シュートボクシング
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4.13 これまでにない覚悟と執念、そしてタイで得た経験と自信。海人がペットモラコットとの大一番に挑む

4月13日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.2』に向けた[特別コラム]を公開いたします。

「いつも試合前はワクワクしたり、楽しみだと思うことが多いのですが、今回はそれがない。絶対に勝ちたい」(海人)

あの屈辱から2カ月。海人がリベンジとシュートボクシング(以下、SB)の世界王座をかけて、ペットモラコット・ペッティンディーアカデミーと再び拳を交える。

2024年シリーズの開幕戦となった2月の後楽園大会、元ONE Championshipムエタイ世界フェザー級王者ペットモラコットに挑んだ海人だったが、ペットモラコットの首相撲に大苦戦。後半は海人もパンチ・蹴りで反撃に転じたものの、延長判定でペットモラコットに軍配が上がった。

当初4月大会では他の強豪タイ人との対戦を予定していた海人だったが、海人サイドが世界タイトルをかけたリマッチを希望。3分5R延長無制限ラウンドの世界タイトルマッチでペットモラコットとの再戦が決まった。

約2カ月という短いスパンでの再戦、海人が選んだリベンジへの秘策がタイでの武者修行だった。3月下旬、タイに渡った海人は現ONE Championshipキックボクシング暫定世界フェザー級王者スーパーボンのジムを訪れ、スーパーボン本人、そして日本人ファイターの指導経験も豊富なジェントレーナーとペットモラコット対策を練ってきた。(このタイ修行の模様はSB公式YouTubeチャンネルにて配信中:https://youtu.be/1UoTQfvJ14M?si=gGrE6U8R_aM7-EWk

「今の自分にはムエタイの技術も必要で、タイでもそれを吸収したいと思って(タイに)行きました。(首相撲対策は?)僕が知っていることも知らないこともあって、こうすればいい・確実に勝てるということを教えてもらったので、首相撲は首相撲でしっかり戦っていきたいと思っています。(首相撲以外では)蹴られた後と蹴られる前の展開、蹴り合いでも自分が勝る蹴り方も教わりました。倒せるヒジ・切れるヒジを教わったので、自分が出せる技は全てを出したいと思います。

タイで学んだ技術は自分が思っているよりも深かったですし、自分がやりたことと似たようなものもありましたけど、さらにもう一工夫があったり、タイに来ないと分からないものがたくさんありました。普段日本では経験できないことを経験できましたし、タイに来る前も勝つ自信しかなかったですが、さらに自信がつきました」

対戦カード発表記者会見ではSB協会・シーザー武志会長から「海人は一度負けるとダメだったところを次の試合で修正する。我々も彼のことを信じているので、SBを背負って戦ってもらいたい」、SB協会・緒形健一代表から「海人もそうですが、私たちSB側としても、背水の陣で臨みたい」という言葉をかけられた。

これまで数多くの世界の強豪と戦い、試合前には「ワクワクしたり楽しみやと思うことが多かった」海人も、今回は試合に向けた“覚悟”が違う。試合4日前のインタビューで海人は試合直前の心境をこう語っている。

「試合前はワクワクしたり、楽しみだと思うことが多いのですが、今回はそれがない。絶対に勝ちたいし、負けたら終わりだと思っているので、いつもとは心境が違います。今回は貪欲に勝ちたいし、ワクワクした気持ちはないです。深く考え込みすぎて眠れない日もありましたが、それを乗り越えて試合直前まで来ました。あとはもうやるだけ。こんな気持ちで試合するのは初めてですし、立場的には自分が王者ですが、どの試合よりも挑戦する気持ちで準備もしてきました。自信、覚悟、これまでやってきた練習……すべてを信じて勝ちたいと思います」

海人はこれまでにない覚悟と執念、そしてタイで得た経験と自信を持ってペットモラコットとの大一番に挑む。

▼SB世界スーパーウェルター級 タイトルマッチ(70.0kg契約)
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)
vs
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/元ONEムエタイ世界フェザー級王者)

大会概要はこちら


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