SHOOTBOXING 2024 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #35/MAX FC JAPAN“DEAD or ALIVE 09”
2024年11月17日(日)愛知・ホテル勝川
【2年ぶり復帰の内藤啓人に逆転KO勝利の松岡宏宜、佐藤執斗に再戦アピール】
第8試合
オープンフィンガーグローブマッチ 54.0kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM/GSB/SB日本バンタム級3位)
vs
松岡宏宜(HKAGYM/第3代KOSSフライ級級王者)
TKO 2R2分12秒 ※レフェリーストップ
元DEEP☆KICK-55kg王者・内藤凌太、元SB日本スーパーバンタム級王者で現在ONEで活躍中の内藤大樹の2人の兄を持つ啓人は、「三兄弟の中でも一番センスがある」と関係者から評されているSB軽量級期待の25歳。2022年11月のアン・ジョンホ戦で勝利して以降、試合から遠ざかっていたが、再起を狙う。今回対戦する松岡は昨年9月にSB初参戦。計量オーバーでペナルティを抱えながらもOFGマッチで佐藤執斗と対戦し1RKO負けを喫した。一時は引退を考えたというが、「もう一度SBのリングで戦わせてほしい」とのアピールを受け、SB再上陸が1年ぶりに決定した。
1R、パンチの打ち合いで内藤がヒット数で上回る中、松岡は内藤を抱え込んでサイドスープレックスも高さが足りずノーシュート。乱打戦で内藤が左ストレートを当ててダウンを奪う。
2R、大量の鼻血を出す松岡にドクターチェック。再開後、松岡が左右のフックの乱れ打ちでダウンを奪い返す。立ち上がる内藤にラッシュを仕掛ける松岡はその後もパンチ連打で追撃すると、内藤が防戦一方となったところでレフェリーがストップ。
逆転KO勝ちの松岡は大泣きしながらマイクを握ると「前回計量オーバーしながらもメインで使っていただきありがとうございます。計量オーバーして1RKO負けして引退しようと思いましたが、ロイヤルキングスの仲間のみんなが背中を押してくれました。僕はこんなことを言える立場ではないのですが、佐藤選手、OFGルールでもう一度戦っていただけたらと思います」と佐藤との再戦をアピールした。
第7試合
女子46.5kg契約
MAX FC JAPAN 3分3R延長1R
ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位、ミネルヴァミニフライ級4位)
vs
菊地美乃里(GONG GYM坂戸)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
香港で開催されたIFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)主催『IFMAイーストアジア・ムエタイ・チャンピオンシップ』で4大会入賞(2016年・準優勝、2017年・優勝、2018年・3位、2023年・準優勝)した実績を持つユリカは今年6月の前戦でチャッキー戦に勝利。対する菊地は勝ち星は少ないものの突貫ファイトで熱い試合を繰り広げてきた。
1R、左右フックで前進する菊地に、ユリカは下がりながらも組んでのヒザ。長いリーチを活かして突き放してパンチを当てていくのユリカに対し、菊地は圧をかける。
2R、左ジャブを突いてアウトボクシングのユリカ。菊地は距離を詰めたいものの攻めあぐねてしまう。近距離ではユリカが掴んでのヒザ。3Rも左ジャブをついて右ローで距離を取るユリカに、菊地はパンチで攻めたいところだが決定打にかける。僅差の判定でユリカが勝利した。
第6試合
SB/NJKF交流戦特別試合 58.0kg契約
3分3R ※ヒジ・投げなし
土井涼雅(グラップリングシュートボクサーズ多治見/SB日本フェザー級5位)
vs
大稚YAMATO(大和ジム)
判定3-0 ※30-29、29-28、29-27
