シュートボクシング

9.23 笠原弘希インタビュー「前回、前々回とは全然違う、より凶暴な僕を見せられる」

2023年9月23日(土)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ第四戦『SHOOT BOXING 2023 act.4』のメインイベント、OFGマッチでネイサン・ドライデン(イギリス)と対戦するSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)。“シュートボクシングの伝説”アンディ・サワーからの刺客、ネイサンを相手に、OFG2戦目でどのような戦いを見せるか。

――今回2度目のオープンフィンガーグローブマッチ(以下OFG)になりました。

笠原 前回4月大会の時はOFGでの練習期間が2週間ぐらいしかなく、まだOFGに慣れていなかったのですが、今回はOFGで練習しているので殴り方をだんだん覚えてきてますし、倒せる感覚が身に付いてます。前回倒し切れなかったのは自分の力不足であって、もっと対策できたところも多かったなとは思いました。

――前回のランボー・モー・ラッタナバンディット戦では投げ技でシュートポイントも奪いましたが、OFG着用で投げ技も練習しているんですか?
笠原 そうですね。OFGだと投げに入りやすいので、練習でそういうタイミングがあれば掴んで投げる動作にも入ってます。

――前回の試合を踏まえてOFGでの打ち方に変化はありますか?
笠原 より強く打てるようになりましたね。

――今回の相手、ネイサン・ドライデンの映像は見ました?
笠原 サウスポーでアウトボクシングが上手く、ちょっとしたテクニックがあるという印象を受けました。僕はアウトボクサーは好きなタイプじゃないので(苦笑)、戦いながら自分の得意な打ち合いのフィールドにどう引き込むか、その場で決めたいと思います。

――アンディ・サワーの刺客ということで笠原対策は入念にやってくるかと思います。
笠原 そこはあまり意識してないですね。ただの一人の選手として見ていて、アンディ・サワーがどうこうとか何も思わないです。

――今回もスープレックスは見られそうですか?
笠原 そうですね。見せようかなと思っているので期待してもらえれば。

――必殺のボディブローの手応えはどうですか。
笠原 今回の相手はサウスポーなので、いきなりボディが当たるか当たらないかがポイントなんですけど、ボディブローも視野に入れて練習しています。

――ここで勝って次に見据えてるものはありますか。
笠原 SBでは僕の強さは十分に証明できているので、次はRISEに出たいですね。63~65kgの体重で名前のある強い相手だったら誰でもかかってこいという感じです。

――その体重だと、8月のRISEで初代RISE OFG-65kg級王座に就いたYA-MAN選手に興味は?
笠原 いいですね。いきなり僕が獲ってRISEのベルトがSBに流れるのもいいいいんじゃないですか? あと、昨年12月のSBとRISEの合同興行で対戦したチャド・コリンズにはやり返さないといけないので、チャドが一番やりたい相手です。もう一回やれば、勝敗はひっくり返ることになると思います。

――前回の敗因はどういうふうに考えていますか?
笠原 実力差はそんなに感じなかったのですが、チーム力で負けたという感じでした。作戦だったりと、向こうの方が経験値が上手だったなと。

――SB内での目標はありますか?
笠原 ライト級(62.5kg)での戦いに飽きてきたので、そろそろもう一階級上げてもいいかなと思ってます。ライト級だと防衛戦でやりたい選手もいませんし、戦える相手もいません。前回、ランボーとも-65.0kg契約で戦ってますし、別に身体の面でも問題ないです。

――イモト・ボルケーノ選手との王者対決もあるわけですね。
笠原 全然あると思います。ライト級は友希に譲って、僕はSB初の4階級制覇も視野に入れたいと思います。

――イモト選手についてはどういった印象がありますか?
笠原 投げが上手く、独特な距離の取り方をする選手だと思います。6月大会でイモト選手もOFGを経験していて、僕は解説席から見ていました。OFGでもグローブでもタイトルマッチをやれればいいですね。

――その先には、やりたい相手がいれば5階級、6階級制覇もありえますか?
笠原 僕の身長と体格的に65kgまでぐらいじゃないですか。これ以上いっちゃうと、身体がポチャポチャになってしまいます(笑)。

――今回、海人選手がいない大会でのメインイベントです。これまでに2回あり、いずれも爆発的な試合をしてきた印象がありますが、今回も会場を爆発させますか?
笠原 メインだからどうかって考えたことはなくて僕の試合をするだけだなと思っていて、その上で爆発させたいですね。衝撃的なKOをお見せします。

――最後にファンにメッセージをお願いします。
笠原 OFG2戦目ですが、、前回、前々回とは全然違う、より凶暴な僕を見せられると思うので、劇的なKOを楽しみに会場に足を運んでください。

▼第10試合 64.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
vs
ネイサン・ドライデン(イギリス/ISKA&CPFF英国王者)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/28018/


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