シュートボクシング
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試合結果

SHOOT BOXING 2025 act.1

2025年2月8日(土)東京・後楽園ホール

【山田彪太朗がフィリピンのMMAファイターに圧勝、川上叶が虎矢太撃破でタイトルマッチをアピール】

第11試合

メインイベント 59.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

山田彪太朗(シーザージム/SB日本フェザー級王者)

vs

ルエル・カタラン(フィリピン/カタラン・ファイティング・システムMMA&フィットネスジム)

TKO 2R 1分27秒 


 昨年12月の前戦ではONEからの刺客カオムーカイとダウンを奪い合う激闘の末に勝利し現在7連勝中の彪太朗が、ONEからの刺客のMMAファイターのルエルと対戦した。

 1Rから彪太朗が左右のボディを中心とした攻めで追い込み、ヒザ蹴りでダウンを奪う。2Rには彪太朗が右ヒザでダウンを追加し、耐えるルエルから右フック、左フックでそれぞれダウンを奪ったところで、レフェリーがストップした。

 圧勝した彪太朗は「1つ前の試合で弟の虎矢太が負けてしまいプレッシャーがありましたが、山田ツインズはこんなもんじゃないし、シュートボクシングの山田彪太朗がフェザー級でトップだと信じています。年末の40周年記念大会で僕の階級のフェザー級でS-cupを開催してもらえるとうれしいです。このクソガキ、まだS-cupは早いよという意見もあるかと思いますが、この1年で逆転させますので山田ツインズに注目をお願いします」とアピールした。


第10試合

セミファイナル
57.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

山田虎矢太(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級王者)

vs

川上叶(龍生塾/SB日本フェザー級1位)

判定3-0 ※三者とも29-26


 昨年からフェザー級に階級アップした山田ツインズ弟の虎矢太が、兄の彪太朗と1勝1敗で10カ月ぶりの復帰戦となる川上と対戦した。

 1R、お互いにローを交錯させる中、虎矢太のバックブローを空振りさせた川上が左ストレートでダウンを奪う。焦る虎矢太はプレスを強めて左右フックも、川上は余裕の表情で交わしていく。2Rには、川上が左ストレートでダウンを追加。巻き返しを狙う虎矢太はプレスを強めて左ボディを当てるなどしたが、川上は詰めさせない。

 3R、虎矢太は前に出続けるが、川上はパンチを外して右ジャブを当てて攻撃を止めるなどハイレベルなテクニックで決定打を許さない。最後まで虎矢太は攻めるも、川上が逃げ切り判定勝ち。

 マイクを握った川上は「今回1年ぶりに試合を組んでもらってありがとうございます。こういう試合を組んでくれたことで、僕の練習のモチベーションがすごく上がったし、この期間で僕を強くしてくれて感謝しています。今後の展望ですが、僕はシュートボクサーで一番強いと思っているので、負けたりといろいろあったけれどこれから他団体の強いヤツを倒していきます。あと、弟がやられて黙ってるお兄ちゃん(=山田彪太朗)じゃないだろうし、お兄ちゃんが僕を挑戦者に指名してくれることを信じています。また試合組んでください」とアピールした。


第9試合

SB日本スーパーウェルター級王座決定戦 70.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R

都木航佑(キャピタルレイズ fighting GlaNz/同級1位)

vs

RYOTARO(龍生塾/同級2位)

判定2-0 ※50-48.49-49.50-48 ※都木が第7代王者に


 都木とRYOTAROは昨年2月に対戦しており、その時は都木が1Rに首投げでシュートポイントを奪い、蹴り技主体の攻めで判定勝ちを収めている。都木は7連勝、RYOTAROは3連勝。1年ぶりの再戦でベルトを巻くのは!?

 1R、プレスをかけるRYOTAROに、都木は周りながら距離を取って攻撃を当てていく。2Rもお互いに見合う攻防の中、3RにはRYOTAROが右ストレートをヒットさせ、都木はローを返していく慎重な攻防に。4Rも差が付かず、5Rには都木が前に出て左右フックがヒットし始める。RYOTAROも攻撃を返していくが試合終了。僅差の判定で勝利しベルトを巻いたのは都木! 

 マイクを握った都木は「自分が一昨年9月SBに参戦させていたいてから1年半ほどSBさんで戦わせていただいて、やっとベルトを巻くことが出来ました。ここまで連勝でしたがすごく苦しい時期もあって。知ってる人は知ってると思いますが、親父といつも二人三脚でやってきて、その親父が風邪を引いて昨日初めて計量に来られず、その時に母と妹が家に来てサポートしてくれて自分は家族に支えられていると感じました。ありがとうございます。日本トップ選手は海人選手一択になっている中で、まずはそこに続くナンバー2を目指して、ゆくゆくは海人選手を超えられるようにもっと頑張っていきます」とアピールした。


第8試合

65.0kg 契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり

笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)

vs

コムキョウ・シット ポージョーウォー(タイ/元ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者)

KO 1R 2分40秒


 2月のONE Friday Fights、12月のGROUND ZEROでムエタイ戦士と戦い、いずれも持ち味の攻撃力を発揮できないまま判定で敗れている弘希が再起戦。今回は70戦53勝15敗2分の戦績を持つ元ムエサイアム パーカン スーパーフェザー級王者コムキョウと対戦した。

