6.21 三大タイトルマッチ会見で笠原弘希がOFG、ヒジありを要求

2026年6月21日(日)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第三戦『SHOOT BOXING 2026 act.3』の記者会見が5月23日(土)都内にて行われ、三大タイトルマッチに出場する選手が出席した。

三大タイトルマッチはトリプルメインイベントとして行われ、トリとなるのは王者イモト・ボルケーノ(FIGHT SCIENCE)vs挑戦者・笠原弘希(シーザージム)のSB日本スーパーライト級タイトルマッチ。
両者は昨年8月大会にてヒジありのオープンフィンガーグローブ(以下OFG)マッチで対戦し、2Rにイモトが左ジャブでカットに成功。大流血の笠原は右ヒジでダウンを奪って逆襲に出るも、3R終了時にドクターストップとなり、イモトのTKO勝ちに終わった。
会見に出席した笠原は「ようやくイモト君にリベンジ出来る時が来ました。前回は斬られて流血でドクターストップになったんですけれど、試合内容からして僕はイモト君に負けたとは一切思っていません。結果は負けているので、今回は結果で勝ちを皆さんにお見せします。あの試合が去年で一番盛り上がった試合なんじゃないですかね。去年のベストバウトだと思うので、今回もそれを超えるぐらい盛り上げて、僕は倒してやろうと思っています」とリベンジに燃える。
それを受けてイモトは「僕も去年一番盛り上がった試合かなと思っています。4月に62.5kg(ライト級)のタイトルマッチがめちゃくちゃ盛り上がってたんですけれど、もちろん当たり前のように盛り上がりでも超えるし、そこで一番派手な試合でぶっ倒してKOして、イモト・ボルケーノが一番強いというのを見せようと思っています」と自信を見せる。
お互いの印象を聞かれると、笠原は「イモト選手は見た目によらず、僕の喧嘩、スポーツ上での喧嘩ですけれど、そういう気持ちに応えてくれるいい選手だなとは思っています。リスペクトはありますね」というと、イモトは「身体が強くてぶん回してくるタイプかなと思っています。全体を通して序盤、中盤、終盤にも隙がないのかなと思っています」と警戒した。
どんな試合をイメージしているか、との質問に笠原は「プロレス技からちょっと新必殺技を用意しています。どのラウンドでもそれが決まれば倒せると思っています」と、新必殺技の投入を予告。「ちょっと地味な技なんですけれど、決まれば相手は試合続行できなくなる技です。SBのルールに則った上でそれをやろうと思ってるんですけれども、いつでもどんな時でも出せる技なので。ただ、1R目に出しちゃうと盛り上がらないで終わってしまうので、盛り上げて盛り上げて、ちょうどいいところで決めようかなって感じです」とニヤリ。
イモトは「自分もアマチュアの頃からレスリングだったり、柔術だったり、いろいろなことをやってるので、どんな技が来ても全部対応できます。なんならこっちもプロレスの技だったり、 MMAの技だったり、いろいろと持っているので、その引き出しのどれかが出ればいいかなと思っています。とりあえず面白い試合をして会場を盛り上げて、最後に自分が立ってる試合が出来ればいいかなと思っています」と勝つのは自分だという。
約9カ月前の初対戦時と違うところを聞かれた両者。笠原は「特にないですね。今までの僕全開で行きます」といい、イモトは「前回は僕が復帰戦で8月だったんですけれど、移籍して、手術明けで4カ月ぐらいしかまだ野田(カズヤ=糸東流空手師範)会長と練習していなかった状態でした。そこからずっと練習してきて、野田会長とずっと二人三脚でやってきたので、何が変わったかというより、全部が伸びているので、そこをお見せできればと思っています」と前回からさらに進化した姿を見せたいとした。

会見途中には、笠原が「ちょっといいですか? このタイトルマッチは通常のグローブ着用と聞いたんですけれど、前回イモト君からOFG、ヒジありでと言われて僕も引き受けました。やっぱり同じルールでやり返さないと、チャンピオンになっても廃れると思うし、同じルールでやり返さないと僕も気が済みません」といい、イモトも「俺からもお願いします。あんなポンポン(=グローブ)を付けていい子ちゃんルールでやってもしょうがないので」と前回と同じくOFG着用でやりたいとアピール。
これを受けて、同席していたSB・緒形健一代表は「2人の強い要望、想いもあると思いますので、すっきり決着をつけたいという気持ちも考慮して、一度協会で預からせていただいて、後日お知らせしたいと思います」と協会内で協議して決めたいとした。

