12.26 竹野元稀、植山は「もうチャンピオンの器じゃない」
2021年12月26日(日)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ最終戦『SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival』のSB日本スーパーバンタム級タイトルマッチで王者・植山征紀(龍生塾ファントム道場)と対戦する竹野元稀(風吹ジム)。
両者は2017年6月に対戦しており、この時は植山が判定勝ち。リベンジに燃える竹野は王座挑戦権を懸けたリーグ戦で2019年10月に内藤凌太に勝利し次期挑戦権を獲得した。再戦で得たベルト獲得のチャンスを竹野は物にすることはできるか。
なお、これまでの大会と同じく、会場に来られないファンのために今大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定した。シュートボクサーたちの熱い戦いをぜひご覧ください。下記ページよるご購入いただけます。※申込時にZAIKOアカウントの登録が必要となります。
https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=620378
――今回タイトルマッチが決まりました。心境はいかがですか。
「タイトルマッチというものはなかなか来ないものだと僕は思っています。最初で最後のチャンスを絶対に掴み取るために、負けたら引退するぐらいの覚悟を持って、練習も気合いを入れてやってきました」
――前戦は2019年12月の大桑宏章戦です。その後、大阪、名古屋で今回のタイトル戦が組まれたものの、コロナで延期になっていましたが、この2年間で他団体のリングでも試合をしていないのはどういった理由ですか?
「一応、他団体からも試合の話が何度かあったのですが、延期した日程とかぶったのでタイトルマッチを優先したのですが、そのタイトルマッチも延期となり……それでタイミングが悪く、2年間も試合をしていません」
――タイトルマッチを前に2年間のブランクは不安材料にはなりませんか?
「試合間隔は空きましたが、ジムでのミット打ちやスパーリングで全体的に進化しているのを感じていて、この2年間でしっかり強くなったのでそこは問題はありません。技術面では、パンチの種類、引き出しも増えています」
――この2年間で練習内容を変えたりもありました?
「走り込みを増やしました。距離やダッシュの本数も変えていて、身体の面、スタミナ面も以前とは違うと思います。僕はこの大会に出るメンバーの中で一番技術のない選手ですが、気持ち、気負いは他の選手に負けない自信があるので、そこも強化してきました」
――竹野選手といえば、前に出続けるファイトスタイルが特徴的ですが、今まで以上に圧力はかけられそうですか?
「3分5Rフルに手数を出し続けて前に出られます。拮抗した戦いになると思うので、延長戦でもひたすら動ける身体になっています」
――植山選手とは2017年に対戦し、3R判定負けを喫していますが、植山選手にはどういう印象があります?
「植山選手と対戦する前はパンチの強い選手だなと思っていたのですが、実際に対戦してみて自分が思っているよりは、パンチは強くなかったですね。試合では負けましたが、効かされたパンチは特にありませんでした。今回も植山選手のパンチを受けても倒れない自信があるので、僕が倒すか判定までいくかという展開になります」
――植山選手の最近の映像は見ました?
「早いタイミングで今回のタイトルマッチは決まっている中で、前回RISEに出て負けてましたよね。他団体に出るだったらしっかり勝って来いよとは思いましたが、もうチャンピオンの器じゃないですよね。ここ最近の試合も負けている試合の印象が強いですし、今回で連敗させてあげます。植山選手はこの前の試合でも京谷選手のパンチを受けてかなり効いていたと思うので、打たれ弱くもなっている印象があります」
――今回タイトルを獲ったら来年考えていることはありますか?
「今はタイトルマッチだけしか見えてないですし、他のことは考えられません」
――SNSでは仲間たちとランニングしている写真がよくアップされていますよね。
「一緒に練習してきた仲間たちのためにも僕は負けることはできません」
――植山選手に何かメッセージはありますか?
「首洗って待っとけ!」
▼第4試合 SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ エキスパートクラスルール 55.0kg契約 3分5R延長無制限R
植山征紀(龍生塾ファントム道場/王者)
vs
竹野元稀(風吹ジム/同級1位/挑戦者)
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/24590/