東日本大震災復興チャリティーイベント SHOOT BOXING2011 act.3 -SB169-
2011年6月5日(日)後楽園ホール
第11試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
トビー・イマダ
vs
宍戸 大樹
3R判定3-0
2度目の参戦となるトビーは、ロングスパッツで登場。試合が始まるとリング中央に陣取る。パンチから組み付いたトビーだったが、ここは宍戸がディフェンス。細かくローキックを当てていく。コーナーの宍戸に組み付いたトビーはスタンドで肩固め。倒れこんでブレイクとなったが持ち味を見せる。一方の宍戸もジャブ、ロー、そしてバックキックと得意技を連発。 2R、宍戸は距離を保ちながらミドル、ロー。だがトビーが飛び込んで放つパンチも大きな音を立てる。ジャブ、バックキックとヒットさせた宍戸だが、トビーも投げで対抗。ラウンド後半には、宍戸がフロントチョークにトライする場面も。しかし、ラウンド終了まで39秒というところでトビーの蹴りが金的に入ってしまい、試合は一時中断。再開後、顔面への前蹴りを決めた宍戸だったが、トビーも股をすくって大きくリフトして投げを放つ。これが決まってトビーはシュートポイント1を獲得。 3R、宍戸のサイドキックがヒット。しかしトビーも投げで連続してシュートポイントを奪取。打撃で逆転したい宍戸だが、トビーの巧みなグラップリング・テクニックに封じられてしまい、ポイントを奪い返すことができないまま試合終了。MMAファイターの力を見せたトビーが判定3-0でメインイベントを勝利で飾った。
第10試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
ヘンリー・オプスタル
vs
鈴木 悟
KO 2R0:36
1R、しっかりガードを固めて前進する鈴木に対し、オプスタルはパンチから右ロー。右ストレートもヒットする。鈴木はジャブで間合いを測るが、ローをカットできず。ラウンド終盤、右ローで立て続けにダウンを奪われる。 2Rもオプスタルのローがまともに入って鈴木がダウン。さらにパンチの連打で鈴木が倒れたところでレフェリーが試合をストップ。オプスタルの圧勝となった。
第9試合
SB日本女子フライ級王座決定戦
エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
RENA
vs
高橋 藍
5R判定3-0
昨年の『Girls S-cup』決勝の再戦となる女子王座決定戦。歴代の女子選手たちも見守る中での試合は、いきなりRENAが顔面への前蹴りをヒット。さらに左フックをボディに放つ。圧力をかける高橋は、右ストレートで反撃するも、RENAのステップにうまく距離を掴めず。2R、前蹴りからパンチにつなげたRENAだったが、高橋もパンチとヒザ。RENAは投げを狙うが、これはポイントにならず。逆に高橋も投げを何度も打っていく。高橋はさらに組み付いてヒザ蹴り。激しいペースの奪い合いが続く。 中盤3R、圧力をかけた高橋がジャブを連続でヒット。RENAは組み付いていくが、高橋はヒザ蹴り。RENAのパンチにテンカオを合わせる場面も。ラウンド終盤には、パンチの連打でRENAの動きが止まる。4R開始直後にも、高橋のジャブがクリーンヒット。やや疲れが見えるRENAに、高橋のパンチとヒザが決まる。ポイントにはならないが投げでも体力を奪っていく高橋。RENAは転倒した後、なかなか立ち上がることができない。 そして最終5R、まずはRENAの前蹴りが顔面に決まるものの、高橋も前進。ワンツーからヒザ、そして投げと攻撃の手を緩めないまま試合は終了。3ポイントから4ポイントの差がつく文句なしの判定3-0で、高橋が復活した女子タイトルを手中にした。
第8試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
金井 健治
vs
百武 政敏
3R判定3-0
1R、インローで圧力をかけていく金井。左フックも顔面をかすめる。百武はサウスポースタイルからのワンツーと左ミドルで反撃。ガードの隙間を縫って左ストレートがヒットし、金井がダウン。立ち上がった金井はパンチで反撃。 2R、パンチとローで再び試合を組み立てていく金井。右ストレートが顔面、ボディにヒットする。さらに右ミドルも決まり、試合は完全に金井のペースに。ラウンド終了間際には、金井が首投げを決めてシュートポイント1を奪取。 3Rに入ると、百武も左ミドル、左ストレートで前へ。だが金井も右ストレートで主導権を譲らない。粘る百武だったが、ラウンド後半は防戦一方に。金井がダウンで失ったポイントを挽回し、3-0の判定勝ちを収めた。
第7試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
歌川 暁文
vs
島田 洸也
延長1R判定3-0
