シュートボクシング

2.10 海人が元ONE世界王者ペットモラコットと対戦「ヒジありでも圧勝圧倒する姿を見せたい」

2024年2月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.1』の対戦カード発表記者会見が12月22日(金)都内にて行われ、SB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)vsペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)のメインカードが発表された。

ペットモラコットはルンピニースタジアムで二階級を制覇している超一流ムエタイファイターとして知られ、ONE Championshipではジョルジオ・ペトロシアン、ヨードセングライ・IWE・フェアテックス、タワンチャイ・PK・センチャイなど、世界トップクラスの選手たちと鎬を削り、ONEフェザー級ムエタイ世界王座も獲得。現在はRWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)を主戦場に戦い、70kgの世界トップファイターの1人として君臨している。

ヒジ打ちありで世界最高峰の一角と対戦することになった海人は「大会ポスターの“シュートボクシングの覚悟と本気”のキャッチコビーにある通り、SBが僕に対して本気を出してくれ、覚悟を僕に預けてくれたと感謝しています。今からワクワクドキドキして、楽しみで仕方がないです。このワクワクとドキドキがどれくらい自分を強くするのか、来年2月皆さんに楽しみにしていて欲しいと思います」と世界の強豪との試合が待ち遠しい様子。

この会見のために緊急来日したペットモラコットは「今回SBに参戦する機会を作ってくださって皆さんに感謝を申し上げます。自分の仕事をしっかり果たしたいと思います。その上で世界中の皆さんに認めてもらい、また日本の皆さんに試合を見てもらってハッピーな気持ちで、ドキドキワクワクしてもらいたいと思います。2024年最初の大会ということで、絶対に面白くて見応えのある試合をすることを誓います」と気合い十分。

お互いに印象を聞かれると、海人は「サウスポーでガンガンくる選手。気持ちも強いし、蹴り、ヒジも危険な技がいっぱいあるので警戒してますが、それを受けてみたい楽しみもあります」と自信を感じさせるコメント。

対するペットモラコットは「この試合が決まってから何試合も海人の動画を見て研究しています。海人は日本の中でもスーパースターで強い選手の1人、タイ人と比べても怖い選手だと思います。技に関しても凄くバラエティ豊かで、どんな技でも使える選手です。またSBルールにも慣れている選手なので油断もできません」と海人への警戒心を強める。

今回はSBルールだけに投げ技、立ち関節が認められるが、海人は「(投げ技、立ち関節は)やらないです。僕はシュートボクサーやし、SBのリングでSBルールで戦いますが、投げて絞めて勝つこともシュートボクサーの強さの見せ方の1つであっても、それがなしでも勝てることを自分や対戦相手、見てくれるファンの皆さんに証明したい。ヒジ、首相撲が認められる中でも、なおかつ圧勝圧倒する姿を見せたい」と相手が得意とするルールでの圧勝を予告する。

また「ペットモラコット選手は世界のトップやし、僕が対決したいと思っている選手たちがいるONEの元チャンピオンと試合できるというのは嬉しいし、そこを超えないと世界最強を名乗れない。自分がやりたい選手とやっていくためにも絶対に倒そうと思っているのでレベルの差を見せたい」とこれまでの対戦相手と変わらレベルの差を見せ付けて勝つという。

ペットモラコットが得意とするヒジ打ちありルールについて、海人は「ヒジ打ちありと聞いた時は何の迷いもなく、そっちの方がいいと思いました。ペットモラコット選手とどうせやるなら、ペットモラコット選手が得意としている部分があった方が僕的にも嬉しいし、そこで勝ってこそ意味があると思います。そういう覚悟というのは『僕はシュートボクサーになる』と決めた時から持っていものであって、シーザー武志会長や緒形健一代表が僕を信じて任せてくれているとずっと思っているので試合で見せます」とシュートボクサーとしての覚悟を語り、「僕はシュートボクサーなので、シュートボクサーは何でもできて当り前やし、(ヒジ打ちが)できて最強になるのがシュートボクサーなので、ヒジありなし、首相撲ありなし投げありなしとそういうのを全部含めて立ち技で最強なのはSBやし海人なので、ヒジ打ちがあろうとなかろうと圧倒して勝つところを見てほしい」と相手の土俵のルールでも自信満々。

それを受けてペットモラコットは「今回ヒジ打ちありであることは自分にとっても嬉しい。それがあることでかなりルールもムエタイに近いものになりますし、自分の得意技の1つでもあるので、自分にとっては有利なこと。ルールに関しては海人の方が精通しているが、自分はムエタイの戦士なので十分に対抗できる」とこちらも自信を見せる。

また、同年1月28日(日)にはONE日本大会でロッタン・ジットムアンノンvs武尊の日タイ世界最高峰のカードが組まれており、意識しているかを聞かれた海人は「世界最強を目指すのは武尊選手だけではありません。僕自身もこの階級では僕が一番だと思うし、世界最強を目指しているので、盛り上がり、強さの面では一人の格闘家としてロッタン・ジットムアンノンvs武尊に負ける気はさらさらないし、そこには負けたくないし、見てもらっている人たちに海人vsペットモラコットの試合は面白かったと言ってもらえる試合ができると思います」と試合内容でも負けないといえば、ペットモラコットも「そのカードは面白くなると思いますが、海人との試合はさらに面白い内容に間違いない。自分もそうなるように努力しますし、自分がベストを尽くした結果、日本のファンにも愛されるような選手になりたい」とした。

なお、会見に同席したシーザー会長は「ペットモラコット選手は世界で70kgの中でトップの何人かに入る選手。海人も同じようにトップの中に入っていますけど、そういう選手を相手にヒジ打ちありでやるという覚悟に感動を受けています。70kgの選手がヒジ打ちありでやるというのも珍しい。真剣勝負の凄さをファンの皆さん見ていただきたい。ペットモラコット選手は前に出てくる選手なので海人と噛み合う試合になり、バチバチの殴り合いか斬り合いの試合になると思います」と期待を込める。なお、昨日来日したペットモラコットと食事したシーザー会長は「エビが食べれないという弱みを握りました」と笑顔を見せた。また緒形代表は「この試合はロッタンvs武尊に負けないぐらいの大きな試合になると思います。ヒジありで命の削り合いをこの二人がしてくれると思います」と二人にエールを送っている。

なお、今大会の模様はU-NEXTにてLIVE配信されることも決定した。

▼70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)
vs
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/元ONEムエタイ世界フェザー級王者)

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/28960/


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