シュートボクシング

11.11 内藤&植山 試合直前インタビュー

img_0125img_065111月11日(金)東京・TDCホールにて開催される『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016』のSB日本スーパーバンタム級タイトルマッチで対戦する王者・内藤大樹(ストライキングジムAres)と挑戦者・植山征紀(ファントム道場)。両者は2013年11月の愛知大会で対戦経験があり、内藤が判定勝ちしている。3年ぶりの再戦を制すのはどちらか。
 
●内藤大樹
——タイトル防衛戦が決まりましたが、心境はいかがですか。

「防衛してこそチャンピオンだと思うので今はワクワクしています。2年前にS-cupでタイトルを獲ってまたS-cupで防衛戦ができるので気合が入ります。先輩の鈴木(博昭)さんは世界トーナメントに出るんですけど、今回も優勝していただき、自分もタイトル防衛すれば2年前と同じ状況になるのでそうしないといけないと思っています」
 
——内藤選手は6月のREBELSで小笠原瑛作選手に敗れてしまいました。再起戦がタイトルマッチとなったことについてどう思いますか?。
「特に気にしていないです。試合間隔は空きましたが、いつでも戦える準備は出来ていたので体調も良く問題はありません。準備期間が長くていい調整ができました」
 
——最近の練習で強化していることはありますか?
「どの技でも倒せるように強化しています。去年からフィジカルトレーニングを取り入れていて、その成果がだいぶ身体に染み付いてきていい状態が作れています」
 
——どうしてフィジカルトレーニングを始めたのでしょうか。
「今まで全くやっていなかったので、去年のBLADEトーナメント前にやってみようと思ったのがきっかけです。バランスが良くなり、身体の軸がブレなくなりましたね。筋肉の大きさも多少は大きくなったと思いますし、筋肉量が増えたというよりも筋肉の質が変わった感じがします」
 
——周りの評価はどうでしょうか。
「周りからはパワーが付いたと言われるようになりましたね。今回特にそのフィジカルトレーニングの成果を発揮するときです」
 
——相手の植山選手についてはどういう印象を持っていますか?
「勢いがある感じはしますが、ここで負けるようでは自分がダメだと思います。自分のことを散々言ってますが、言いたいことは言っておけという感じです」
 
——2013年11月の2年前に対戦していますが、以前よりも違う印象はありますか?
「もちろん強くなっているとは思いますが、自分もそれ以上に強くなっているので気にしていないです。ここでインパクトある試合をしないとダメだと思うので、ただベルトを守るだけでなく、もう一回ベルトを勝ち取るつもりで行こうと思っています」
 
——タイトル防衛に成功したら来年はどういう一年にしたいですか?
「上のステージに向かっていきたいです。6月に(小笠原に)負けて一度トップ戦線から外れたと思うので、もう一回そこまで駆け上がって他団体のトップ選手とやっていけるようにしたいと思います」
 
——最後にファンにメッセージをお願いします。
「圧勝してタイトル防衛するので応援よろしくお願いします」
 
●植山征紀
——タイトルマッチが近づいてますが、現在はどういう心境ですか?

「S-cupという最高の舞台でタイトルマッチを組んでいただきモチベーションが上がってます。格闘技をやっている以上は一番になりたいし、ベルトが欲しいです。それも道場代表のファントム進也さん、そして先輩の藤本(昌大)さんが巻いていたSB日本スーパーバンタム級のベルトなので必ずここで僕が獲らないといけないと思っています」
 
——S-cupで試合をするのは憧れでしたか?
「そうですね。シュートボクシングで一番大きな大会ですし、出場する選手も凄い人ばかりです。その中で戦えるのでモチベーションが上がります」
 
——大きな会場で試合をすることで緊張はしないタイプですか?
「緊張どころか逆に楽しめます。そっちの方が自分の良さが出ると思いますし、どれだけ楽しめるかが重要だと思います」
 
——前回9月の王座挑戦者決定トーナメント2試合について振り返ってもらいたいと思います。
「準決勝(國本真義戦)では倒さないといけないと思って固くなってしまい空回りして自分の良さが出ませんでした。決勝戦(伏見和之戦)は自分の納得のいく試合は出来ませんでしたが、倒して勝てたので良かったのかなと思います」
 
——現在、タイトルマッチに向けての自信の程はどうでしょうか。
「しっかり練習しているのでもう自信しかないです。あとはやるだけです」
 
——最近の練習で強化していることはありますか?
「スタミナ面もそうですし、テクニック面で引き出しの多さを意識しています」
 
——スタミナ面ではどういう練習をしているのでしょう。
「タイトルマッチは5Rなので、走り込みやミット打ちを5、6Rやったりしてしっかり対応できるようにしています。インターバル中は腹筋したり、ボディを打たれるようにしているので休んでいる時間はないです。走り込みでは練習前にダッシュ、ロードワークをしています」
 
——前回トーナメント前はパンチに自信を深めていると言われてましたが、今はさらに自信はありますか?
「パンチが当たれば誰でも倒す自信はあるのですが、この前のトーナメントではパンチに頼りすぎて空回りしました。もっとパンチを散らさないといけないなど、トーナメントでは勉強することができたので良かったです」
 
——対戦する内藤選手の印象を聞きたいのですが、2年前に対戦してどういう印象がありますか?
「手足が長くて身長が高いというだけで、特に何が強かったという印象はありませんでした」
 
——前回の試合の時と比べてご自身の一番違うところはどこでしょうか?
「全体的にみてもレベルが上がっていると思いますし、パワー、当て勘、あと倒せる技が増えていることも違うと思います。2年前の自分とは全然違います。僕は今11連勝で試合の日は11月11日なので1が並びます。そこでベルトを獲って1位になると思っているので、僕のスト—リーがそこで出来上がります。もうベルトを獲ることしか考えてないです
 
——まさかタイトルマッチで再戦するというのは予想してましたか?
「彼がチャンピオンになった時に自分がいかないといけないなと思ったので予想はしてました。同じ年なので負けたくはないですね」
 
——最近の内藤選手の試合を見て、どういう印象を持っていますか?
「試合が面白くない印象しかありません。華もないですし、僕がチャンピオンになった方が盛り上がると思います」
 
——今回、RENA選手が女子選手としてはS-cupで初のメインイベントに抜擢されました。それについて思うところはありますか?
「男子が負けているイメージが強いので、今回僕がチャンピオンになってしっかり大きい大会でメインを張れるようにシュートボクシングを盛り上げたいと思います。深田(一樹)さんも9月の大阪大会でベルトを獲ってファントム道場はいい流れに来ています。僕もその流れに乗って、ファントム道場に2本目のベルトを必ず持っていきたいと思います」
 
——ベルトを獲ったら来年はどういう一年にしたいですか?
「来年はもう他団体の強い選手とやってシュートボクシングの強さを証明していきたいですね」
 
——同階級で他団体の選手で意識するのはやはり……
「那須川(天心)選手ですね。村越(優汰)選手も強いと思うので、そういう選手とやっていきたいです。やれるんだったら他団体のリングでも上がります。そっちの方がモチベーションも上がります」
 
大会概要はこちら
https://shootboxing.org/tournament_schedule/12024
 


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