シュートボクシング

11.18 復帰4戦目で北斗と対戦する宍戸大樹「いつもよりもガムシャラに行ける相手」

11月18日(日)東京・両国国技館にて開催される2年に一度のシュートボクシング(以下SB)の祭典『SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018』でSB日本スーパーウェルター級王者・北斗拳太郎(ボスジムジャパン)と対戦する元SB東洋太平洋ウェルター級王者・宍戸大樹(シーザージム)。7度目のS-cup参戦に向けて、宍戸が想うこととは!?

――S-cup参戦が決まりました。心境はいかがですか。
「試合を組んでいただけるだけでありがたいなと思います。試合があるから練習も頑張れますし、復帰したかいがあります。当たり前のことでですが、試合に向けて努力出来ることに有難みを感じています」

――S-cupでこれまでに何度も名勝負を繰り広げて宍戸選手ですが、感慨深いものはありますか?
「自分は2004年に初出場して、今回で7度目の出場になります。アンディ(・サワー)と同じ出場回数になります。今回はワンマッチという立ち位置ですので、何か大会に華を添えられるようにしたいですね。2年に一回の祭典に出させてもらう以上は中途半端な試合は出来ないですし、祭典にふさわしい面白い試合を見せなくてはいけないと思っています。世界一を目指すことや、SBの頂点を狙うというのは、自分にとっては今では違うステージなので、もっと野心がギラギラした若い選手にそういうのは任せて自分は自分の道を進んでいき、見てくれる人に何か感じてもらえるような試合をしたいと常々思っています」

――前戦となった8月のKNOCK OUTでは、緑川創選手のヒジで額をカットされて2RTKO負けでした。
「悔しいという気持ちもあります。以前の自分だと負けた試合の後は、負けを認められないまま引きずって練習再開していました。ヒジで斬られて負けたことをアクシデントで負けたと思う選手がいますが、それは間違いです。ヒジありのルールこそが本当の勝負だと思っていて、今回は完敗でしたね。あそこまでバッサリと斬られたことで自分はヒジのディフェンスからダメなんだな、自分にはまだまだ足りないものがあると改めて感じられたことで、対戦してくれた緑川選手に感謝の気持ちでいっぱいです」

――傷跡を見て闘争心は沸き起こりますか?
「もう反省ばかりです。周りからは復帰しない方が良かったんじゃないの?と色んな意見がありますが、全て自分が引き起こした自業自得なんです。未熟だったので次にそうならないために、どうすればいいのかを考えている作業も楽しいです。一回負けたら試合が組まれない厳しい世界だというのも承知していますが、こうやってS-cupで使ってもらえたということはまだ自分に求められているものがあるのかなと思います」

――徐々に引退前の動きに戻っている実感はありますか?
「練習しているとすぐに身体を痛めてしまっては回復しての繰り返しです。この歳で復帰するというのはそういうことなんだろうと思います」

――今回の相手、北斗選手に対してはどのような印象がありますか?
「北斗の拳のキャラクターにちゃんと成り切ってるところは凄くスペクトしています。周りにはよく思っていない人もいますが、それは本人も承知の上でやっていることでしょう。彼はちゃんとタイトルマッチに勝ってますし、試合を見ても強いと認めてます。弱い選手がSBのベルトを負けることは出来ませんから。自分はデカくて強い選手が相手だと思いっきり勝負できるので、久々にいつもよりもガムシャラに行けると思います」

――北斗選手は宍戸選手と同門の坂本優起選手に3度勝利していますが、リベンジの気持ちはありますか?
「そこは全く意識していません。坂本は絶対に自分で狩りを返す男だと思ってますし、坂本自身も僕に敵討ちをしますと言ってもらいたくないでしょう。3度負けても4度負けても最後に勝った方が勝ちなんです。あいつがしっかりリベンジしてくれます」

――今回勝てば北斗選手とのタイトルマッチを期待するファンもいるかと思います。
「復帰戦は長身の香港人(馮本汝)、2戦目は修斗の元チャンピオン(土屋大喜)、3戦目はキックの現役チャンピオン(緑川創)、今回も長身で実績のあるうちのチャンピオンが相手です。厳しい戦いは続いていて、今はあまり先のことを考えていません。前日会見などでの北斗選手と僕のやり取りなどを含めて、次の試合をみんなで楽しんでもらえたらと思います」

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/19323/


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