シュートボクシング

2.10 海人が決戦に向けて計量パス「明日は自分らしさを出して圧勝する」

2024年2月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.1』の前日計量が9日(金)17:00~都内にて行われた。

メインイベント(70.0kg契約)ヒジありで対戦するSB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)は69.8kg、元ONEムエタイ世界フェザー級王者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)は70.0kgで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

海人は「ワクワクしています。明日は自分らしさを出して圧勝します」と圧勝予告。対するペットモラコットは防寒対策用にダウンを着込んで会見に出席し「3日から日本に入って体調を整えていたので寒さの影響はありません。私も楽しい試合をしたいと思います。 全てのラウンドでとてもエキサイティングな試合になるよう、皆さんが楽しめる試合をしたいと思います」と万全な状態で試合に臨む。

計量を終えて相手の印象を聞かれたペットモラコットは「海人は僕が恐れを抱くぐらい強い選手だと思います。強くて重い武器をたくさん持っているし、背も高い。僕にとって今回の試合は大切な試合だと思っているので、真剣に挑みます。日本のファンの皆さんにも楽しんでいただけるように全力を尽くします」と海人への警戒心を強めるコメント。これを受けて海人は「しっかり仕上げてきてくれたと思っているのでさらにワクワクしています」と武者震いを見せる。

今回ヒジ打ちありの一戦となり、勝敗のキーポイントを聞かれると、海人は「相手がヒジで来たらヒジを打つし、蹴りで来たら蹴り返し、パンチで来たらパンチを打ちます。相手がやりたいことで戦って、そこで上回って勝とうと思っています」と相手を上回った上で勝つというと、ペットモラコットは「ヒジが使える試合なので、たくさんヒジを使いながら見せていきたい。ヒジの打ち合いになるのは間違いないでしょう」とニヤリ。

SBルールだけに投げ技、絞め技も有効な技となるが、海人は「僕はシュートボクサーやし、シュートボクシングのリングですけど、それらを使うことは全くないです。投げ、絞めは全く使わずに勝ちたいと思います」と相手の土俵で勝つと言い切ると、ペットモラコットは「今回はヒジも使えるのでムエタイスタイルで攻めたい」とムエタイの技で戦うとする。

また、先日のONEで行われたスーパーレックと武尊の日タイ頂上決戦の感想を聞かれたペットモラコットは「本当に激しい試合で僕も観ていて楽しかったです。明日の僕たちの試合もそれを超えるように1Rから全力で挑みます」と激闘を予告した。

最後に、今大会のテーマ“シュートボクシングの覚悟と本気”について「どんな覚悟と本気を形として現わすか」との記者の質問に対し、海人は「僕が見せられるのは戦いでしかない。戦いで僕の覚悟と本気を、試合を見てもらったら皆さんには伝わると思います。言葉ではうまく伝えられないので、明日の試合で僕の覚悟と本気を、対戦相手含めて見せられると思うので、試合を見た人に絶対にそれを感じ取らせるのでしっかり見ていてください」と答えた。

山田彪太朗
「明日は2024年一発目、自分はどんなパフォーマンスができるのかが楽しみです。期待してください。
(相手の印象)もともと背が高いとは分かっていたのですが、向かい合った時に身長差があるなと感じました。懐に入るのは凄く難しい試合になると思いますが、自分の戦い方は変わらず、前に出てパンチを当てるだけなのでそこに注目してくれたら嬉しいです。
(警戒している攻撃)選手本人も言っていましたが、映像を見ても右ミドルを打ってくるので対策してきました。ミドルに限らず何を打たれても自分はパンチを返すと決めているのでそこを見せたいです。
(相手はボディブローに耐えられると言っているが)ペットシートーンはいろんなバリエーションの攻撃があると言っていましたが、自分は上手な選手ではなく、ワンパターンの攻撃しかできません。ただそのワンパターンな攻撃で日本の頂点に辿り着きました。明日は僕の攻撃を耐えられるのか楽しみです。
(次に考えていること)今は明日の試合に向けて全集中していますが、フェザー級で門口(佳佑)選手と軍司(泰斗)選手の試合が決まったりと、僕のいないところで盛り上がっているので今回しっかり決めて日本人の有名なフェザー級選手と絡んでいきたいと思います。派手なKOをするのは自分の中で決めていたことなので、KOします」

