シュートボクシング

7.21 MISAKI「ベルトに対する想いが違う」

7月21日(日)東京・浅草花やしき園内で4月にオープンしたばかりの新ホール、浅草花劇場(かげきじょう)にて開催される“女子格闘技の真夏の祭典”『Girls S-cup 2019』に出場するSB日本女子ミニマム級1位MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ)。SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント準決勝でNJKFミネルヴァ・ライトフライ級1位・喜多村美紀(テツジム)と対戦するが、念願のタイトル獲得向け「他の3人の出場メンバーとはベルトに対する想いが違うというのを見せ付けたい」と並々ならぬ意気込みを語った。

――MIO選手が返上したSB日本女子ミニマム級王座を懸けて行われる4人制ワンデートーナメント出場が決まりました。
「6月の試合(vsパク・ユジン)が終わった時点では、今大会でMIOちゃんへのリベンジマッチが決定したと聞いていたので、今回それとは違う形になりましたが、ベルトが懸かっている試合ということには間違いはありません。あのベルトに関しては、私はめちゃくちゃ執着しているものなので、はっきりいって他の3人の出場メンバーとはベルトに対する想いが違うというのを見せ付けたいと思います」

――もしMIO選手と今大会で対戦することになれば3度目の対決でした。自信はいかがでした?
「MIOちゃんと戦うことはそんなに何度もチャンスは来ないと思っている中、やっと来た!という気持ちでした。昨年2月に2度目の対戦をした時に(MIOに)近づいたという手応えはありましたし、今は武器も少しずつ増えているので次は絶対に勝てるという絶対の自信で練習していたところでした。MIOちゃんは私には2回、Union朱里ちゃんには4回、TOMOMI選手には1回、ユリカちゃんには1回とGSB勢に全勝しているので、ここで私が勝って締めたかったですね」

――今回、他のトーナメント出場メンバーを見て印象はどうでしょう?
「田川選手は一番プロキャリアは浅いのですが、ダークホース的な存在で一番やばい相手だと思ってます。田川姉妹はヤングシーザーの勝川大会によくセミプロルールで出場していて、アマチュアトップ選手を次々を倒していたので愛知県内でも有名な選手なんです。試合を見ていてうわ~強いな、いつかやるんだろうな~とは思っていたのですが、まさかこんなに早いタイミングで当たる可能性があると思うと一番苦戦しそうです(苦笑)」

――初戦ではNJKF女子トップランカーの喜多村選手と対戦します。
「あの(小林)愛三とドローの実績がありますし、気持ちも強く常に手数を出して前に出るタイプなので噛み合う試合で面白くなりそうですが、お互いに意地でも立って戦う試合になると思います。前回見せたスタンディングチョークだったり、倒す練習はバッチリしてきたので期待してて下さい。誰が相手でも問題ないです」

――2月に対戦しているMARI選手に関してはどうでしょうか?
「試合前は線が細いのでそんなにパンチ力はないだろうと思ったら、意外にもありました。NJKF現王者で百花選手に勝っていることもあって強かったです。SBルールの対策もしてきてチョークスリーパーを仕掛けてきたり、気持ちも強かったので最後まで私が手こずる形になりましたね。もし戦うことになれば、前回の反省点を踏まえつつ私の得意な試合展開に持っていけたら、と思います。田川選手とMARI選手のどっちが勝ち上がってきてもいいようにはバッチリ仕上げています」

――昨年の48kg世界トーナメントに続いて2度目のワンデートーナメントになりますが、これまでのスタイルと変わらず猪突猛進スタイルを貫き通しますか?
「そうですね。ゴングが鳴ってしまうと、ダメージの少ない試合をしたり、相手の出方を伺う試合というのは私は出来ません(苦笑)。世界トーナメントでは一回戦でイシス(・バービック)、準決勝でイリアーナ(・バレンティーノ)といった世界の強豪と1日で戦った経験があるので、ワンデーの怖さはないですし、スタミナに関しても一昨年前のSB香港大会で7Rもやっているので最後までしっかり戦える自信はありますね」

――ご自身が優勝して赤いベルトを巻いている姿はもう想像出来ていますか?
「その姿以外はイメージ出来ていませんし、これからのSB女子を盛り上げるのは私しかいません。これで負けるようなことがあればもう格闘技界にいられないという覚悟でいます」

――RENA選手、MIO選手の二大エース不在の中、今年のGirls S-cupでヒロインになるのは私だと?
「未奈さんに対抗するわけではありませんが、私がヒロインになります! 私と未奈さんはスタイル的に似ていて、未奈さんはパワーモンスター、私はスピードモンスターとして違った見せ方が出来ると思います。身体は小さいですけど、パワフルでスピードある試合を見せます」

――ベルト獲得後に見据えている目標はありますか?
「私はナチュラル体重が48kgで、48kg契約で試合をすると割と対戦相手は大きくなってしまいます。6月のパク・ユジン戦後に、森谷吉博統括本部長とお話してお約束してくれたのですが、ベルトを獲ったら、私のベスト体重の46.5kgで新階級を作ってくれ、今年の年末に開催予定のビッグマッチイベントで世界トーナメントを開催してくれるとのことです。私の夢は世界チャンピオンなので、絶対に約束を果たしてもらいます(笑)。ジムに来ているキッズたちにも世界チャンピオンになると公言していて、世界のベルトを獲らないと示しがつきません」

――7月5日に、RISE QUEENアトム級王者になったばかりの紅絹選手が「一度敗れているMISAKI選手と再戦したい」と言われてました。SBvsRISEの王者対決に興味は?
「2017年5月のJ-GIRLSミニフライ級王座決定トーナメント一回戦で勝っている相手ではありますが、判定2-1の接戦でした。強かったですし、現在RISEクイーンでもありますし、お許しが出るのであれば王者対決をやりたいです。そして、もし世界トーナメントが開催されれば出てもらいたいです。紅絹さんのことは大好きで尊敬していますが、牛(=紅絹)と猪(=MISAKI)では猪の方が強いというところを見せ付けるだけです」

――最後にファンにメッセージをお願いします。
「今回MIOちゃんは出ませんが、ここでインパクトある勝ち方をして私がベルトを獲るので、安心してこれからのSBを応援していただけると思います。SBにはMISAKIがいることを証明します。みんなの応援が私のパワーにもつながります。私がベルトを巻くので試合後にみんなでリング上で記念撮影しましょう!」

<対戦カード>
▼第1試合 SB日本女子ミニマム級王座決定トーナメント準決勝 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位)
vs
喜多村美紀(テツジム/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級1位)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/21410/


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