4.30 遂にOFGを導入！笠原弘希＆坂本優起がOFGマッチに挑む
2023年4月30日（日）東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ第二戦『SHOOT BOXING 2023 act.2』の記者会見が12日（水）都内にて行われ、今大会よりオープンフィンガーグローブ（以下OFG）着用の試合を導入することが発表された。
OFG着用の試合は、新たに追加カードとして発表された笠原弘希（シーザージム）vsランボー・モー・ラッタナバンディット（タイ）、坂本優起（シーザージム）vs遊笑（Y’s glow）の2試合となる。
会見に出席したシーザー武志会長は「元々、私がSBを作った時に考えたことを、やっと40年近くかけて完成型に近付けるのかなと。SBは立ち技を全て使っているので、OFGでやろうかと最初に考えていました。しかし、ウイニング（グローブメーカー）の社長に『これは危険ですよ』と言われて止めたんです。逆にOFGでやる選手が出てきたので、これならSBの原点に戻してもいいのかなと。最初に私がSBを作った時の目標だったのかなと思っています。その中で笠原と坂本に話をしたら『ぜひやらせてください。こういうことをやるのがワクワクして楽しみです』と。そういう選手が出てきたことで、SBが完成形に近付くのかなと思います」とSBでOFG導入に至った経緯を説明。
そして、「このルールでやりだしたら総合格闘技の選手もどんどん出てきてもらって結構。総合の方もやりやすいと考えています」とMMAファイターにも参戦を呼び掛け、「このルールを発表するにあたってRIZINの榊原さんと相談してと思ったんですが、なかなか上手く時間が合わなくて。笠原の相手はONEから出てくることになりましたが、ゆくゆくはRIZINさんからも選手が出てきてくれればありがたい。また、SBルールをRIZINでやっていいかなとも思っています。そこは榊原さんと話していきたい」とした。
OFG初試合となる笠原は「OFGで試合をするとお話しをいただき、SBでOFG上等でやれるのは僕しかいないと思って引き受けました。OFGマッチは倒し倒されのより人間の生物的な強さが見れられるので、僕に合っている。なので面白い試合が出来るのかなと思います」とOFGでの戦いに意欲を見せる。
今回対戦するランボーは元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者、元ルンピニースタジアム認定スーパーライト級王者、元プロムエタイ協会スーパーライト級王者の肩書を持ち、100勝50敗4分の戦績を誇る。
笠原は「ONEの試合動画をまだ1回しか見ていませんが、テクニックを上手く使っていてアグレッシブ」と評するが、「別に高い壁ではないと思いました」と問題ない相手だという。
また、坂本は「今大会からOFGでの試合が行われることで、今まで組んだら投げ技に移行する選手が多かったと思いますが、これからはOFG着用で関節・絞めに移行する選手が増えてくると思うので、そこでSBらしさを見せていきたいと思います」と意気込む。
坂本と対戦する遊笑はMA日本ヘビー級2位、元J-NETWORKヘビー級1位と各団体トップクラスの選手で戦績は23戦9勝（4KO）10敗4分。坂本は「動画でしか見てないんですが、動画も大きい時の動画で。最近は絞られたみたいですが、パワフルに攻めてくるのかな」と印象を語った。
笠原、坂本ともにOFGでの練習は開始しており、笠原は「自分が殴る方に関しては何ともなかったです。拳がちょっと痛いくらいでした。バンデージの巻き方を工夫して今やっています」といい、坂本は「2021年7月の『LETHWEI×UNBEATABLE』でオープンフィンガーグローブ着用しています。その時に練習して、短い期間でしたが慣れているので問題なく攻防できます」と問題ない様子。
OFGで戦いたい相手を聞かれると坂本は「言われたら誰とでも試合が出来る準備をしたい」といえば、笠原は「階級は違うから分からないけれど戦えればロッタンとも殴り合いたいです。殴り合いが出来る人とバチバチやりたいですし、鈴木千裕選手はOFGでも出来ると思うので、その選手とやり合っても面白いんじゃないかな」とRIZINで活躍中のKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕との対戦にも意欲を見せた。
＜追加対戦カード＞
▼SB日本スーパーライト級（-65.0kg契約） オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原弘希（シーザージム/SB日本ライト級王者）
vs
ランボー・モー・ラッタナバンディット（タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者、元ルンピニースタジアム認定スーパーライト級王者、元プロムエタイ認定スーパーライト級王者）
▼SB日本ヘビー級 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
坂本優起（シーザージム/SB日本ヘビー級4位）
vs
遊笑（Y’s glow/MA日本ヘビー級2位、元J-NETWORKヘビー級1位）
