6.15 山田虎矢太が再起戦でKNOCKOUTからの刺客・森岡悠樹と対戦!急遽OFGマッチに変更
2024年6月15日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.3』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。
出場が決定していたSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)は、スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者・森岡悠樹(北流会君津ジム)とエキスパートクラスルールで対戦することが決定。
森岡は殺傷能力の高い打撃を武器にKNOCK OUTを主戦場にし、2022年には第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦に進出した実力者。2023年にスック・ワンキントーンでの王座決定トーナメントを制覇し初戴冠。前戦となった5月の『ONE Friday Fights 62』では逆転KO勝ちでインパクトを残したばかり。戦績は26戦16勝(9KO)9敗1分。
これまでSBとKNOCK OUTは2024年に入ってから交流戦が激化し、4月13日にはSBのリングで山田彪太朗がKNOCK OUTの栗秋祥梧を撃破したが、同月27日には川上叶がKNOCK OUTのリングに乗り込むも、龍聖に判定負けを喫している。
3月のRISEでは大森隆之介に1RKO負け、14戦目で初黒星を喫し、今回再起戦となる山田は「前回他団体に乗り込んだにもかかわらず、不甲斐ない結果に終わったことを申し訳なく思っています。負けた上に、失神KOというショッキングな結果になってしまい、負けた直後は記憶が曖昧で悔しさが込み上げて来るものがありませんでした。終わった後、試合映像を見返したり、SNSでいろんな人のコメントを見て、俺はやっちゃったなという悔しさが込み上げてきました。でも、終わってしまったことはどうしようもなく、これからは落とした自分の価値を高めていくことをこれから取り組んでいきます」とすでに敗戦のショックはない様子。
そして今回の試合決定を受け、「復帰戦のチャンスを与えてくれた皆さん、ありがとうございます。今回の森岡選手は先日のONEで逆転KOで凄い試合をしたのが記憶に新しいです。そういう選手にKOでしっかり勝って、自分の価値を高められるように、また皆さんに期待してもらえるように次の試合で見せていきたいので注目してください」と意気込みを語った。
会見を欠席した森岡からメッセージが主催者を通して届いており、「SB初参戦でチャンピオンと試合を組んでくださり、嬉しく思っています。先日、ONEのオープンフィンガーグローブにめちゃくちゃ相性の良さと手応えを感じています。チャンピオン! もし覚悟があるなら、俺とOFGでやりませんか? チャンピオンとしてのいい返信をお待ちしております」と読み上げられると、山田は「自分はOFGの試合をしたことはないですけれど、森岡選手はOFGの方が自信があるのであれば、僕は王者として望むところ。逆に言うと、自分はパンチに自信があるのでOFGでやった時に森岡選手は大丈夫なのかなと」とOFGマッチを受けて立つ構え。
森岡の印象について聞かれると、山田は「正直、今まで試合を見たことはなかったのですが、試合が決まってから映像を拝見しました。どれぐらい身長差はあるか分かりませんが、身長が高くてパンチが伸びて来る印象があります」と警戒するが、「前回の試合の相手も身長が高く、相手の距離で戦ったのが敗因でした。今回はどんどん前に行って、自分の距離で最後にパンチで倒すのが今回の試合の見所です。相手が得意なストレートを出してきたら、試合が終わるような内容にしたい」と、すでに攻略法は見えている様子。
OFGに関しては「OFGを付けて練習したことは数回あります。グローブとは違って、打ち方と距離感が全然違うと感じたので、次の試合はOFGで決まったら距離感、ディフェンス面を強化して、(森岡が)OFGの話を持ってきたことを後悔させる試合結果にしたい。自分はパンチは得意なので、クッションが小さくなることによって威力は増すと思うので、自分には向いていると思います」と手応えは十分あるという。
山田のコメントを受け、会見に同席したSB・緒形健一代表は「山田本人も相手も望んで合意しているので、この試合はOFGマッチで正式に決定します」と山田vs森岡の一戦をOFGマッチとして行うことを正式決定。急遽決まったOFGマッチで山田は復活の勝利を収められるか?
<追加対戦カード>
▼56.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者)
大会概要はこちら