き付けた両者。序盤から早いだけではなく威力の乗った激しい打撃戦を展開する。 2ラウンドに入ると蹴り主体の攻撃で間合いを取るMARIに、バックステップからカウンターのストレートを巧みに合わせるMIO。 MARIもパンチで応戦するが、MIOが左ボディ、右ストレートを確実にヒットさせ次第に試合の主導権を握ると、組技でも徐々にMARIを圧倒。 3ランドには、組みの体制からバックに回ったMIOが打点の高い見事なバックドロップを決め2ポイントを奪取。 さらにポイントを奪ったMIOが大差の判定勝利を収めた。