シュートボクシング

11.28 笠原弘希「一発で相手が崩れていくところを見逃さないように」

11月28日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2020 act.2』の第5試合(62.0kg契約)でハルク大城(ボスジムジャパン)と対戦するSB日本フェザー級王者・笠原弘希(シーザージム)。

SB二階級制覇を狙うMMAとキックの二刀流ファイターを相手に笠原はどう戦うか。

なお、今大会チケットは全席種が完売となり、会場に来られないファンのために今大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定。下記ページよる購入可。

https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=553105

――試合が近づいてますが、調子はいかがですか?

「2月の前口(太尊)戦以来、9カ月ぶりの試合になるので試合に向けての気持ちの切り替えが難しかったのですが、切り替わってからは調子良く動けています」

――その前口戦を振り返ってもらいたいのですが、前口選手に3Rにダウンを取られて、最終的にヒジによるカットで逆転TKO勝ちでした。

「前口選手は凄くごつくてプレッシャーがあり、パンチを一発ももらっちゃいけないと思って『もらわないようにするにはどうすれば』と試合中に考えてしまったり、ガツガツ攻撃されたので『目には目を攻撃には攻撃を』と思って僕もガツガツいってしまいました」

――前口戦から強化していることはありますか?

「フィジカル面を強化しています。前回の試合で自分のフィジカルの弱さが露呈してしまったのでそこを意識しながら筋トレやフィジカルトレーニングをしたり、一発一発の技を強く打てるようにしています。その前の、昨年12月の重森戦では負けてしまいだいぶ悔しかったですね。SBのリングで他団体の王者に負けてしまうということは、周りからは『他団体の王者に負けた』というイメージしか付かないのでそのイメージを払拭するために巻き返ししようと強く決意して出たのが前口戦でもありました。あの敗戦から練習をガムシャラに取り組むだけではなく、考えて練習するようになりました。僕自身も王者としてのプライドがあり、他団体の選手と戦う時は看板、プライドを背負って戦っているのでもう負けられません」

――今回対戦するハルク大城選手にはどのような印象がありますか?

「写真を見たら凄くごつくて、試合映像もいくつか見たらパンチを振り回してフィジカルで勝負してくる選手でした」

――大城選手はMMAを10戦以上経験していますが、そういう選手にも投げ技や立ち関節を極めたいというのはありますか?

「隙があればぜひ極めたいのですが、ベースであるパンチ、蹴りで勝負して勝たないといけないと思います。今回一撃で決める技は用意していませんが、一発の威力は自分の方があり、一発で相手が崩れていくところを見逃さないようにしてほしいですね」

――弟の友希選手が今年7月に那須川天心選手に挑戦し1RKO負けでした。セコンドに付かれていましたが、あの試合をどう見ていました?

「天心選手の動きも見ていたのですが、どの攻撃を当てるのかといった友希の動きを集中してみていました。緊張することなくうまく吹っ切れていた感じはしました。友希のスピードは通用すると思っていたのですが、相手はそれ以上のスピードでしたね。弟と二人で作戦も組み立て一緒に練習してきて一緒に戦った感覚だったので僕自身も負けた気持ちになり、だいぶ悔しかったです」

――今回、友希選手がタイトルマッチに挑みます。どういう試合を期待しますか?

「天心選手に1RKO負けしたことで、世間からの評価はかなり低くなったと思います。実際、試合動画のコメントで「笠原、弱い」と書いてくる人もいましたが、友希の試合があればまた見ると思うんです。そういう人たちのイメージをひっくり返すような派手なKOですぐに手塚選手を仕留めてほしいと思います」

――2020年最後の試合をクリアーして来年の目標はありますか?

「今回契約体重は62.0kgなんですが、僕はどんどん身体がデカくなっています。来年は62.5kg~63kgの戦線でトップを狙っていきたいと思います」

――62.5kgだと西岡蓮太選手が現王者ですが、3階級制覇も視野に?

「はい、西岡選手のことを意識しています。KNOCK OUTなどの他団体のリングで活躍しているので、俺も出てそれ以上に活躍してやる、という気持ちはあります。西岡選手は素晴らしい選手ですが、RISEトーナメントで負けた姿を見ると悔しい。対戦相手によって合う合わないがあるかと思いますが、俺だったら違う結果になると興味もありますし、自信もあります」

<全対戦カード>

▼第7試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、SB日本スーパーライト級王者)
vs
喜多村 誠(ホライズン・キックボクシングジム/第4代新日本キックボクシング協会ミドル級王者)

▼第6試合 SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦 エキスパートクラスルール 57.5kg契約 3分5R延長無制限R
笠原友希(シーザージム/SB日本フェザー級1位)
vs
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級4位)

▼第5試合 62.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原弘希(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
ハルク大城(ボスジムジャパン/パンクラス2013年ネオブラッド・トーナメントフェザー級優勝、TRIBELATEキックライト級王者)

▼第4試合 SB日本女子ライト級(62.5kg)初代王者決定戦 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
未奈(秀晃道場/SB日本女子ライト級1位)
vs
溝口孝湖(WATANABE GYM/HOOST CUP女子スーパーライト級王者)

▼第3試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田聖明(シーザージム/SB日本ライト級2位)
vs
般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺/元グラディエーター武士道キックフェザー級王者)

▼第2試合 69.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級4位)
vs
璃久(志真會舘/SB日本スーパーウェルター級5位)

▼第1試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級)
vs
田渕神太(国際空手道 拳聖塾/第2代アクセルバンダム級王者)

<大会概要>

「SHOOT BOXING 2020 act.2」
2020年11月28日(土)東京・後楽園ホール
開場/17:00 本戦開始/18:00

主催/一般社団法人シュートボクシング協会
認定/シュートボクシングコミッション
運営/株式会社シーザー・インターナショナル
協力病院/格闘メディカル協会・東京警察病院
衣装協力/BEAMS

[チケット料金]
SRS席15,000円(完売)
RS席10,000円(完売)
S席7,000円(完売)
A席5,000円(完売)
※新型コロナウイルス感染対策により観客動員数に制限があります。


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