SHOOTBOXING 2024 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #34/MAX FC “DEAD or ALIVE 08”
2024年6月2日(日)愛知・ホテル勝川
【SB初のOFGによるタイトル戦で奥山貴大がイモトとの激闘制しMMA出撃宣言】
第8試合
SB日本ウェルター級タイトルマッチ オープンフィンガーグローブマッチ 67.5kg契約
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
奧山貴大(NEX SPORTS/GSB/SB日本ウェルター級王者)
vs
イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズジム一宮/前SB日本スーパーライト級王者/挑戦者)
判定2‐0 ※48-47、48-48、49-48 ※奥山が初防衛に成功
奧山がイモトを挑戦者に迎えての初防衛戦。このタイトルマッチは、奥山の初防衛戦による挑戦者の選定と、イモトの階級変更の申し出による王座返上が重なり、イモトの階級変更後初戦ではあるもののキャリア、実力ともに挑戦者として申し分ないとの判断で、コミッション指名選手としてこのカードが実現。両者の所属ジムNEX SPORTSとGSBは協力関係にあり、練習を共にすることも多く、お互いに手の内を知り尽くす仲ではあるが、ともにオファーを二つ返事で快諾。また、コミッション認定によりSBタイトル戦初のオープンフィンガーグローブマッチとして行われた。
1R、オーソドックスのイモトはリーチ差を活かした左ジャブ主体の攻めでプレスをかけ、奥山は下がりながらもパンチを返すがイモトの手数に押されてしまう。2R、イモトは左ジャブだけでなく、左の三日月蹴り、左ハイも交ぜていく。奥山はガードを固めて右ローからパンチにつなぐが、このラウンドも遠い間合いから放たれるイモトの左ジャブ、左の蹴りが冴える。
3R、パンチの被弾が多く顔面の腫れが目立ち始めた奥山に、イモトはコーナーに詰めて左ボディから一気にパンチラッシュ。奥山も負けじと左フックから飛び込んで強引に打ち合いに持ち込む。ようやく手数の増えてきた奥山に対し、イモトは冷静にスウェーで避けてヒットを許さずパンチを返す。
4R、奥山は右のカーフキックをこつこつ当てるのに対し、イモトも左インローから右ストレート。手数の減ってきたイモトに、奥山は強引に前に出てパンチラッシュ。さばくイモトは右ハイを連発で見せて一歩も退かない。
5R、蹴りで距離を取るイモトに、奥山は強引に前に出て右フック二連打を浴びせて遂にダウンを奪う。チャンスと見た奥山は一気に前に出て左ボディからパンチ連打で仕留めにいく。鼻血を出しながらこれを凌いだイモトに、奥山が最後にラッシュを仕掛けたところで終了のゴング。OFGだけに顔面の腫れが目立つ両者。判定決着となり、2‐0で奥山の勝利が告げられ、惜しくも敗れたイモトは涙を見せながらリングを降りた。
激闘を制し初防衛に成功した奥山は「無事にベルトが戻ってきました。イモト君が今回相手で、お互いに手の内を知っている仲なので正直やりづらかったのですが、この準備期間中にイモト君のおかげで強くなれたと思います。ありがとうございます。自分的にはOFGで5Rやるつもりはなかったのですが、よく分からない顔になっちゃいましたね(苦笑)。SB協会はタイトルマッチをOFGにして何でもありだなと(笑)。シーザー会長、坪井代表、自分はMMAに興味があります。準備期間は必要ですが、自分は元々、柔道をやっていて寝技も少しはやれるので、MMAやらせてください」とMMA挑戦をアピールした。
第7試合
日台国際戦 女子-50.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位)
vs
チャッキー(台湾/MPF/WTDOキックボクシング51kg王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
ユリカは2022年7月に田渕涼香戦で敗れて以降、SBでの試合から遠ざかっていたが、昨年香港で開催されたムエタイアマチュア世界大会『IFMAイーストアジアムエタイチャンピオンシップ2023』に一階級上の51kg契約で参戦し銀メダルを獲得。2016年から参戦し、4大会連続でのメダル獲得となった。対するチャッキーはボクシングで24勝2敗。キックではWTDOキック51kgトーナメントで優勝するなど台湾女子トップの1人。昨年9月に初来日、ぱんちゃん璃奈に2RTKO負けをし、2度目の来日となった。
