9.15 MIO、狙うはイリアーナへのリベンジ「実現させるためにも今回しっかりと勝つ」
9月15日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2018 act.4』で山口遥花(仰拳塾)と対戦するSB日本女子ミニマム級王者MIO(シーザージム)。7月のGirlsS-cup48kg世界トーナメントでは決勝まで登り詰めるも、イリアーナ・ヴァレンティーノに判定負けを喫し、準優勝に終わった。今大会では、フルコンタクト空手で多数の入賞経験を持つ女子高生キックボクサーを相手に再起戦を行う。
――再起戦が決まりました。
「毎年、Girls S-cupが終わったら気合いが入らなかったりするのですが、48kg世界トーナメントの結果は準優勝に終わったことで悔しい思いをしたのでまた頑張らないといけないと思い、気合いが入ってます」
――いつぐらいから練習は再開したんですか?
「お盆で一回、地元の大阪に帰ったのでその期間は練習出来ていなかったのですが、いつも通り追い込んでいます」
――トーナメント前は相当気合いが入ってましたが、準優勝に終わって落ち込み具合はどうでした?
「昔と比べて精神的に強くなったのでしょうか。試合終わってから泣いている暇はない、もう一回頑張ろうと思いましたね。まだまだやれると思いましたし、もっと強くなって絶対に(イリアーナに)やり返そうと。悔しいといえば悔しかったのですが、今の自分の実力を全部出し切ったことで満足もしましたし、もっと頑張らないといけないという想いの方が大きく、また試合をこつこつ試合を重ねて(イリアーナへの)リベンジまで辿り着きたいと思います」
――世界との差はどのくらい感じました?
「フィジカルの差を感じたので身体作りからやり直そうと思いましたね。今まで48kg契約でしたが、今回は初の50kg契約で対戦相手も大きいのかなと。やはり世界の選手は大きい方が多いじゃないですか。このタイミングで50kgの選手とやっていけるようにして、今後対戦するであろう、イリア―ナ、(小林)愛三とやってもフィジカル負けしないように、今後は上の階級の選手ともやっていきたいと思います」
――今回久しぶりにキャリアに差のある選手との試合になりました。
「山口選手の情報はあまりないのですが、映像を見たところ油断できない相手だなと。トレーナーのダムさんも“相手は強いヨ”と言ってました。プロキャリアはもちろん私の方があるので実力差は見せたいのですが、むしろ挑戦するぐらいの気持ちで臨んでしっかり勝ちたいです」
――今回、負けたら失うものが大きく、心境的には2016年6月のMISAKI選手との初対戦時と同じでしょうか? あの時は奮闘したMISAKI選手が一気に評価を高めた試合でもありました。
「そうですね。試合が決まった時に、これ……私の苦手なパターンの選手やん!と思いましたね(笑)。でも決まったからにはやるしかありません。今、私は50kgなので減量せずパワーを落とすことなく、試合に臨めます。ここでキッチリと倒すことが出来れば、今後は50.0kgでやっていきたいとも思えますし、自分がどこまで通用するのかチャレンジの意味合いもあります。50.0kg契約での試合は初めてなので不安ではありますが、ポジティブにいきます」
――動いた感触では力強い攻撃を出せていると思いますか?
「減量がない時の普段の練習でミットを打つと威力が全然違うので、これが試合が出れば倒せるのでは、と思います」
――今回こそはKO宣言からの有言実行ですね!?
「あっ、出た(笑)。本当に倒したいですね。ここ最近RENAちゃんとも練習して倒すイメージが出来ているので実行したいです」
――この一戦をクリアーしたら今後は打倒イリアーナを目指しますか? 小林選手、MISAKI選手もリベンジの機会を狙っています。
「そうですね。あの大会後から競争も始まったと思うので二人に負けないように頑張ります」
――11月には両国国技館でS-cupの開催が決定しています。そこは意識していますか?
「私は今までに両国で一度も試合をしたことがなく、憧れの場所なんですよ! 開催が決まったときにもしかしたら私出られるかも??と思ったりして(笑)。もし、イリアーナとそこで組まれれば短いスパンであってもやります。それを実現させるためにも今回しっかりと勝ちたいと思います」
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/16655/