SHOOT BOXING 2024 act.1
2024年2月10日(土)東京・後楽園ホール
【海人は元ONE世界王者ペットモラコットに惜敗、山田彪太朗&笠原弘希が豪快KO勝利】
第8試合
▼第8試合 70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者)
vs
ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ/元ONEムエタイ世界フェザー級王者)
延長R判定0‐2 ※9-10、9-10、10-10 ※本戦は29-29、29-29、29-30
昨年8月にティジャニ・ベスタティに敗れリベンジを狙う海人は二連勝中。今回は元ONE世界タイトル獲得している世界のトップファイターの1人、ペットモラコットとヒジありで対戦した。
1R、サウスポーのペットモラコットは強烈な左ミドルを当て会場をどよめかせる。組んでも海人を崩していくが、海人は右ミドルを返して互角の展開に。2R、ペットモラコットは首相撲を積極的に仕掛けて海人を追い込む。海人はダメージはなさそうだが、削られていき印象は悪い。3Rもペットモラコットは組んでのヒザを当て、海人を苦しませる。海人は左ミドルを当ててもすぐに組まれてペースを握れない。
3Rもペットモラコットは組んでのヒザを多用し、海人は右ヒジ、左ミドルを返し一歩も譲らない。判定はペットモラコットに一者が入れるも、残り2者はドロー。延長R、変わらずペットモラコットが組みからのヒザを入れる攻めを見せるが徐々に疲れを見せる。海人はパンチをまとめ、飛び込んでのヒジを狙うなど最後まで攻めるが時間切れ。判定でペットモラコットが勝利し、海人はノーコメントで会場を後にした。
第7試合
58.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)
vs
ペットシートーン・ソー・サクナリン(タイ/True4U 54kgトーナメント優勝)
TKO 1R2分49秒 ※レフェリーストップ
現在タイ人相手に2連勝中の山田が、True4Uのトーナメント覇者ペットシートーンと対戦した。1R、ペットシートーンは伸びのある蹴り技、組んでのヒザでペースを掴んだかに見えたが、山田は速いパンチのコンビネーション。ペットシートーンをコーナーに詰めると、山田は右ボディをめり込ませ、ペットシートーンは悶絶。KO勝ちした山田は「今回は今までと違うタイ人だったので緊張したんですが皆さんの応援のおかげでKO出来ました。2024年、煽りVでもありましたが全勝はマスト、あとは倒すだけ。とりあえず1KOやりました。最近、日本フェザー級が盛り上がっているので、山田彪太朗を忘れるなよってところも見せたい」とアピール。弟・虎矢太と共にマイクを握ってファンを楽しませた。
第6試合
60.5kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
vs
ソン・ジェミン(韓国 /K-COMBATライト級チャンピオン)
TKO 2R1分16秒 ※レフェリーストップ
5連勝中の笠原がMMAと立ち技の二刀流ジェミンと対戦。1R、ジェミンが強打を見せ左フックでダウンを奪う。焦りを見せながらも笠原はダメージを感じさせることなく反撃。2R、スピードある動きの笠原はジェミンの左フックに合わせて、豪快な左ハイ。この一発でジェミンが倒れ、笠原が逆転KO勝ちした。
第5試合
65.5kg契約
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級王者)
vs
パトリック・ルヘイン(アイルランド/COMBATE GLOBALフェザー級8位)
判定0-3 ※27-30、28ー30、28ー30
オープンフィンガーグローブマッチで連勝のイモトと、米国MMA団体「COMBATE GLOBAL(コンバッチ・グローバル)」からの刺客ルへインとの一戦。
「タイプが自分に似てる」と戦前にイモトが語っていた通り、1Rからお互いにテクニカル打撃戦を繰り広げ、ルへインがヒット数で上回り、イモトは押され気味に。2Rもアグレッシブに打撃を振るうルへインに、イモトは三日月蹴り。ルへインの的確な打撃の前に、イモトは鼻血を出し削られていく。3R、ルへインは手数を落とすことなく、ヒット数で最後まで押し込み判定勝ちした。
第4試合
60.0kg契約
オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/香港Energy Fightスーパーフェザー級王者SB日本スーパーフェザー級1位)
vs
ミハエル・レイズ(アメリカ/COMBATE GLOBALフライ級1位)
TKO 1R2分57秒 ※レフェリーストップ
昨年12月のSB中国大会で香港Energy Fightスーパーフェザー級王座を獲得した手塚が凱旋試合、COMBATE GLOBALからの刺客レイズと対戦した。
1R、飛び込みながらのパンチなど変則的な打撃を見せるレイズの前に、焦りを見せる手塚だったが、左フックでぐらつかせて一気にペースを握る。チャンスと見た手塚はパンチラッシュを仕掛けてスタンディングダウンを奪うと、レフェリーがストップした。マイクを握った手塚は「自分も中国で試合をして海外で挑戦する難しさを学んだので、海外から来てくれたミハエル選手をリスペクトします。今の俺はマジでヤバいので見ててください、今年、やるので!」とアピールした。
第3試合
70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
RYOTARO(龍生塾/SB日本スーパーウェルター級1位)
vs
都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/KROSS×OVER認定KICK初代-67.5kg王者、SB日本ウェルター級1位)
判定0-3 ※29-30、28ー30、29-30
龍生塾移籍2戦目となるRYOTAROと、新極真空手で全日本大会ベスト8などの実績を持つ都木の一戦。
1R、都木は左ミドルを的確に当てペースを握ると、首投げでシュートポイントを奪う。2Rも蹴り技で距離を取る都木の前に、RYOTAROはなかなか入られない。3R、強引に前に出るRYOTAROだが、都木は左ミドル、前蹴りと蹴り技主体の攻めで近寄らせずペースを握る。判定勝ちした都木はSB王座獲りをアピールした。
第2試合
70.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級3位)
vs
小原俊之(キング・ムエ/HOOST CUP日本EXミドル級王者)
判定3‐0 ※30-24、30-23、29-24
SB初参戦時からSBを体現する男、風間とムエタイ戦士・小原との一戦。
1R、左ミドルの小原に、風間は三日月蹴りを当てていく。2R、ゲームのはめ技のように風間が組んでは首投げを連続で決めていき、なんとシュートポイント4ポイントも奪う。3R、巻き返しを狙う小原はヒジ狙いも、風間はここでも首投げで2度のシュートポイント奪取。最後まで小原はヒジを振るったが時間切れ。風間が大差を付けて判定勝ちし、空位のSB日本スーパーウェルター級王座を懸けてRYOTAROとの再戦をアピールした。
第1試合
53.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
小林大樹(龍生塾/SB日本バンタム級3位)
vs
翼(TARGET/RISEスーパーフライ級5位)
判定0-3 ※27-30、26-30、25-29
4勝(3KO)1敗の18歳の小林がRISEランカーで11勝(6KO)6敗1分のキャリアで上回る翼に挑んだ一戦。
1Rから両者が激しく拳を交錯させる中、翼がヒザを突き刺してやや優勢気味に試合を進める。2R、疲れを見せる小林は大振りの左右フックを見せるのに対し、翼は2度もフロントチョークでキャッチポイントを奪う。3Rも積極的に打撃を振るう翼はバックチョークを狙うなどペースを握ったまま。意地を見せる小林はパンチを返していくものの、翼はフロントチョークを極めてキャッチポイントを追加する。最後まで反撃した小林だが、翼が大差の判定勝ちを収めた。