トリプルメイン第2試合、SB日本スーパーウェルター級(-70.0kg)タイトルマッチでは王者・都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz)が同級1位の風間大輝(橋本道場)を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う。
両者は2024年10月大会で対戦し、1Rに大外刈りで強引に投げた風間だったが、倒れた際に肩を痛め、風間はドクターストップ。都木がTKO勝利を収めていた。
風間は発熱のために欠席となり、都木は「本人が今日来てません。こっちも元々予定あったものをずらして来てるんですけれども、そこが彼が持っていないところ。そういうところも含めて、自分はやっぱり持っている人間なので、しっかり当日はバシッと風間君をKOして、もう一回チャンピオンとしてふさわしい人間になりたいと思っています」とk列席した風間にイラ立ちを見せる。
風間の印象を聞かれると都木は「風間選手とは一回やってるんですけれど、その後に計量・会見とかで話す機会もあって。印象としては、人として素直にいいヤツなんだろうなと。選手としての印象は特に何もないです」と特に意識はしていない様子。
現時点でどんな試合のイメージをしているか、と聞かれた都木は「彼は殴り合いたいと言ってるんですけれども、一方的に自分が殴って蹴って圧倒的に勝ちたいと思っています」と圧倒を予告する。
2年間の対戦時と違うところを聞かれると「全体的に違うとは思っています。パンチも蹴りも人間性としても、圧倒的に彼を上回ってるんじゃないかな」と余裕のコメント。
SBを体現してきた風間にどう対抗するかとの問いには「自分は自分のやり方でしっかり全局面で圧倒して、自分の強さを出していけたら」とした。

トリプルメインの第1試合、SB日本バンタム級(-52.5kg)タイトルマッチで対戦する王者・佐藤執斗(フリー)と挑戦者で同級1位の片山魁(TEAM FOREST)が登場。
2021年12月に戴冠して以来、初防衛戦となる佐藤は「防衛戦がようやく出来るということで、とてもワクワクしています。僕もデビュー戦が17歳だったんですけれど、その時からシーザー会長にSBを体現できる選手として名前を上げていただいたので、今回のタイトルマッチもSBを体現して、投げ・極め・打撃の全部を使って片山選手をしっかり沈めようと思います」と、シュートボクサーらしく打投極全てを使うと意気込む。
対する片山は「やっと今回タイトルマッチが決まりました。ここでしっかりベルトを獲ってからがスタートだと思っているので、最年少記録と共に一緒に獲りたいと思っています」と、18歳2カ月で王者になった日下部竜也を抜いて史上最年少記録でSBのベルト獲得を狙うという。
お互いの印象を聞かれると、 佐藤は「片山選手はスピードもあっていい選手なんですけれど、経験を積んできた僕からするとやっぱり経験不足だし、フィジカルもちょっと弱いかなと思うのでしっかり叩き潰します。僕はSBを盛り上げつつ、他団体とも交流して最強を目指していきたいと思います」と完全決着を予告する。
片山は「佐藤選手はちょっとトリッキーなイメージ」といい、「佐藤選手は僕と試合が決まってるのにXで他団体の選手と絡んでいろいろやっていて、僕のことをナメているなと思ったのでしっかり圧倒的に倒してやろうと思っています」と挑発。
現段階はどのような試合のイメージを持っているか、と聞かれた片山は「さっきフィジカルが足りてないと言われたんですけれど、ところどころで打ち合ってもいいのかなと。全体的に投げでも絞めでも打撃でも負ける気は全然してないので、付き合うところは付き合ってもいいのかなと思っています」というと、佐藤は「SBを体現するような試合がしたいので、投げや絞めに積極的にトライして、絞めでKO出来たらなと思っています」と、絞め技でのKOを予告した。

28歳の佐藤と17歳の片山の一戦だけに、世代交代というテーマもある一戦となり、片山は「他団体の同階級の選手には全然負ける気がしないし、全然余裕で勝てると思っているので、それをどんどん証明していきたいので、ここで必ずベルトを獲ってから他団体にどんどん挑戦していきたいと思っています」と、特に意識はなく、他団体選手狩りに燃えている。これを受けて佐藤は「僕、本当に挑戦ばっかりさせてもらってきたので、初めてこうやって下から挑戦して来てくれるのでめちゃくちゃワクワクしています」と試合が楽しみで仕方がない様子。
佐藤はここ数戦、様々な団体でいろいろなルールに挑戦しており、「僕は一戦一戦決まったルールを全部全力でこなしてきました。SBは一番制限がないので、立ち技総合格闘技だと思っていますし、今までの集大成で一番得意なルールなので、一番強い佐藤執斗をお見せできると思います」とベルト防衛に燃えていた。























