シュートボクシング
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9.23 愛知 再起戦のMISAKI、狙うはイリアーナ「MIO、小林よりもインパクトある勝ち方を」

9月23日(日)愛知・ホテルプラザ勝川にて開催される『SHOOTBOXING 2018 YOUNG CEASER CUP CENTRAL #23』のメインイベントでラットチャプロン・ポーニラモンス(タイ)と対戦するJ-GIRLSミニフライ級王者MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ)。

MISAKIは7月に開催されたGirls S-cup 48kg世界トーナメント一回戦でイシス・バービックに判定勝ち。準決勝でイタリアの強豪イリアーナ・バレンティーノに判定で敗れ、今回が再起戦となる。タイの二冠王を相手に、MISAKIは地元愛知で復活の狼煙を上げることが出来るか。

――まずは7月のGirls S-cup48kg世界トーナメントを振り返っていただきたいと思います。
「言い訳になるかもしれませんが……一回戦のイシスが強豪だったのでそこで勝つための練習ばかりをして、イシス選手に勝てばノリに乗ってそのまま優勝できるんじゃないかという過信がありました。準決勝は(小林)愛三ちゃんが勝ち上がってくると予想していたので、イリアーナへのサウスポー対策もしないままでした……。出場全選手への対策不足が敗因でもあります」

――プロキャリアでは初のトーナメントでしたが、一回戦終わってダメージはどうでした?
「1日2試合することは初めてだったので、こんなに試合間隔は短いのかと。準決勝前に緊張はなかったのですが、イシス選手のヒザ蹴りをもらってボディを効かされてしまい、大会が終わって一週間は痛かったですね」

――試合前はイシス選手に勝つことに集中すると言われてましたが、勝ったことで満足し切った部分はないですか?
「私は決勝戦で絶対にMIOちゃんとやりたく、そのつもりでいたので満足感はないです。でも、準決勝でイリアーナを目の前にした時に、気持ちの面でも準備が出来ていませんでしたね」

――グローリーで活躍している世界のトップクラスのイシス選手を破ったことはかなりの自信になりました?
「イシスとは階級も違いますし打撃で勝てるとは思えなかったので、キックルールで対戦したらどうなっていたのかなと。ビビりし過ぎていた部分もあり、一発もらったら私は死ぬんじゃないかという恐怖心もありました。とにかく相手がパンチを打てない距離に入ることが大事だと思ったので、距離を潰して投げに徹する戦いになりました。何発かもらっても大丈夫だったので、もし再戦になればいつも通り手数を出して打ち合う試合が出来ると思います。これから先どんな外国人が立っても、イシス、イリアーナとやったことで恐怖心はありません。対外国人に対して課題は見つかったので、フィジカルと体幹トレーニングにめちゃくちゃ力を入れています」

――イリアーナとの再戦は臨みますか?
「今回の愛知大会のカードが決まる前に、坪井代表から『次の相手誰とやりたい?』と聞かれて、出来るわけないと思いながらも『イリアーナとやりたい』と答えました。イリアーナの打撃をもらっても大丈夫だったので、すぐに再戦をしたいなと。ちゃんと対策を立てられなかったのも悔しいですし、過大評価をしてビビッてしまった自分が悔しいです。倒されてもいいやと思うぐらいので気持ちでいけなかったのが敗因なので今なら勝てるんじゃないかと思います。二度とない大きなチャンスを落としたことで落ち込みましたが、落ち込む時間もなく試合を組んでいただけたので気持ちが切り替わりましたね」

――トーナメント後、いつから練習再開を?
「Union朱里が試合の翌日にジムにいく流れを作ってしまったので、後輩もやらなきゃいけないんですよ。試合翌日から練習しています。あいつのせいで……(笑)」