前回10月の本戦で植山征紀との試合が決定していた土井だったが、植山が減量中に倒れ、病院に搬送されたために試合不成立。今年6月のファン・チェンカイ戦以来の試合を迎える。対する大稚は名門大和ジムの新鋭。
1R、接近戦で激しい打ち合う中で、土井が徐々に手数を増やしてして左ストレート。左ボディもヒットさせて大稚は一気に後退。テンカオ、パンチ連打で土井が優位に。
2R、巻き返しを狙う大稚は左右フックで前進し、土井は左ストレート、ボディ、アッパーとコンビネーションを当てていく。3R、左右フックを振り回して前進する大稚に、土井は掴んでのヒザ蹴り、パンチを返していくが大稚の前進は止まらない。お互いに最後まで手数を出し合う一戦となり、僅差で土井が判定勝ちした。
第5試合
オープンフィンガーグローブマッチ 66.0kg契約
エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
有馬怜弐(龍生塾)
vs
凱斗(YZDGYM)
KO 2R2分13秒 ※左ストレート
有馬は6月大会でMMAファイターの樋沼朝光とOFGマッチで対戦し2ERTKO勝ち。対する凱斗は8月大会で竜也に2TKO負けを喫したが、柔道仕込みの大腰で2度もシュートポイントを奪う健闘ぶりで会場を沸かせた。
1R、左ミドル、ロー、サイドキックと蹴り技を散らす有馬は左ストレートも当てて良き、凱斗は押される展開。2R、パンチ勝負の凱斗がプレスをかけ、有馬は左ストレートを次々とヒット。ならばと凱斗は組み付きにいって投げ狙いも、有馬はディフェンス。鼻血が目立つ凱斗に、有馬は左ストレートを炸裂! 凱斗はスローモーションで倒れ、有馬が豪快にKO勝ち。凱斗は担架で運ばれた。
第4試合
-71kg契約
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R
荒尾佑太(チーム吉鷹)
vs
高野天心(teamRIASTA)
TKO 1R2分11秒 ※レフェリーストップ
1R、前につめる高野に、極真出身の荒尾は左ハイをクリーンヒットさせてヒザ蹴り・パンチ連打でダウンを奪う。ダメージの残る高野に荒尾が右ハイをクリーンヒットさせるとレフェリーがストップした。
第3試合
第3試合 MAXFC JAPAN 女子-54kg契約
2分3R
土井己花(グラップリングシュートボクサーズ多治見)
vs
朱乃(CORE)※デビュー戦
判定1-2 ※29-28、28-29、28-29
1R、朱乃が左右ミドルを次々と当てていき、場内どよめく強烈な右フック。土井涼雅の妹・己花は押されながらもパンチで前進する。2R、プレスを強める己花に対し、朱乃は接近戦では組んでのヒザで対抗する。3R、前蹴りで距離を取りたい朱乃に、己花はガンガン前に出て最後まで左右フックを振り回して追い込んでいく。判定で朱乃が勝利した。
第2試合
MAX FC JAPAN -52.5kg契約
3分3R
RISING蓮太(RISING己道会)
vs
野元清史(龍生塾)
KO 2R2分 ※飛びヒザ蹴り
1R、右カーフからパンチにつないで打ち合いに持ち込む野元に、蓮太は右ハイをクリーンヒット、パンチの連打につないで主導権を握る。2R、左右フックを振り回す野元は左フックを当てるも、勢いの止まらない蓮太は左ミドル、ヒザ蹴り連打で圧倒。最後に飛びヒザをクリーンヒットさせてKO勝ちした。
第1試合
SBチャレンジマッチ 60kg契約
スターテイングルール 2分3R延長2R
山下信雄(CRISS-CROSS)
vs
水谷昊大(TEAMTMT)(TEAMTMT)
判定0-3 ※三者とも27-29
1R、激しく打ち合う中で、水谷が左ストレートをヒット。水谷はフロントチョークでキャッチポイント。2Rも水谷が左ハイ、バックブローと多彩な攻めで水谷を追い込んでいく。3R、手が出ない山下に、水谷は最後まで左ミドル、パンチを打ち分けて圧倒し判定勝ちした。