シュートボクシング

6.15 関根塁「思いっきり打撃の試合がしたい。後々はベルトを視野に」

2024年6月15日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2024 act.3』で野口貴大(シーザージム新小岩)とオープンフィンガーグローブマッチで対戦する関根累(ROOTS)。修斗を主戦場にしている“修斗のカリスマ愛弟子”が打ち合う相手を求めてSBのリングへ。どのようなインパクトを残すか。

――今回SB初参戦ということで格闘技のキャリアから教えてください。

関根 5歳の時に硬式空手を友達がやっていて、自分も興味があったのでやり始め、中学で一回辞めてから18歳の時に総合格闘技ジムのROOTSに入りました。ちなみに空手では全国大会で優勝したことがあります。

――どうして空手からMMMを始めたのですか?

関根 最初、キックボクシングをプロでやりたいと思っていたんですけど、空手は小さいグローブでやっていて、MMAだとオープンフィンガーグローブなので自分がやっていた空手をそのまま活かせるかなと思ってMMAを始めました。

――ROOTSに入ったのは、ジム代表の佐藤ルミナさんは修斗で一時代を築いた選手でしたが、ルミナさんのファンだったり?

関根 家から近かったのでROOTSにしました(苦笑)。最初はそんなにMMAのことを知らずに入り、ルミナ代表が有名な人なんだ、と後々に知りました。

――実際にMMAを始めてご自身に向いていると感じましたか?

関根 自分がやってきた空手を活かせるなと思っていて、ジムに入門した翌年にアマチュア修斗のトーナメントで優勝してプロに昇格したので、その結果でも間違ってなかったのかなと。

――ではかなり短期間でプロに昇格されたんですね。

関根 そうですね。なので、寝技がほとんどできないままプロになったので(苦笑)、ルミナ代表からは「寝技を練習しろ」とよく言わます。僕は総合の選手なんですけど、試合ではほとんど打撃しかやらないような選手なんです。アマチュア修斗でもほとんど立ち技のみで戦い、勝った試合はほとんどKO勝ちです。立ち技にこだわるのは、ずっとやってきた空手の強さを証明したいというこだわりもあります。寝技で負けた試合は何度もあったので、寝技を強化しようとやっていたんですけど、なかなかそこが伸び悩んでるところなんです。寝技は以前よりもちろんできるようになっているんですけど、やっぱり打撃で勝負したい、というのが自分の中ではあります。

――なぜ今回、SBに参戦しようと思ったのでしょう。

関根 MMAの試合だと、自分と打撃をやってくれる選手がなかなかいなくて、打撃を警戒されて試合が始まった瞬間に組みにくるみたいな感じの試合が多いんです。自分がやりたい試合ができないこともあって、思いっきり打撃の試合がしたいと思ってSB参戦を決めました。

――MMAでは打ち合ってくれる選手がいないと。

関根 そうですね。SBのリングではOFGも導入して魅力的だなとも思います。

――SBに関してはどういった印象がありましたか。

関根 MMAに近いルールで投げたり極めたりできる面白い競技だなと興味はありました。ルミナ代表が過去にSBに出ていたことでさらに興味が湧きました。

――ルミナ代表からSBのリングに上がることに関して、何か特別なアドバイスとかありました?

関根 キックボクシングやSBの選手もそうですけど「打撃の選手はMMAとは違うリズムだから、そこには気を付けろ」というアドバイスはいただきました。

――ご自身はどういう選手だと思いますか?

関根 カウンターと一発の攻撃力が高いなとは思っています。カウンターもそうですけど、タイミングの上手さ、当て勘が自分の持ち味かなと。5歳からやってきた打撃は伊達じゃないですよ。

――得意な打撃はありますか?

関根 僕は蹴りの選手ではあるんですけど、SBでの試合が決まって、ボクシングのジムに行ってパンチの強化もしていますが、試合ではパンチに合わせたミドルでKOするパターンが結構多いですね。

――なかなか珍しいKOパターンですね。対戦相手の印象はどういったものがありますか?

関根 リズムが独特だなと。あと、ローキックが結構強いという印象がありますし、近いところのパンチが結構細かく打てるなと思います。

――野口選手は今回プロキャリア2戦目で、そういう相手が当てられることに関しては何か思いますか?

関根 特に何とも思ってないです。僕も打撃のプロの試合は初めてなので、デビュー戦の気持ちで挑みます。

――KO決着のイメージは見えてますか?

関根 そうですね。自分が勝つならKOかなと思っています。

――今回勝ってSB定期参戦も考えています?

関根 今、練習していて、やっぱり打撃は面白いなと思うので、ここで勝って今後もSBの試合に出してもらえるのであれば、どんどん出ていきたいと思っています。まだ他のSBの選手のことを深く掘り下げれていないのですが、後々はペルトも視野に入れていきます。

――投げ技や立ち関節も狙っていきますか。

関根 もちろんチャンスがあればMMAで培ったものを使いたいと思います。ニンジャチョーク、アームロック、フロントチョークといった得意な立ち関節とかいろんな技が使えそうだなと感じていて、結構自分に合っているルールなんじゃないかなとも思っています。

――最後にファンにメッセージをお願いします。

関根 修斗から来て、今回立ち技のデビュー戦なんですけど、印象を残せる試合にしたいと思うので応援お願いします。

▼第1試合 62.5kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
野口 貴大(シーザージム新小岩/アマチュアSB 2023年 -65kg全日本王者)
vs
関根累(ROOTS/修斗バンタム級)


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