シュートボクシング

6.15 山田虎矢太、初のOFGで森岡を完全KO&復活宣言!兄・彪太朗と6月の格闘技界を山田ツインズで染める

2024年6月15日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.3』でスック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者・森岡悠樹(北流会君津ジム)とオープンフィンガーグローブ(以下OFG)マッチで対戦するSB日本スーパーバンタム級王者・山田虎矢太(シーザージム)の公開練習が、5日(水)都内にある所属ジムにて行われた。

6月23日のKNOCK OUTで初代KNOCK OUT BLACKフェザー級王者・龍聖との試合を控えている山田ツインズ兄の彪太朗(シーザージム)と共にOFG着用、ヘッドギアをはめてマススパーを行った虎矢太だが、スパーが始まると顔が似ている二人だけにどっちが虎矢太か分からない状況となったものの、お互いにキレキレの動きを見せて試合に向けての調整は万全であることをうかがわせた。

ヘッドギアを外さずにその後の囲み取材に応じた虎矢太は「いい感じでむちゃくちゃ仕上がっています」と笑顔。

3月のRISEでは大森隆之介に1RKO負け、14戦目で初黒星を喫し今回再起戦となり、「今までずっと勝ってきていたので、練習でも自信満々でしたが、負けてからはスパーをしていてこの一発をもらったら危ないなと慎重になるようになりました。俺はまだまだ強くないから頑張らないといけないなとも思えるようになり、いい意味で緊張感を感じながら練習できています」と敗戦を味わったことでいい練習ができていると明かす。

今回の試合に向けては「たまたま兄弟揃って試合が組まれたと思ったら、二人とも対戦相手がKNOCK OUTの選手で、山田ツインズvsKNOCK OUTの構図になっていました。絶対に他団体の選手には負けられないですし、お互いにスカ勝ちしてSBの強さをしっかり証明したい」とKNOCK OUTとの対抗戦に燃えている。

これまで虎矢太は通常のグローブでの試合をしてきたが、急遽、森岡の提案を受けてプロキャリア初のOFGでの試合となり、「OFGを使ってこれだけ長く練習することは初めてのこと。距離感や打ち方、ディフェンスの仕方が通常のグローブとは違うので最初は戸惑いましたが、やり始めたら普通のグローブよりもOFGは軽いのでパンチの回転数も上がるし、絶対にパンチを効かせられる自信が出てきたので、特に問題なく自分にフィットしていると思います」と特にOFGへの変更は問題ない様子。

そして「OFGだと直にガツンと衝撃が伝わるのでむちゃくちゃ威力は違うと思います。グローブの時よりも威力は2.5倍増しになります」とニヤリ。OFGだと掴みやすいことから「投げやすさも2.5倍増し。森岡選手は投げられることの怖さ、大変さ、試合の難しさ、厳しさを初めて知ることになると思います」と投げ技もやりやすいと話す。

虎矢太の後輩・笠原直希が6月2日のスック・ワンキントーンスーパーバンタム級次期挑戦者決定戦で勝利し、次回、森岡に挑戦することが決定していることについても触れ、「思ったのですが、今度後輩の直希とのスック・ワンキントーンのタイトルマッチは多分延期になると思います。森岡選手は病院送りにされるので戦えなくなりますし、それだけ僕にOFGマッチを要求したことは怖いことなんだぞというのを見せたい」と挑発した。

森岡は15勝のうち9のKOがあるほどの強打があることに関しては「何回か試合を見てますが、特に右ストレートの強さは本物だなと。OFGだと、ガードの隙間も突き抜けてくるのでそこの怖さはあるんですけど、逆に言うと、警戒するのはそのストレートだけかなと思うので、それさえ封じちゃえば、あとはこっちのもの」と森岡の攻撃で警戒するのは右ストレートだけだとする。

虎矢太の仕上がりについて、彪太朗は「前回、負けて気づいたことがあったようで、今までの虎矢太とは違った面が今、出てきているので新しい山田虎矢太を見るのが楽しみ。今まっで僕は舐められていた部分もありましたが、負けたことによってお兄ちゃんとしての凄さに気づいてくれて、虎矢太が少しずつ素直になりました(笑)」と話す。

自身の試合については「現王者対決ということで、僕はSBの看板を背負って出るので絶対に負けられない。むちゃくちゃ気合いが入っています。龍聖選手は僕のことを煽ってくれたおかげで、話題性も注目度もより高まり、いい仕事をしてくれたと思いますし、ここで煽られただけで終わるのは意味がない。しっかり試合でも圧倒的な差を見せつけます」とこちらもKNOCK OUT王者狩りに自信満々。

昨年6月の『SHOOT BOXING 2023 act.3』では山田ツインズvsムエタイの構図となり、彪太朗が1R1分26秒左ボディブローでKO勝ちすると、次の試合で虎矢太が1R1分25秒左ボディブローで1秒早くKO勝ちしており、今回もお互いにKOタイムを意識するかと聞かれると、彪太朗は「虎矢太が僕よりも1週間早く試合なので、虎矢太のKOタイムを基準にして狙っていこうと思います」といえば、虎矢太は「彪太朗がいい試合をして、僕があまりよくない試合になるというのは避けたいので、一番いいのは1RでKOを倒してその熱を彪太朗に渡して彪太朗も一撃で倒してもらって、お互いに熱い試合をするのがいいですね。その中でも1秒でも2秒でも彪太朗より早くKOを倒せばベスト」と答えた。

同じ時期に試合があることで、虎矢太は「注目の多いマッチメイクの中でもインパクトのある勝ち方を見せることによって、より皆さんに山田ツインズを知ってもらえると思うので、今回は二人揃っていい勝ち方をして、『今の立ち技格闘技界で山田ツインズはやばいな、これから絶対に上がってくる存在だな』と思ってもらえる試合にしたい」といい、「6月は山田ツインズ祭りじゃ!」と二人揃って気合いを入れた。

現在は海人がメインイベントを支えるSBのエースとして活躍しており、いつか海人を超えたい想いがあるかと聞かれると、虎矢太は「海人さんがSBを引っ張ってくれているのは事実ですし、純粋に戦っている相手、出ている舞台がすごいので尊敬しています。でも、海人さんがSBに出られないときに次の若手が盛り上げられないといけないので、海人さんがいなくても僕たちがしっかりとSBを引っ張っていける選手にならないといけないと思います」といえば、彪太朗は「海人さんがメインに抜擢されるのは当たり前だと思っていて、まだまだ僕たちはその域に達していません。ただ格闘家である以上、メインに抜擢されるのはこれ以上ない役目なので、SBのメインイベントになれるように頑張っていきたいし、海人さんはKNOCK OUTでベルトを獲ったりとSB以外の団体で活躍しているので、僕もKNOCK OUTに出るのでしっかり他団体でもしっかり活躍して、自分の実力でメインを勝ち取れるように頑張っていきたい」とした。

▼56.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)
vs
森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者)


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