――再起戦の相手はタイ人選手になりました。
「タイ人に対しては“待ち”のイメージがあり、相手の出方に合わせて攻撃を出してくるのかなと。今回の相手はパンチを打たれても前に出てきてヒザを出してくるタイプなので、相性がいいかと言われたら良くなさそうですが、負ける気はしません。二冠王で強いと思いますが、世界トーナメントで強豪とやったという自信があるのでちゃんと打ち合って首相撲にも対応できる練習をしてきたので面白い試合は出来ると思います」

――タイに練習に行かれていたそうですね。
「そうですね。8月15日~20日までバンコクにあるハイランドボクシングジム、ヨッカオジムに行かせていただきました。次の試合では、首相撲や蹴り合って相手の土俵で戦うのは良くないと思うので、パンチのミット打ちを多めにやったり、首相撲では投げのモーションをやらせてもらいました。首相撲から関節技をやろうとすると相手は焦ると思うのでそこがポイントになるかと」

―― 一番強化してきた技は?
「タイ人は下からの攻撃に弱いと聞いたので、ボディ、アッパーになります。当日にならないとわかりませんが、確実に攻撃面は強くなっていると思います」

――イリアーナへのリベンジに向けて、MIO選手、小林選手と共に一斉にスタートしましたが、そこは意識してますか?
「愛三ちゃんがKNOCK OUTで勝って、MIOちゃんも15日に勝ちました。私も負けてられない、負けは絶対に許されないですし、2人よりもインパクトある勝ち方をしないといけないと思っています。それにメインですし、噛み付いてでも倒しにいかないと大会も締まりません」

――SNSでは今回のヤングシーザー杯で試合をするのが最後といわれていましたが、あれはどういう意味でしたか?
「ヤングシーザー杯自体は実績を積んで東京で試合をすることを目標にした大会になります。これでKO勝ちしたら、ヤングシーザー杯は卒業と坪井代表から言われています。愛知で試合をするのも少なくなりますし、ここでスカッとKO勝ちしてみんなでリング上で記念撮影しましょう」

<決定対戦カード>

▼メインイベント(第10試合) 国際戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ/J-GIRLSミニフライ級王者)
vs
ラットチャプロン・ポーニラモンス(タイ/Highland Boxing gym)

▼セミファイナル(第9試合) SB日本スーパーライト級ランキング戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
イモト(グラップリングシュートボクサーズ/同級6位)
vs
土佐丸(SB摂津富田ジム/MAウェルター級8位)

▼第8試合 60kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
北川裕紀(ストライキングジムアレス/SB日本フェザー級5位)
vs
田中翔太(THE BODY BOX)

▼第7試合 SHOOTBOXING×MAXFCリレーションシップ3vs3マッチ 52.0kg契約 SBスターテイングルール 2分3R延長2R
梅尾メイ(チームバルボーザジャパン)
vs
キム・ソユル(韓国/群山X-GYM/MAXFC)

▼第6試合 SHOOTBOXING×MAXFCリレーションシップ3vs3マッチ ミニマム級(48kg) SBスターテイングルール 2分3R延長2R
TOMOMI(グラップリングシュートボクサーズ豊橋)
vs
パク・ユシン(韓国/群山X-GYM/MAXFC)

▼第5試合 SHOOTBOXING×MAXFCリレーションシップ3×3マッチ ミニマム級(48kg) SBスターテイングルール 2分3R延長2R
ほのか(KANALOA GYM)
vs
チョ・シオン(韓国/順天アムナットジム/MAXFC)

▼第4試合 スターティングクラスルール 58kg契約
魁斗(立志会館)
vs
ブルズアイ竜太(ブルズアイファイティングクラブ)

▼第3試合 53kg契約
内藤啓人(ストライキングジムAres)
vs
吉井龍城(フリー)

▼第2試合 52kg契約 チャレンジマッチ
谷口仁保(NEXSPORTS)
vs
長谷川大輔(グラップリングシュートボクサーズ豊橋)

▼第1試合 スーパーフェザー級チャレンジマッチ
TSUTOMU(TIA辻道場)
vs
長谷川尚登(グラップリングシュートボクサーズ豊橋)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/18911/


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