シュートボクシング

4.13 濱田海「成長できれば、チャンピオンにも全然勝てる」

2024年4月13日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.2』の第2試合で笠原直希(シーザージム)と対戦する濱田海(TIA辻道場)。昨年12月にプロデビューしたばかりの濱田は、何とデビュー戦の数時間前にSBアマチュア全日本トーナメントで優勝していたという。本戦初デビューで格上の笠原三男を相手にどういうファイトを見せるか。

――濱田選手の名前は海と書いて“ウナ”と読むのは珍しいですね。

濱田 お父さんがもともとサーフィンをやっていて、うちは4人兄弟なんですけど、みんな“海”にちなんだ名前で、僕もそうなりました。ちなみに一番上の姉は“美海(みう)”、兄は成(なる:ハワイ語で波の意)、弟は渚(しあ)と言います。

――格闘技はいつから始めたんですか?

濱田 もともとお父さんと遊びみたいな感じで、ミットとグローブを買ってパンチを打っていたら本格的にやりたいと思い始め、お父さんとTIA辻道場の会長が知り合いだったみたいで、小学5年の時から通うようになりました。

――素質はどうでした?

濱田 素質はなかったと思います。アマチュアの試合経験は15~20戦ぐらい、コロナの時期とかぶったりであまり試合には出ていません。勝った試合は、9戦ぐらいです。

――今の選手と比べると、アマチュアキャリアが少ないながらもデビューしたのはセンスがあったからでは?

濱田 あんまり自分ではセンスがあるとは思っていないです。僕はプロテストみたいなのは受けていなく、たまたまSBアマチュア全日本大会に出させていただくことがあり、その日にプロの試合で長谷川平蔵選手の対戦相手が見つかっていないということを聞いて『やってみたい』と名乗りを上げました。

――プロデビュー戦となった長谷川選手との試合の前に、アマチュアの全日本トーナメントに出ていたということですか?

濱田 はい、そうです(笑)。アマチュアトーナメントで3試合して、一回戦と準決勝は判定勝ちし、決勝戦でKO勝ちして優勝することができました。そして1~2時間後にプロデビュー戦がありました。こういうことをなかなかやる選手もいないと思うんですけど、いい経験かなと。ただ、生足で戦ったことがなかったので、一回生足でやってみたいと思って「挑戦させていただけるならやりたいです」と会長に伝えて出させてもらいました。プロデビュー戦は負けてしまいましたけど、アマチュアトーナメントがあったことで身体が温まった状態だったので、いい動きができたかなとは思います。

――シーザージム期待の長谷川平蔵選手とのプロデビュー戦でそういう背景があったとは。

濱田 長谷川選手は182㎝と身長が高かったからめっちゃやりにくかったです。初めての生足と小さいグローブでやったんですけど、こんな感じなんやと。生足で蹴ったら、もっと痛いのかなと思ったんですけど、アドレナリンが出ているから痛くなかったのですが、試合が終わってから痛みが出てきました。

――次に再戦したら長谷川選手に勝つ自信は?

濱田 その試合は61kg契約だったのですが、次からは55か53kgでやっていこうと思っているので、多分もう戦うことはないかなと。

――プロデビュー戦は適正階級ではなかったんですね。

濱田 そうです。アマチュアトーナメントに60kgで出る予定だったので、プロデビュー戦もその体重での試合になりました。

――プロ2戦目は他団体のリングで1RKO勝ちでした。

濱田 その試合は56kg契約でやはり軽い方が動きやすいですし、スピードが出ます。

――今回、笠原直希選手とやりたかったということで、3戦目で対戦が決まりました。どうしてやりたかったんですか?

濱田 笠原選手はめっちゃ強いと思うので、トップ戦線の選手はどんだけ強いのかなと。一度挑戦してみたいという気持ちになり、辻会長に伝えたらGOサインが出たのでお願いしました。自分では7-3か8-2で……。

――勝てると?

濱田 負けるかなと思っています(苦笑)。でも自分は格闘家として試合をやる前から負けると思う選手はいないので、勝ちに行きます!

――笠原選手には選手としてどういう印象がありますか?

濱田 パンチ、蹴り、距離感も上手いと思うので、もう何でもできるなと思っています。

――笠原選手は現在SB日本バンタム級2位で、ここで勝てばランキング入りの可能性もありますが、ここで勝ったら次の目標はありますか。

濱田 これからはバンタム級でやっていこうと思っていて、SBのベルトはいずれ獲りたいと思っています。今はまだチャンピオンの佐藤執斗選手に勝てる自信はないですけど、これからどんどん試合をしていって成長できれば、全然勝てる相手だなと思います。チャンピオンになるには勝たないといけない相手です。

――過去にTIA辻道場ではプロ2戦目でSBのチャンピオンになった女神選手もいます。

濱田 そうですね! 何戦目でベルトを獲りたいとは思ってないですけど、今は試合経験が大事だと思っています。

――では最後に会場に来てくるファンにメッセージをお願いします。

濱田 僕のことをまだ何も知らないと思うんですけど、面白い試合をするので応援よろしくお願いします!

▼第2試合 55kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原直希(シーザージム)
vs
濱田海(TIA辻道場)

大会概要はこちら


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