シュートボクシング

11.14 山田虎矢太「まだ俺とやっていないから四強を守れているんじゃないの?」

2023年11月14日(火)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ最終戦『SHOOT BOXING2023シリーズFinal -Start towards 40th anniversary-』の第5試合で元タイ7chスーパーフェザー級王者テーパプット・シンコウムエタイ(タイ)と対戦するSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)。対日本人トップ選手無敗で過去最強の相手とも言われるテーパプットを相手に無敗記録を更新することはできるか!?

――試合が近づいてますが、調整はいかがでしょうか。
虎矢太 今回対戦するタイ人選手は自分の中では過去一強い相手だなと思っていて、今までで一番難しい試合になると思います。相手が決まる前から集中して練習には取り組んでいたんですけど、相手が決まってさらに気を引き締めて練習に集中できています。

――対戦するテーパプット選手は日本で結構試合をされていますね。
虎矢太 日本での試合映像をめちゃくちゃ見ましたし、タイ語で検索してムエタイの試合も見ました。とりあえず、ある情報はいっぱい吸収しようと思ってめちゃくちゃ見ています。

――宮越慶二郎選手、バズーカ巧樹選手、小川翔選手、重森陽太選手といった日本のトップ戦線で活躍する選手を相手に負けなしの戦績を収めていて、虎矢太選手とは階級は違いますけど、そういう選手と比較される部分があるかと思うんですけど、意識されていますか?
虎矢太 日本人選手との比較は意識していませんが、テーパプット選手は僕よりも63kgとか上の階級の日本のトップ選手たちとやって負けなしと聞いているので、僕が勝って初日本人の強さ、SBの強さを見せたいと思っています。

――テーパプット選手のファイトスタイルに関してはどういった印象がありますか?
虎矢太 とりあえず上手すぎるという一言ですね。僕が今まで戦ってきた相手と違ってテクニックのレベルの差が凄くあると思うので、気をつけなきゃいけないと思います。サウスポーの選手なんですけど、左ミドルを打つタイミングがとてもうまく、打った後に相手を近づけさせず、ずっと自分の距離を保って試合をしているところが上手いなと思いました。タイ人トレーナーのダムさんは「もちろんムエタイルールだったら相手の方が何倍も上だけど、今回、SBルールなので投げ技だったり、絞め技などSBにしかない攻撃があるので、そういうのもフル活用して挑もう」と言われています。

――現在4連続KO中ですが、KOを狙うような技はありますか?
虎矢太 相手が上手くて、攻撃がなかなか当たらない相手なので、色んな技を試して、どれか一つ当たればいいなと。とりあえず今は1つの技に集中して練習するというよりかは、いろんな技を試しています。今年3戦して3戦連続KO中なので、今回もKOで勝って今年の戦績を4戦4勝4KOを狙っていきますが、無理やり狙いには行かず、KOするつもりで試合に挑みたいと思っています。

――虎矢太選手は現在現在12戦12勝ですが、無敗にはこだわりますか?
虎矢太 無敗を意識しないようにしていますが、普段誰かに自分のことを紹介してもらったり、自分のことを記事で取り上げてもらう時に、「12戦12勝無敗の山田虎矢太が……」と書かれたり、「この選手はまだ負けなしなんです」と紹介されるのを聞くと、やっぱり無敗というのは一つの武器になるんだな、というのは日頃から感じることが多いので、今後も無敗を守り続けていきたいと思います。

――ここで勝って次に考えていることはありますか?
虎矢太 倒した後に彪太朗みたいな格好良いポーズを自分は持っていないんですけど(苦笑)、マイクがもしあれば、今55kg四強と言われている金子晃大選手、玖村将史選手、鈴木真彦選手、志朗選手とはやりたいと思っているので、もう一回それをアピールしようと思っています。

――無敗の自分がいるのでに、55kgトップ戦線でご自身の名前が出てこないもどかしさはありますか?
虎矢太 いくら自分が無敗だからと言ってもその四強の選手がやってきた選手と比べると劣っているという実感はしているので、自分の名前が出てこないというのはしょうがないことだなと。その反面、勝手に盛り上がって55kgのトップを決めないでくれよと。まだ俺とやっていないから四強を守れているんじゃないの? という気持ちはあります。僕とやってメリットがないから無視するという意見も分かるんですけど、やってみないと分からないと思うので僕的にはぜひ四強とやらせてほしいと思います。鈴木選手と志朗選手は12月に試合が決まっているので、来年の一発目の大会でもいいので、SBとRISEのどっちの王者が強いのかを決められたらいいですね。今回の試合の結果にもよりますが、もしノーダメージだったら12月のK-1でもRISEでもRIZINでも、試合するチャンスがあってシーザー会長からGOサインをもらえたら出させていただきたいです。シュートボクシングと僕の実力を証明してみせます。

――今回は彪太朗選手とのKOタイム対決は意識しますか?
虎矢太 そうですね。今回も申し訳ないけど、僕の方がKOするのは早いよというのを、彪太朗だけでなく、お客さんにも見てもらいたいと思うので早いラウンドで倒します! 今回、58kg契約で55kgの時よりもさらにパワフルな試合を見せられるので期待してください。あと、今回はシリーズ最終戦ということで、全カード面白い試合が揃っているので、僕たち山田ツインズvsムエタイで見応えのある試合をお見せできると思ってますので、ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。そして僕たちが今後、他団体にもどんどんアピールしていけるように、お客さんも盛り上がってくれたら嬉しいので、ぜひ注目してください。

▼第5試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
テーパプット・シンコウムエタイ(タイ/新興ムエタイジム/元タイ7chスーパーフェザー級王者)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/28442/


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