シュートボクシング

5.7 『東日本大震災復興支援チャリティーファイト』にて緒形VS魔裟斗が実現!

5月7日(土)東京・六本木ヒルズアリーナにて、K-1 WORLD MAX2003・2008王者・魔裟斗が発起人となり開催された『東日本大震災復興支援チャリティーファイト』で、S-cup2006世 界王者・緒形健一 VS K-1 WORLD MAX2008世界王者・魔裟斗の豪華スペシャルエキシビジョンマッチが実現した。
 
4月25日のイベント開催発表記者会見で、魔裟斗自身から「やりたい相手はやっぱりS-cup王者の緒形さん。ずっと闘ってみたいと思ってた」とラブコールを受けた緒形。当初は「あまりにも時間がないし、こっちは魔裟斗みたいに絞れてない(笑) 今の状態ではお客さんに魅せれるものがない」と語っていた緒形だったが、被災者のためだけに引退後初めてグローブを着けてリングに上がるという魔裟斗の熱意に応える形で、最初で最後のエキシビジョンマッチ出場を承諾。1週間の走り込みとミットトレーニングを積んで2分2Rの闘いに挑んだ。
六本木ヒルズアリーナには特設リングが設置され、その周囲を3000人近いファンが取り囲むなか実現した夢のエキシビジョンマッチ。
 
1ラウンド開始早々、魔裟斗の重いローが快音を発し場内からはどよめきが起こる。その後、緒形もロー、ミドルキックで応戦しパンチを振るうと魔裟斗はハイキックも繰り出す。解説を務めた小比類巻太信は「蹴りはけっこう本気 でやっていますね。2人ともキレがいいです」と評した。その小比類巻が「両者が現役の時に観たかった」と語ったように、あっという間に終わってしまった夢の対決だったが、ファンからは「感動した」「もっと見たい」という声が上がった。エキシビジョン後、緒形はリング上から「被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興をお祈り申し上げます。魔裟斗 からオ ファーをもらって2週間、久しぶりに水や食べ物を減量のため節制し、1日1日のありがたさをこの機会に思い出させていただきました。被災地に も1回行きましたが、言葉にならない状況でした。こういう時こそ力を合わせていきたいと思います」と語った。
 
その他にも“修斗のカリスマ”佐藤ルミナVS“岩手の被災地代表ファイター”平野仁、魔裟斗VS安廣一哉のエキシビジョンマッチが行われたほ か、かつて魔裟斗と激闘を繰り広げた小比類巻と武田幸三がリングに上で挨拶。武田は小比類巻が支える3本のバットをローキックで蹴り折るデモンストレーションで場内を沸かせるなど、被災地の復興を願い本当の意味で格闘技界が一つになった清々しいイベントとなった。
 
最後に魔裟斗が、「僕がこのイベントをやろうと思ったのは、テレビで被災地の映像を見て、どんどん被害が大きくなる中で自分にもやれることがある んじゃないか、やらなきゃと思いました。今の僕があるのは格闘技があったから。格闘技に助けられたと思っています。だか ら格闘技に感謝を込めて格闘技でみんなの力になれればと思いました」と挨拶。
イベント終了後は魔裟斗や緒形ほか元選手や現役ファイターが募金&握手会を行い、集まったファンの数は長蛇の列となり予定時間の2時間を30分以 上もオーバーするほどだった。なお、この日集まった義援金2,058,871円は、全額日本赤十字社を通じて被災地へと送られる。
 
『東日本大震災復興支援チャリティーファイト』公式ブログ
http://yaplog.jp/charity-event/archive/26


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