シュートボクシング

【S-BATTLE】竹野元稀がWBKF世界タイトル奪取、國本真義との7年ぶりの再戦制す

2023年5月7日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホールにて『超S-BATTLE 2023』が開催され、SB日本バンタム級2位・竹野元稀(風吹ジム)がWBKFバンタム級世界タイトルに挑戦、國本真義(MEIBUKAI)との接戦を制して新王者に輝いた。

竹野はSBスーパーバンタム級のトップ戦線で長らく活躍し、2021年12月にはタイトルマッチを経験済み。S-BATTLEにも定期的に参戦し、2017年にはS-BATTLEバンタム級王座を獲得しこれまでに初防衛にも成功している。國本とは2016年6月のSB日本スーパーバンタム級次期挑戦者決定トーナメント一回戦で対戦しており、この時は國本が判定勝ちしている。

1R、左インローをこつこつ入れる國本に対し、竹野は距離を詰めてパンチ連打にミドルを交ぜ、お互いに譲らない打ち合いを見せる。2Rも両者は胸を付けるぐらいの接近戦でパンチを打ち合う。國本はテンカオ、竹野は右ローとパンチ以外にも目立った攻撃を交ぜて削り合った。

3Rも手数を落とすことなく、両者は接近戦で打ち合いを見せて試合終了。判定決着となり、ジャッジ一者は竹野を支持したが、残り二者は引き分けとしたために、延長戦へ。ここでもお互いに意地を見せるド突き合い。竹野が顔面へのヒザ蹴り、回り込みながらのパンチ、左ミドルを当てて國本を追い込む。判定で竹野が勝利し、念願の世界ベルトを腰に巻いた。

マイクを握った竹野は「素敵なステージを用意していただき関係者の皆さん、ありがとうございました。そして僕を強くしてくれた風吹ジムの館長、ジムの皆さん、僕は世界チャンピオンになりました。そして僕が一番感謝している奥さん、試合までサポートしてくれてありがとう。見たか! オラ! 俺が竹野元稀じゃ!」と叫び、喜びを爆発させた。

S-BATTLE事務局
「超S-BATTLE 2023」
2023年5月7日(日)愛知・名古屋国際会議場 イベントホール

▼メインイベント(第19試合) KICK -55kg WBKFバンタム級世界タイトルマッチ 3分3R延長1R
●國本真義(MEIBUKAI/初代S-BATTLEバンタム級王者、元WMCインターコンチネンタル バンタム級王者)
延長判定0‐3 ※三者とも9‐10
〇竹野元稀(風吹ジム/現S-BATTLEバンタム級王者、SB日本バンタム級2位)
※竹野が新王者に
※本戦は29‐29、29-29、28-29


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