1R、テンポよくパンチを出しながら前に出るチャッキーに対し、ユリカは組んでのヒザ蹴りで対抗。2Rもパンチを振り回すチャッキーに、ユリカは左ミドル、前蹴り、組んではヒザ蹴りを当て、決定打を許さない。3Rもユリカが組んでのヒザを随所で当てていき、離れてもパンチを当て判定勝ちした。
第6試合
日台国際戦 フェザー級
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級5位)
vs
ファン・チェンカイ(台湾/MPF/キックボクシング2022 -57kg王者)
判定2-1 ※28-29、29-28、29-28
ここ数戦は勝ち負けの戦績を繰り返しながらも着実に力を付けている土井が、台湾トップファイターのチェンカイを迎え撃った一戦。
1R、パンチのコンビネーションを見せるチェンカイに、土井は左右のミドルを当て応戦。2Rもスピードあるパンチのチェンカイに、土井は前蹴り、テンカオ、パンチも合わせていく。3R、プレスをかける土井が右ハイ、ミドル、テンカオを当てて削りに行き、チェンカイを仕留めにいくが時間切れ。判定で土井が勝利した。
第5試合
65.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
どん冷え貴哉(チーム吉鷹)
vs
森本大喜(CRISS-CROSS/SB日本スーパーライト級5位)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
1R、両者が蹴りで探り合う中、どん冷えはフロントチョークを狙われながらも首投げを仕掛けてシュートポイントを奪う。2R、どん冷えが左ミドルを随所で当て、首投げを狙う。腕をキャッチして立ち関節を狙うなどでペースを握った。3R、投げ狙いの森本に、どん冷えは再び首投げを決めてシュートポイント。判定でどん冷えが勝利した。
第4試合
スーパーウェルター級(70.0kg契約)
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
竜也(CRISS-CROSS)
vs
小原俊之(キングムエ/HOOST CUPミドル級王者)
KO 1R2分18秒
1R、前蹴り、ミドルを積極的に出す竜也に、小原は左ミドル。静かな攻防の中、一気に詰めた竜也が右フックを当てダウンを奪う。ふらつく小原に、竜也が右ミドルを当て、小原が腹を押さえながら倒れたところでレフェリーがストップ。キャリアのある小原を竜也がKOで下すアップセットを起こした。
第3試合
ミドル級(72.5kg契約) オープンフィンガーグローブマッチ
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
今村 滉(CB IMPACT)
vs
荒尾佑太(チーム吉鷹)
判定0-3
1R、荒々しいパンチを見せる今村に、荒尾はキレのある右ミドルを的確に入れ、接近戦では組んでのヒザ蹴り連打で主導権を握る。2Rも右ミドル、ヒザ蹴りの荒尾は、離れ際に左ハイもヒット。3Rもペースを握った荒尾が判定勝ちした。
第2試合
第2試合 53kg契約
スターテイングクラスルール 2分3R延長2R
濱田 海(TIA辻道場)
vs
長谷川 煌(NJKF・KANALOA-GYM)
試合中止 ※濱田が体調不良のために欠場
第1試合
SBレディース -54.0kg契約
スターテイングクラスルール 2分3R延長2R
土井己花(グラップリングシュートボクサーズジム多治見)※デビュー戦
vs
三宅美優(拳之会)
判定3-0 ※29-28、30-28、29-28
第6試合に出場するSB日本フェザー級5位・土井涼雅の妹、己花がプロデビュー。1R、プレスをかける己花に、三宅はテンカオ、ワンツーをヒット。2R、 己花がパンチラッシュを仕掛けて巻き返しを狙う。3R、攻め疲れを見せるも、前に出続ける己花に、三宅はワンツーを当てる。己花が判定勝利。
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2024年12月26日(木)
東京・TDCホール -
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2024年11月17日(日)
愛知・ホテル勝川