ペットシートーン・ソー・サクナリン
「今回の試合に参加できてとても嬉しいです。初めての日本での試合なので楽しみです。日本はとても綺麗で到着した時に雪も見られて楽しいです。山田選手はとても強い選手なので、真剣に向き合いたいと思います。全力を尽くします。
(相手の印象)本当に強い選手だと思います。たくさん試合を観て研究してきました。僕が慣れていないのはSBルール。ムエタイとは違うのでそこに注意しながら試合をしたいと思います。
(どういう試合をしたいか)今回の試合に向けてしっかり準備してきたので、右の強い蹴りをしっかり使っていきます。右ミドルを交わされたらヒザも上手く使っていきます。私は色んな技があるので、たくさん使って交戦します。
(SBルールについて)あまり慣れていませんが、投げ技などをかわす練習や守る練習をしてきたのですが、機会があれば挑戦したいと思います。
(山田のボディブロー攻撃を耐えられる自信は?)遠くまできたので間違いなく耐えられます。強く攻められたら僕もヒザでしっかり攻めます」

笠原友希
「明日は韓国のチャンピオンを迎え撃ちますが、僕は120%でバッチリ仕上げてきたのでしっかり倒して勝ちます。
(相手の印象)相手は250%仕上げてきたというので、顔つきもいいなと。身長が凄く高くてテコンドーの攻撃をしてきたりと、凄くやりづらそうなイメージを受けました。
(警戒している攻撃)韓国人特有の蹴り技、距離感がうまいのでそこをしっかり攻略しながら戦いたいと思います。
(蹴り技対決でも自信があるか)相手はヒザ蹴りやサイドキックは上手かったけど、僕は全然優れると思うので明日は260%の力を出そうと思います。
(国際戦で全勝しているがやりやすいか)やりづらいのかなと。相手の体格とかの問題ではなく、実力はあるけど比べられない相手なので、そういう面ではやりづらいです。
(兄の弘希がONEの試合が決まっていることについて)僕が勝って、弟の直希も試合が12日にあって二人とも勝っていけばいい流れに兄につながるのでしっかりつなげたいと思います」

ソン・ジェミン
「笠原選手は明日の試合を120%で臨むと言っていましたが、私は明日250%で臨みます。
(相手の印象)物凄くカッコよくてイケメン。身体の弾力もあって、パンチが凄く強い印象を受けました。
(どういう試合をしたいか)私の試合ができたらいい試合ができると思います。
(SBルールについて)私はMMAを経験しているので、SBルールはとても良いルールだと思います。
(色んな格闘技を経験して一番得意な技は)私は蹴り、パンチも上手ですが、蹴りが一番だと思います」

イモト・ボルケーノ
「明日は『SBの本気と覚悟』という凄く気合いの入ったテーマの大会なので、自分も過去最高に仕上げてきました。明日は必ずフィニッシュして勝ちたいと思います。
(相手の印象)凄くガツガツくるタイプだと思うので、手数を出して上回って勝とうと思います。
(相手は組みが強いがそこで勝負するか)自分の子供の頃から空手も柔術もレスリングも柔道もシュートボクシングも全部やってきたので、問題ないと思います」

パトリック・ルヘイン
「今回、試合に出られることに感謝したいと思います。来日して東京に来るのは初めてですが、すでに東京は素晴らしい国だと思っています。COMBATE GLOBAL(コンバッテ・グローバル)の代表としていい試合を見せたいと思います。
(相手の印象)相手のここ最近の試合は全て見ました。非常にスピードがあって、空手スタイルの戦い方をしていると思いました。私は今回の試合でMMAの技術、私の出身のアイルランドなんですが、ボクシングの技術も見せて勝ちます。
(SBルールについて)私は今までにボクシング、MMAなど様々なルールの格闘技をやってきました。今回のSBルールは初めてのルールになるので、戦うことが楽しみです。今回の戦いの中で投げを出せたら、と思っています。
(グラウンドの攻防がないことについて)私も気にしていません。スタンドで戦うことが多く、相手が組んできたとしてもグラウンドの攻防に行かず、常に立つ戦いをしてきました。立って戦う方がスリルがあってエキサイティングな試合になるのでそこを見せます」

手塚翔太
「去年12月に中国で試合をチャンピオンになっての1発目の試合です。オープンフィンガーグローブで初めての試合になりますが、しっかり自分がやりたいように戦って圧倒したいと思います。
(相手の印象)運動神経が凄く良さそう。MMAの選手なのでレスリング、組みが強い印象を受けました。相手は強いと思いますが、自分の方がレベルは高いのでしっかり勝ちます。
(相手は組みが強いがそこで勝負するか)今までSBルールで不利になる展開はなかったので立ち技のレスリングを練習してきたので逃げずにしっかり戦いたいと思います」