1R、まずは島田が右ストレート。歌川も強烈な左ミドルを返していく。さらにインローも的確にヒット。得意とする左の蹴りで歌川が主導権を握る。島田は投げを狙うが功を奏さず。 2Rも歌川は左ミドル。だが島田も右ミドルを決め、ダメージを与えていく。さらに島田は左右のフックもヒット。コーナーでのパンチの打ち合いは互角、首相撲の攻防でも、島田はヒザを返していく。 甲乙つけがたい展開で迎えた3R、またも島田が右ミドルをヒット。組み付いてヒザを連打する歌川に対し、島田は右ストレートを放つ。ラウンド後半、歌川はインローとパンチで前進、優位に立つが島田の右ストレートとハイキックも決まる。最後は気合いのこもったパンチの打ち合い。判定は歌川に1票入ったものの、二者ドローで延長戦へ。歌川はパンチとロー、島田はパンチとミドル、互いに譲らない攻防が続く中、歌川はしっかりとダメージを与えるとバックドロップにもトライ。島田もパンチを返すものの歌川はペースを譲らず。白熱の攻防は判定3-0で歌川が勝利した。
第6試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
津田 達也
vs
大桑 宏章
3R判定3-0
ともにサウスポーの津田と大桑。ジャブと左右のミドルを放つ津田に対し、大桑はローキック。投げの攻防からヒザ蹴りをヒットさせた大桑に対し、津田も鋭いワンツー、そしてハイキック。大桑は組み付き→打撃というコンビネーションで左フックを決める。 2R、パンチを連打する津田に、投げを狙う大桑。津田は小気味いいパンチを放つが、大桑に組み付かれ、そこからの打撃をもらってしまう。 3Rも大桑は投げとヒザの二段攻撃。だが津田もパンチを連打していく。残り1分、やや動きが落ちた両者だが必死の攻撃。津田がラッシュすれば、大桑も何度も足払いで転倒させる。試合後、一度はノーポイントとなった投げが審議され、大桑にシュートポイント2が与えられる。このポイントにより、大桑が3-0で判定勝利。
第5試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
尹戸 雅教
vs
伏見 和之
3R判定3-0
試合開始直後は、両者ローキックでの探りあい。そこからパンチへつなげていく中、伏見が前蹴りで距離を作り、パンチをヒットさせる。 2Rに入ると、尹戸が距離を詰めてパンチの連打。ミドル、ハイの蹴り合いも。ラウンド後半に入ると、伏見がボディにヒザ蹴り。パンチも合わせて徐々にダメージを与えていく。パンチも当たりだした伏見は、さらにヒザ蹴り。尹戸が苦しそうな表情で後退する場面も。 3R、パンチのテンポを早める尹戸に対し、伏見はパンチを返しつつボディにミドル、ヒザ。だが尹戸もパンチ、ローを休まず放っていく。伏見がバックブローを放つと、尹戸もバックブローと意地の張り合い。この攻防で伏見が右目上から出血し、ドクターチェックが入る。再開後、両者は試合終了までさらにパンチの打ち合い。判定は3-0。伏見が前回のKO負けから復活を果たした。
第4試合
エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
菅原 悠次
vs
山村 教文
KO 1R2:20
試合が始まると、まず取ったのは菅原。パンチ、ヒザとテンポよく攻めていく。ボディへのフックも効果的にヒット。山村もジャブ、左フックを返すが後退を余儀なくされる。そしてロープに詰まったところで、菅原のヒザ蹴りが顔面に決まる。崩れ落ちた山村はそのままKO。菅原が1RKO勝利を収めた。
第3試合
フレッシュマンクラスルール 3分3R延長1R
坂本 優起
vs
塩崎 達也
KO 1R1:51
1R、サウスポースタイルの塩崎に、坂本は右ミドル。右フックを効かせたところで相手の体勢を崩し、顔面にヒザを突き刺してダウンを奪う。塩崎はなんとか立ち上がったもののダメージが濃く、坂本はさら攻撃。左ミドルへのカウンターでパンチを完璧にヒットさせ、失神KOで勝利を飾った。
第2試合
フレッシュマンクラスルール 3分3R延長1R
松花 征也
vs
山本 隆太
KO 2R0:45
1R、パンチを思い切り振るってくる山本に対し、松花は距離を取りつつ的確にジャブ、ロー。組み付くとバックドロップでシュートポイントも獲得する。その後もローをヒットさせた松花は、ラウンド終盤にパンチのラッシュ。右ハイもクリーンヒットさせる。 2Rも開始早々から松花が優勢。スタミナが切れてきた山本に、松花はカウンターで右ストレートをヒット。この一撃で山本がダウンすると、セコンドからタオルが投入。TKOで松花が勝利を収めた。
第1試合
スターティングクラスルール 2分3R延長1R
吉田 実代
vs
NATSUKA
3R判定3-0
1R開始直後から、吉田がワンツーを連打して攻勢。右ストレートで立て続けに2度のダウンを奪う。立ち上がったNATSUKAもパンチで反撃するが、吉田の勢いは止まらず。パンチを上下に打ち分けつつ前進。 2Rもパンチの打ち合い。吉田はミドルキックをキャッチして右ストレートをヒットさせ、さらにパンチ、ヒザ蹴りとつなげていく。吉田はラウンド終盤にも左右ストレートを連打。 最終3R、左右のミドルキックを放つNATSUKAに、吉田はパンチとローで前進。ワンツーと右ミドルのコンビネーションで最後まで主導権を握り続けた。判定は30-24、30-25、30-24。3-0で吉田の勝利となった。