SHOOT BOXING 2023 ヤングシーザー杯 act.1
2023年8月27日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
【笠原直希、遠藤凌夢との新鋭対決を制す! 向柏榮の息子ヘイデンがKO勝ちでSB香港新王者に】
第7試合
54.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原直希シーザージム
vs
遠藤凌夢ファントム道場
判定3‐0 ※30‐29、30-27、30-28
SB日本ライト級王者・笠原弘希、SB日本スーパーフェザー級王者・笠原友希を兄に持つ直希は二人と同じく小さい頃からシーザージムに通い、アマチュアではSB全国大会-45kg級で優勝。2022年4月にプロデビューし、戦績は6戦4勝(1KO)2敗。
対する遠藤は、植山征紀が所属するファントム道場の期待の新星。植山と同じく強打を武器にアマチュア時代から注目を集め、2022年4月にプロデビューし、3戦2勝(1KO)1敗。
1R、左ロー、左ジャブで距離を取る直希に、遠藤は前に出て左ボディ。直希は左ボディを命中させヒザ連打。遠藤が距離を詰めてパンチ連打につなぐと、直希もパンチ連打を返して優勢を印象付ける。
2R、強打を振るう遠藤に、直希はガードを固めながら右ロー、前蹴り、細かく連打を返す。前に詰める遠藤が打ち合いに行くと、直希も右ストレートをヒットさせていく。
3R、ワンツー、右ボディの遠藤に、直希はリーチ差を活かしたパンチ、組んでのヒザを当てて主導権を譲らない。左ボディ、右ストレートの直希は左ボディをヒットさせると、これが効いたか、遠藤は棒立ちに。直希がパンチ連打を見せたところで終了のゴング。直希がフルマークの判定勝ちで新鋭対決を制した。
第6試合
SB香港スーパーライト級王座決定戦 65.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
向籽羲(=ヒュン・ツェイ・ヘイデン)香港/榮拳館
vs
陳柏灝(=チャン・パク・ホ)香港/APEX
TKO 2R59秒 ※レフェリーストップ
初のSB香港スーパーライト級王座を懸けた一戦。18歳のヘイデンは坂本優起を二度破っている向柏榮の息子で4月のシリーズ第二戦で基山幹太と激闘を繰り広げた。戦績は5戦4勝(1KO)1敗。対する23歳のチャンは12戦7勝5敗の戦績を持つ。両者は昨年対戦しドローに終わっている。
1R、お互いにローで様子を探る中、ヘイデンがプレスを強めて右ローから左ボディ、左ミドルと強い攻撃を当てていく。2R、左ミドルを的確に当てていくヘイデンはダウンを奪うと、左ボディからパンチ連打でチャンが沈んだところでレフェリーストップ。ヘイデンが見事なKO勝ちでベルトを巻いた。
第5試合
70.0kg契約
フレッシュマンクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
磯村真言グラップリングシュートボクサーズ名古屋
vs
謝傑丞(=ツェ・キット・シング)香港/富徳拳館
判定0‐3 ※28‐30、27‐30、27-30
日本と香港のフレッシュマンファイターによるSB日本vsSB香港3対3対抗戦の最終戦。25歳の磯村と5戦3勝(1KO)2敗のシングの一戦。
1R、ワンツー連打で前に出るシングに、磯村は左ジャブから右ロー。シングは打ち合いを呼び込み、ヒザ蹴り連打。磯村も意地を見せて打ち合いに応じる。2Rもパンチ連打で主導権を握るシングは組んでのヒザでも削っていく。磯村はパンチを返していくものの、首相撲に捕まってしまう。
3Rも手数の減らないシングはパンチ連打、左ミドル、組んでのヒザ。磯村は最後まで果敢に打ち合いに応じたが、倒されて立ち上がるのが遅くダウンカウントが入る。判定でシングが勝利し、対抗戦はSB香港の3戦全勝に終わった。
第4試合
56.0kg契約
フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
三成瑳音シーザージム
vs
向籽嬴(=モニ・ヒュン・ツェイン)香港/Nanagym
TKO 1R1分19秒 ※レフェリーストップ
今回がプロデビュー戦となる14歳の三成と、5戦4勝(1KO)1敗の17歳・モニの一戦。モニはセミに登場の向籽羲の妹。
1R、左右ローの三成に対し、力強いパンチとミドルで前進するモニがパンチ連打でダウンを奪う。再開後もラッシュの止まらないモニ。三成が防戦一方となったところでレフェリーがストップ。モニが1RKO勝ちした。
第3試合
55.0kg契約
フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
野元清史龍生塾
vs
黄智謙(=セオ・ウォン・チーヒム)香港/HKSBA
判定0‐3 ※26‐30、25-30、27-30
今回がプロデビュー戦となる野元と2戦1勝1敗のセオの一戦。
1R、左ミドルからパンチを当てるセオに、野元は入り込んでワンツーを当てる。打ち合いではセオがミドルも当てていく。2R、パンチで突っ込む野元は強引に首投げ(ノーシュート)。左ミドル、左フックを当てるセオがダウンを奪う。パンチ勝負の野元は前に出ると、セオはフロントチョーク狙い。終盤に野元が右ストレートをヒット。3R、左ミドルを当てるセオに、野元は最後までパンチで前に出続けるが決定打はない。大差を付けてセオが判定勝ち。SB×SB香港対抗戦はSB香港が先勝した。
第2試合
63.0kg契約
フレッシュマンクラスルール 2分3R延長2R
長谷川平蔵シーザージム
vs
金ちゃんK-Style
判定0‐2 ※29‐29、29-30、28-30
1戦1勝の長谷川と、1戦1勝(1KO)の金ちゃんのプロ2戦目同士の一戦。
1R、パンチを振り回す金ちゃんに、14㎝も長身の長谷川は組んでのヒザで対抗。そして距離が離れると左ミドルを当てていく。2Rもパンチ連打の金ちゃんに、長谷川は左ミドル、テンカオを突き刺して動きを止める。3R、金ちゃんのパンチに合わせて長谷川はテンカオを当て、左ハイもヒット。最後まで金ちゃんがパンチを振り回して、長谷川が組んでのヒザで寸断する展開となり試合終了。金ちゃんが判定2‐0で勝利した。
第1試合
62.0kg契約
フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
黄智軒(=ジャスティン・ウォン・チーヒン)香港/MCSF
vs
歐陽兆佳(=アオ・ヨング・シュウイ)香港/Fu Tak
判定3‐0 ※30‐29、29-28、30-28
今回がプロデビュー戦となるジャスティンと、4戦3勝(1KO)1敗のアオの一戦。
1R、距離詰めてパンチ勝負のアオは組んでのヒザ。ジャスティンは押されながらもミドル、パンチを返していく。2R、アオがパンチのヒット数を上げていくが、ジャスティンは組んでの首投げもノーシュート。アオは疲れを見せながらも前に出て右ストレート。さらにローからパンチ連打につないでジャスティンを追い込む。3R、打ち合いの中でアオが首投げ(ノーシュート)。お互いに手数を出し合う中、ジャスティンがプレスを強めて下がらせる。判定でジャスティンが勝利した。