Que Sera Japon presents『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2016』
2016年11月11日(金)東京・TDCホール
RENA、判定勝ちで17連勝!S-cupはザガリアが悲願の初優勝
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第12試合
スペシャルマッチ/フライ級=51.0kg
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
RENA
vs
キンバリー・ノヴァス
3R判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
1R、飛び込んでフックを打とうとするノヴァスをRENAは前蹴りでストッピング。ノヴァスが組み付いてくるとヒザ蹴りからの首投げを狙ったが、ノヴァスの腰が重く投げることが出来なかった。2Rも同様の展開で、ロー&パンチから組み付いてくるノヴァスにRENAは戦いにくそう。それでも右ストレート、左フックを当てていく。3R終盤、勝負に出たRENAがボディブローとヒザ蹴りでノヴァスにダメージを与えるが、タフなノヴァスは最後まで耐えた。RENAが判定勝ちで17連勝を飾りメインを締めくくったが、「反省点の多い試合だった」と試合を振り返った。
第11試合
S-cup65kg世界トーナメント決勝戦
S-cupルール 3分3R延長1R
MASAYA
vs
ザカリア・ゾウガリー
TKO 2R1分14秒 ※3ノックダウン
決勝戦を争ったのはMASAYAとザカリア。2試合連続KOで波に乗るMASAYAは左右のロー&ミドルキックで蹴り主体の攻撃。ザカリアはMASAYAのブロックが空いているところをよく見てパンチを入れていき、顔面とボディへ打ち分ける。2Rになるとザカリアがさらにアグレッシブに動き始め、飛びヒザ蹴りも繰り出す。ヒザ蹴り、バックキックでMASAYAのボディを攻めるザカリアは、左右フック連打からのボディ連打でダウンを奪う。2度目のダウンもボディへの連打。MASAYAは根性を見せて立ち上がったが、もはや体に力が入らないのか、ザカリアの飛びヒザ蹴りをまともにはもらわなかったが後方に倒れ、レフェリーがここで試合をストップ。ザカリアが2年前は叶わなかったS-cup制覇を成し遂げた。
第10試合
スペシャルマッチ/71.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
アンディ・サワー
vs
宮越 宗一郎
3R判定3−0 ※30−28、29−28、29−28
1R、スピードに優るアンディがパンチとローキックのコンビネーション、顔面からボディへのコンビネーションと快調に攻めていく。手数の少なかった宮越だが、2Rになると前へ出てジャブや右ストレートをアンディの顔面へ放ち、仰け反らせる場面もある。しかし、アンディはMMAで学んだ遠い間合いから飛び込んでの右フックでダウンを奪うと、一気に連打をまとめる。3Rは宮越が逆転を狙ってパンチ連打で前へ出て行く。アンディは珍しくステップで動き回って宮越の攻撃をかわし、飛び込んでパンチを打つと胴タックルのようにして宮越の動きを止める。宮越のパンチをもらう場面もあったが、ダウンを奪ったアンディが約11カ月ぶりのSBルールで判定勝ちした。
第9試合
SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ/スーパーバンタム級=55.0kg
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
内藤 大樹
vs
植山 征紀
KO 3R2分14秒 ※左フック
1R、パンチで倒す気満々の植山を蹴りで迎え撃つ内藤。植山の攻撃をかわしての蹴り返しで優勢を保っていたが、植山の右ストレートが徐々に内藤を捉え始める。2Rには蹴ろうとした内藤に植山が左フックを合わせてダウン先取。植山は倒す気が空回りしてか大振りの空振りが目立つ。そして3R、内藤が打ち合いに応じてきたところで植山の左フック。これでグラついた内藤から右フックでダウンを奪う。植山のパンチで追い込まれた内藤だったが、倒しに来た植山に1Rから狙っていた右フックがカウンターで決まり、今度は植山がダウン。植山は立ち上がろうとするも体が言うことを聞かず、内藤が大逆転KO勝ちで王座初防衛に成功した。
第8試合
S-cup65kg世界トーナメント準決勝戦
S-cupルール 3分3R延長1R
ザカリア・ゾウガリー
vs
タップロン・ハーデスワークアウト
3R判定3−0 ※30−27、29−27、30−27
1R、左右フックを回転させていくザカリアに、タップロンは左ミドルで対抗。ザカリアのスピードのある連打がタップロンに命中する。2Rになるとザカリアは回転技を次々と繰り出し、クリーンヒットはなかなか奪えなかったが、ラウンド終了間際に首投げでシュートポイントを獲得。3R、接近しては左右フックを連打するザカリアに、タップロンもパンチで対抗。両者が足を止めてのフックの打ち合いで場内が大きく盛り上がる。より多くのパンチを当てていったザカリアが判定勝ちで決勝進出を果たした。
