シュートボクシング
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4.12 土井涼雅「植山選手とはタイトルマッチ以上の殴り合いができたら」

 2025年4月12日(土)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2025 act.2』で元SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(ONE LIFE)と対戦するSB日本フェザー級4位・土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見)。両者は昨年10月大会で対戦が決定していたが、植山が減量中に倒れ、病院に搬送されたために試合中止に。植山との仕切り直しの一戦でどのような戦いを見せるか。

――今回植山選手との試合が再び決定しました。前回10月大会で中止になった時はどういう心境でしたか。

土井 前回は計量会場に着いてからシュートボクシング協会の関係者から中止になったことを伝えられ、その時は残念な気持ちだったんですけど、こうやってまた知名度のある植山選手との試合を組んでもらえたので、前回のことは全然気にしてないですね。僕もそうですけど、減量をして水抜きで倒れちゃうぐらいみんなきついことをやっているので、植山選手のことが心配になり、ふざけんなよといった気持ちは特になかったですね。

――ご自身は過酷な減量をクリアーし試合が中止になりましたが、相手のことを心配されるなんて素晴らしいですね。「格闘技をやっている顔じゃないね」とよく言われると前回のインタビューで言われてましたが、土井選手のお優しい顔立ちから怒っている様子が全然浮かばないのですが、ここ最近で一番怒ったことやムカついたことはありますか?

土井 イラッとしたことは……特にないですね(笑)。怒ったことも特にないです。もしストレスが溜まっても格闘技で発散できているから、そんなにイライラすることもないのかもしれません。

――試合中に相手の攻撃をもらってイラッとすることもないですか?

土井 試合中だと、連続して攻撃をもらっちゃったときは、ちょっとムッとしてやり返してやるとは思っちゃいますね。

――試合の話に戻しますと、昨年10月に決まっていた時よりも今はさらに自信がついていますか。

土井 そうですね。あの時も植山選手の映像を見ながらいろいろ考えてきたことがあったし、そこから何カ月も経ち、今年2月には植山選手は試合をして、そこで最新の情報もわかったので、前回よりも倒す自信はあります。

――植山選手に勝つための今回までの期間があった方が良かったと思いますか? それとも昨年10月の時点で対戦しておきたかったですか?

土井 もちろんあの時でも良かったんですけど、今の方が面白い試合を見せられるんじゃないかなと思いますね。

――ご自身としては、10月の時点よりもどういった点がさらに成長していると思いますか。

土井 あまり言えないんですけど、自分の中でしっくりくる対策ができているので、その点で前回より仕上がっていると思います。

――植山選手の2月の前戦は60kg契約での試合でしたが、どういった印象を受けましたか。

土井 手塚選手との試合では、まだ試合感覚が戻っていない印象を受けました。手塚選手が上手いというのもあると思うんですけど、あんまり打ち合うシーンとかも見られずに、植山選手の得意なことを潰されているような印象を受けましたね。

――ご自身も2023年6月に手塚選手とやっているだけに、その試合を見て参考になった部分はありましたか。

土井 そうですね。手塚選手とは今は階級は違うんですけど、身長とか僕と似ているところあると思うんで、めちゃくちゃ手塚選手の動きは参考になりましたね。手塚選手に負けた場所が今回の後楽園ホールで、今はその場所には負けの記憶しかない状態なんで、今回ここで気持ちよく勝って、いいイメージに変えたいですね。

――土井選手は愛知で開催される『YOUNG CAESER CUP』での試合が多く、今回は2度目の本戦出場になりますが、モチベーションは高いですか?

土井 もちろん本戦に呼ばれることはとても嬉しいのですが、僕的には場所で気持ちが変わることはなく、ただ目の前の試合に1戦1戦集中し、面白い試合をすることを心掛けています。

――今大会から魂が増えるような最高試合(ベストバウト)をした選手に“ベストアート賞”として100万円がSB協会より贈呈されることも決定しました。そこは意識しますか?

土井 そうですね。そういう話を聞いちゃうと、やはり100万円を意識しちゃいますね(笑)。もちろんベストバウトに選ばれたら嬉しいんですけど、そこだけに集中せずに自分のできることをしっかりやっていこうと思います。

――そういう賞金がかかるとアグレッシブな試合をしようとも思いますか?

土井 今までに100万円が出るという試合に出たことがないので分からないんですけど、実際はアグレッシブになってしまうかもしれませんね。

――もし100万円を獲得したらどういう使い道を考えていますか。

土井 僕は大学を卒業したばかりで親に何も返せていないので、ありきたりになってしまいますが、やっぱり親孝行に使いたいですね。今は所属しているジムに就職してトレーナーをやっていて、これから入る給料でも親孝行していきたいですね。

――あと、11月24日のS-cupではご自身の階級で世界トーナメント開催も決定しました。そこは意識していますか?

土井 もちろんそこはめちゃくちゃ意識してます。僕は昔からS-cupを見てましたし、シュートボクサーになってからはいつか自分の階級でS-cup世界トーナメントが開催されたら出場したいなと憧れの舞台でした。

――フェザー級で一番意識している選手はいますか。

土井 やはり植山選手ですね。前回の対戦が消滅して以降もずっと意識していました。今大会では僕の階級でタイトルマッチも行われますが、自分が一番面白い試合をしたいなと思うので、植山選手とは今回のタイトルマッチ以上の殴り合いができたらと思っています。

――今回勝てばS-cupに向けてもいいアピールになると思うんですけど、出場するために考えていることはありますか。

土井 ここから自分が出る全ての試合でインパクトを残してどんどんアピールしていきたいですね。昨年10月は試合が中止になって、ファンの皆様には長らくお待たせしたと思うんですけど、前回より仕上がった僕の姿をお見せできると思うので面白い試合を期待していてください。

▼57.5kg契約 エキスパートクラスルール3分3R延長無制限R
植山征紀(ONE LIFE)
VS
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級4位)


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