ミハエル・レイズ
「今回日本で戦えることを嬉しく思います。呼んでくれたSBに感謝したいと思います。私を代表に選んでくれたCOMBATE GLOBALにも感謝の気持ちを述べたいと思います。私はこの美しい日本で戦う準備がしっかりできています。格闘家としての強さを観客の皆さんにお見せしたいと思います。
(相手の印象)非常に素晴らしい選手と戦えることを嬉しく思います。身長が私よりも高く、若くてタフな相手。この試合に何が何でも勝つために準備してきました。私が住んでいるカルフォルニアに勝利を持ち帰ろうと思います。
(SBルールについて)自分としてはSBのルールは好きなルールです。もともと私はグレコローマンレスリングのベースを持っているので、立った状態で組んだりするのも得意です。MMAの戦い方でもスタンドを中心にやっているので自分に合っていると思います。今回の試合で自分が持っているレスリングのスープレックスや投げの技を見せたいので、SBは楽しめると思います。初めての経験ですが、自分のベストを見せたいと思います。
(グラウンドの攻防がないことについて)私の戦い方はスタンド中心の戦いなので、ボクシングのパンチの技術やグラップリングでもSBの中で使える技術はあるので、このルールで活かせるんじゃないかと思います」

RYOTARO
「明日の試合がゴールではないんですけど、明日のために練習や日常生活を送ってきたので、その成果を明日見せたいと思います。
(相手の印象)階級が下の選手ということだけで、それしか思ってないです。
(どんなシュートボクサーらしさを見せたいか)今回SB2戦目ということで、前回より投げの練習や組みの練習をやってきたので、それもめて見てほしいです」

都木航佑
「試合が決まってから凄く充実した時間を過ごしてこれたので、明日見せられればいいなと思います。
(相手の印象)自分が今まで戦ってきた中では一番の強敵だなと思います。パンチは強く、前に出てきて蹴りを交ぜてテクニカルで強い選手という印象です。
(SBの技をどう対処するか)SB2戦目なんですけど、投げや絞め技の対処を練習してきてるので、慌てずにいつも通りに戦えればいいなと思います」

風間大輝
「今回このような素晴らしい興行に出場できることを光栄に思います。メインカードのおかげかもしれないですけど、注目が大きいので僕も試合で見せたいと思います。
(相手の印象)ホーストカップのチャンピオンでヒジを振ってくる印象ぐらいです。ヒジあり・なしは距離感が違うのは当然なことなので、(小原は)何を言っているのかなという感じです。
(どんなシュートボクサーらしさを見せたいか)打倒極というように殴って蹴って投げて極めてと、全部使えたらいいかなと思います。

小原俊之
「今回、SBに初参戦させていただくことになりました。しっかり日本のムエタイの強さを見せて圧倒した試合をしたいと思います。
(相手の印象)若くて勢いがあって名前を知っていたので、まさか自分が戦うとは思っていませんでした。彼はヒジあり・なしは関係ないと言っていて、僕はヒジあり、なしは別競技だと思っているので、ヒジの怖さを今回知ってもらいたいと思います。
(SBの技をどう対処するか)投げ技、立ち関節への対策はしてきたんですけど、そこの色にとらわれずに自分の色を出して防ぎながら、いつも通りに戦っていきたいと思います」

小林大樹
「明日は圧倒してすぐに終わらせようと思います。
(相手の印象)めちゃ美味しい相手やと思います。チャンピオン(=佐藤執斗)ともやっているのでチャンピオン以上の戦い方をしてタイトルへの挑戦アピールをしたいです。
(どんなシュートボクサーらしさを見せたいか)昔からアマチュアシュートに出させていただいたので、昔から培ってきたものを出して勝とうとと思います」


「第1試合に選ばれたからには熱い試合をして、いい試合をして盛り上げようと思います。
(相手の印象)テクニックのある上手いファイターだと思いますが、僕らしいファイトスタイルでしっかり潰して倒そうと思います。
(SBの技をどう対処するか)投げ技対策をしてますし、レスリング出身なのでそこは負けないと思います」

<計量結果>

▼第8試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
海人(TEAM F.O.D)=69.8kg
vs
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)=70.0kg

▼第7試合 58.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム)58.5kg
vs
ペットシートーン・ソー・サクナリン(タイ)=58.4kg

▼第6試合 60.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原友希(シーザージム)=60.5kg
vs
ソン・ジェミン(韓国)=60.3kg

▼第5試合 65.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ)=65.3kg
vs
パトリック・ルヘイン(アイルランド/COMBATE GLOBAL)=65.45kg

▼第4試合 60.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸)=60.0kg
vs
ミハエル・レイズ(アメリカ/COMBATE GLOBAL)=59.7kg

▼第3試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
RYOTARO(龍生塾)=70.0kg
vs
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)=70.0kg

▼第2試合 70.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
風間大輝(橋本道場)=70.0kg
vs
小原俊之(キング・ムエ)=69.8kg

▼第1試合 53.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
小林大樹(龍生塾)=52.2kg
vs
翼(TARGET)=53.0kg

大会概要はこちら


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