 182㎝の長身を誇るコムキョウに対し、1Rから弘希はプレスをかけ下がらせる。コーナーに詰めた弘希は左ボディ、右フックの連打を浴びせ、最後に顔面へのヒザ蹴りでダウン奪取。コムキョウは大の字に倒れ、豪快にKO勝ちした弘希は「見たか! という感じでこれが俺の試合です。今年2025年、SB40周年、笠原弘希が暴れてやろうかなと思います。65kgのイモト選手、67.5kgの奥山(貴大)選手、どっちからでもいいんでタイトルマッチやりましょう! あと2階級、ナメられないよう取っていきます」とSB5階級制覇をアピールした。


第7試合

60.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーフェザー級1位)

vs

植山征紀(ONE LIFE)

延長判定2-0 ※10-9.10-10.10-9 ※本戦は1-0(29-29.30-29.30-30)


 現在7連勝中の手塚と、23年2月のSB日本スーパーバンタム級タイトルマッチで挑戦者・山田虎矢太にKO負けし試合から遠ざかっていた植山の一戦。植山は二階級上げての初戦に。

 1R、手塚が右カーフを当てていき、2Rにはさらにパンチも交ぜて植山を攻める。推され気味の植山だったが、3Rにはパンチ連打で巻き返す場面を作って本戦はドロー。延長R、パンチ主体の攻防の中で、手塚が若干ヒット数で上回って判定勝ちした。


第6試合

70.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ ※ヒジあり 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

風間大輝(橋本道場/SB日本スーパーウェルター級4位)

vs

今村滉(CBIMPACT)

KO 2R 42秒


 昨年10月の都木航佑戦で肩を負傷し戦線離脱していた風間が3カ月ぶりの復帰戦。対する今村はDEEP名古屋大会を主戦場にするMMAファイターでMMA戦績は10戦2勝8敗。

 1R、右ローを集中的に当ててペースを握る風間は、2Rに左ストレートをクリーンヒット。動きの止まった今村に、風間はパンチ連打でダウンを奪う。立ち上がる今村だったが、グラついたところでレフェリーストップ。風間がTKO勝ちで復活をアピールした。


第5試合

56.0kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

笠原直希(シーザージム/SB日本スーパーバンタム級1位)

vs

内藤啓人(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本バンタム級3位)

KO 2R 1分50秒


 笠原と内藤の“三男対決”。1Rに直希が左ボディを強打させ、2Rにもヒット。勢いの落ちた啓人に、右ストレート連打でダウンを奪った直希は、最後にコーナーに詰めて左ストレートで見事なKO勝利を収めた。


第4試合

62.5kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

長谷川平蔵(シーザージム/SB日本ライト級5位)

vs

大河内佑飛(RIKIX)

判定3-0 ※29-27.29-28.29-28


 シーザージムの新鋭・長谷川が、SB初参戦で8戦3勝(2KO)4敗1分の大河内と対戦した。

 1R、182cmの長身の長谷川が左ミドル主体の攻めで主導権を握り、右フックでダウンを奪う。大河内も首投げでシュートポイントを奪って反撃。2R、前に出る大河内に、長谷川は左ミドルからパンチにつなぐ。3Rも左ストレート、ハイキックを当てるなど優位に試合を進めた長谷川が判定勝ちした。


第3試合

55.0kg 契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

濱田海(TIA辻道場/SB日本スーパーバンタム級4位)

vs

イティポン・シットポージョーウォー(タイ)

判定3-0 ※三者とも29-27


 4戦2勝(1KO)2敗の18歳・濱田が、75戦50勝23敗2分の戦績を持つ23歳のイティポンと対戦。イティポンは過去には現SB日本バンタム級王者・佐藤執斗とも対戦経験がある。なお、濱田が前日計量で1.25kgオーバーしたために減点2。ファイトマネーの50%の没収に。イティポンサイドの希望でグローブハンデなしで行われた。

 1R、濱田が右ストレートをヒットする場面があるも、イティポンは組み付いて連打を許さない。首相撲を仕掛けるイティポンはバックからスタンディングチョークを仕掛けてまさかのキャッチポイントを奪う。

 2R、濱田は攻めるも、イティポンの首相撲に捕まりペースを握れない。3R、濱田は手数を増してヒットする場面が増えたものの、イティポンは組んでのヒザを当てて巻き返しを許さず。イティポンが判定勝ちした。


第2試合

51.0kg 契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり

片山魁(TEAM FOREST)

vs

ローマ・ペットプロムロブ(タイ/ジットムアンノンスタジアム認定ライトフライ級5位)

判定3-0 ※29-27.29-26.29-27


 プロ3戦目となる16歳の片山が、45戦35勝8敗2分の戦績を持ちジットムアンノンスタジアムの上位ランカーのローマとヒジありで対戦。

 1R、プレスをかけるローマに、片山は出入りの速い攻撃を見せながら距離を取る展開。2R、ローを入れていく片山だが、3Rには腰投げを決められてシュートポイントを奪われる。まさかの展開に片山はKO狙いでプレスをかけていき、終了間際に腰投げを決めてシュートポイントを奪い返す。手数の落ちない片山が最後まで攻め続け、逆転の判定勝利を収めた。


第1試合

51.5kg契約 
エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R

和田修虎(橋本道場)

vs

長谷川大祐(TEAM FOREST)

TKO 3R2分18秒 ※レフェリーストップ


 2勝1敗の16歳・和田と2勝8敗の35歳・長谷川の一戦。1Rから和田がジャブを出しながらプレッシャーをかけて左ボディをヒット。2R、手数の止まらない和田は右ストレートでダウンを奪い、長谷川は鼻血を出す。3Rも和田が追加のダウンを奪うと、長谷川は大量の鼻血でドクターストップ。和田がTKO勝ち。






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