第7試合
S-cup65kg世界トーナメント準決勝戦
S-cupルール 3分3R延長1R
Hideki
vs
MASAYA
TKO 1R※セコンドからのタオル投入
鈴木博昭のドクターストップで、敗者復活で準決勝に駒を進めたのはRISEランカーのHideki。1R、MASAYAは左ローを徹底的に蹴り、左ミドルやパンチで意識を逸らしてまたローを蹴る。鈴木戦ですでに足にダメージを負っていたHidekiは、それでもローを蹴られながら鈴木をドクターストップに追い込んだパンチを放つ。前へ出てパンチを繰り出すHidekiと、それに下がりながらもしっかりとローを蹴るMASAYA。途中、レフェリーがブレイクを命じると、Hidekiはもう立っていることが出来ず、座り込むのと同時にセコンドからタオルが投入された。
第6試合
SB日本女子ミニマム級王座決定戦/ミニマム級=48.0kg
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
MIO
vs
Union朱里
延長-R判定3−0 ※三者とも10−9
4度目の対戦となるMIOと朱里。3戦とも全て敗れている朱里はリベンジを固く誓い、1Rから積極的な攻めを見せ、左ストレート、組んでのヒザ。2Rもヒザ主体の攻めでMIOを追い込む。蹴りで距離を取るMIOは、3Rに首投げでシュートポイント奪取。そして右フックも当てていく。4R、朱里は組んでのヒザでMIOの体力を削り、MIOは苦戦を強いられる。さらに5Rには朱里のフロントチョークがキャッチポイントに。MIOは左右フック連打、右ミドルを当て巻き返し。本戦では決着付かず延長戦へ。MIOはワンツーをヒットさせるなど手数で上回り、判定勝ち。念願の女子ミニマム級初代王者に輝いた。
第5試合
S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg
S-cupルール 3分3R延長1R
タップロン・ハーデスワークアウト
vs
水落 洋祐
TKO 2R40秒 ※右フック→レフェリーストップ
1R序盤から右フックをヒットさせるタップロン。接近戦では首相撲からのヒザで主導権を握り、ワンツーで水落からダウンを奪う。そして投げでもシュートポイントを獲得し、水落を追い込む。2R、水落はロー、パンチを上下に散らすと、タップロンはパンチ連打。右フックをクリーンヒットさせて水落を完全KOした。
第4試合
S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg
S-cupルール 3分3R延長1R
ザカリア・ゾウガリー
vs
山口 裕人
TKO 1R1R 1分27秒 ※2ノックダウン
20勝のうち13KOと高いKO率を誇る山口は1Rからパンチ連打で前に出るとザカリアをコーナーに追い込む。するとザカリアは右フックでダウンを奪う。山口が立ち上がると、打ち合いを誘うザカリアはバックブローでKO勝ち。圧勝でザカリアが準決勝行きを決めた。
第3試合
S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg
S-cupルール 3分3R延長1R
MASAYA
vs
チャールズ・“クレイジーホース”・ベネット
TKO 2R2分04秒 ※レフェリーストップ
1R、ベネットはトリッキーな動きを見せ右フックでダウンを奪う。すぐに立ち上がるMASAYAはガンガン前に出て左ミドルでボディを削る。これで徐々にスタミナを消耗したベネットはタックルを連発しテイクダウン。ローブローが入ると、ベネットはセコンドと話すなどで時間を稼ぐ。MASAYAは左ミドル、左ハイで前に出続けて、パンチ連打。防戦一方のベネットにレフェリーがダウンコール。10カウント以内にベネットがファイティングポーズを取らなかったために、MASAYAのTKO勝ち。
第2試合
S-cup65kg世界トーナメント1回戦/スーパーライト級=65.0kg
S-cupルール 3分3R延長1R
鈴木 博昭
vs
Hideki
延長-R判定3−0 ※三者とも10−9
1R、ガードをガッチリ固める鈴木は左インローをこつこつ当て主導権を握る。攻撃を散らして前に出る鈴木の前に、Hidekiは攻めあぐねたが2Rに右ストレートをヒット。3Rには、Hidekiがパンチラッシュを仕掛けると、鈴木は鼻血を大量に出しドクターチェックが入る。再開後、鈴木は左フック、左ローで反撃し本戦はドロー。延長戦では、鈴木が前蹴りで距離を取り、左のパンチを当て手数を増やす。準決勝行きを決めた鈴木だったが、左目眼窩底骨折の疑いでドクターストップ。トーナメント規定でHidekiが準決勝に進出へ。
第1試合
スーパーフェザー級=60.0kg
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田 聖明
vs
中神 吉彦
3R判定3−0 ※30−25、30−25、30−26
1Rから激しい打ち合いを繰り広げる両者。2Rには乱打戦の中で村田が左フックでダウンを奪う。3Rは村田が右ストレートからの左フック。そして右ボディで中神を追い込む。終盤には左フックで2度目のダウンを奪った村田が大差を付けて判定勝ちした。