シュートボクシング

4.10 メインで海人と対戦するモハン・ドラゴン「彼は7度目の負けを味わうことになる」

4月10日(土)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第二戦『SHOOT BOXING 2021 act.2』のメインイベントでS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)と対戦するBigbangウェルター級王者モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)。2013年4月にSB初参戦したモハンは、当時エースだった鈴木博昭を1RKOで葬っている。モハンは「海人選手は鈴木選手のようなKO負けをする」と現エース狩りにも自信があるという。

――試合が近づいてますが、調子はいかがですか?

「モハンらしくぶっ倒すためだけの練習を重ねてきて、もう調子はバッチリ仕上がっていて最高です! 練習ではやるだけのことをやってきたので、今は最終調整の段階です」

――2013年4月20日、シュートボクシング(以下SB)初参戦の時は鈴木博昭選手に1RKO勝ち、同年11月16日の2度目の参戦時には鈴木博昭選手に2RKO負けして以降、3度目のSB参戦が決まりました。SBにはどういう印象がありますか?

「独特なルールが面白いですね。あと、SBにはアンディーサワー選手、RENA選手、鈴木博昭選手、海人選手といった偉大なエースが常にいますよね。9年前に初めて参戦し、鈴木選手を1Rで倒した時は気持ち良かったですね。(村上竜司)塾長が凄く喜んでくれてリング上で一緒に写真を撮れたことが嬉しかったことを覚えています。今回、試合のオファーが来てから試合までの期間が短かったのですが、鈴木戦と同じ結果を出して塾長ともう一回リング上で写真を撮りたいと思います。あと、ラウンドガールの皆さんは華やかで好きなので、また一緒に写真を撮れたら最高です(笑)」

――今回、急なオファーということですが、日頃からいつでも試合ができるように練習しているのですか?

「常に塾長と秘密特訓をしていますよ。海人戦のオファーが来た時、塾長から『モハンにとって勝ち負けは関係ないんだからやりなさい』と言われたのですが、『勝敗は関係ありますよ。私が勝って塾長の笑顔が見たい。塾長とリング上で写真を撮りたいのでやらせていただきます』と言って受けることにしました。あと2つ、この試合を受けた理由があります。本当は勝った後にリングの上で言おうと思っていたのですが、今教えましょう。1つは、以前に勤めていた鉄筋工の会社で半年間も給料がもらえなかった時があったのですが、魔裟斗さんは有名になる前に鉄筋工の仕事をしていたという話を聞いたことがあり『私も魔裟斗さんと同じように強くなるんだ』と自分に言い聞かせて仕事を続けていたんです。そんな時に、鈴木選手と初対決した大会の会場にプラネアールの社長が来ていて僕が鈴木選手をKOしたところを見て感動し、それから僕を雇ってくれるようになりました。今、私の家族を養えられているのは社長のおかげでもあるので、海人選手に勝って社長とも一緒にリングの上で写真を撮りたいんです」

――いいお話ですね。

「あと1つは、2015年4月25日にネパール大地震が起きた後、故郷の仲間を助けたいと思ってSBの会場で募金活動をやらせてもらったことがありました。その時にシーザー武志会長やファンの方が大金を募金箱に入れてくれて、あれからずっとSBのリングに恩返ししたいと思っていました。出場したかったのですが、SBからのオファーが来てもタイミングが悪くて断っていたんです。それからK-1グループに出させてもらうようになり、2017年9月のK-1 WORLD GP 初代ウェルター級王座決定トーナメントに出て準優勝でした。その後もK-1との契約更新のお話がありましたが、このままK-1グループで試合をしたら、しばらくは独占契約に縛られてしまいSBのリングで試合ができないと思ったのでK-1からのお誘いは断り、今回ようやくSBのリングに戻ってくることができました」

――SBのリングに出るのは恩返しの意味もあったんですね。モハン選手はなんと義理堅い! 今回、対戦する海人選手のことは以前から知っていました?

「知っていました。めちゃくちゃ強くて綺麗な試合をするし、カーフキック、ヒザ蹴りなど、何でもできてパーフェクトな選手だと思います。僕の憧れの舞台のRIZINで負けたことは一度もないですよね?」

――そうですね。RIZINで3戦して全勝しています。そういう選手が相手だと倒し甲斐がありますか?

「ありますね。彼を倒したら美味しいことしかないですよね。海人選手はダウンしたことはありますか?」

――KO負けもダウンも一度もありません。45戦して負けたのはたったの6戦です。

「素晴らしいですね。彼は僕との試合で7度目の負けを味わうことになるんですね」

――自信満々ですね。

「僕は彼が今までにやったことのないタイプの相手になるので、海人選手は鈴木選手のようなKO負けをします。鈴木選手は前エース、海人選手はその鈴木選手に勝って今のエースになったんですよね?」

――よくご存じですね。

「はい(笑)。数年前まで私は他の選手の試合映像を見たことはなかったのですが、今回は海人選手の試合映像を片っ端から探して何度も見返しました」

――そうなんですか!? どうして今回はよく見たのですか?

「実は……昔から他の選手の試合や練習の映像を見ると怖くなっていたんです。魔裟斗さんがK-1に出ていた頃、私はキックに凄く興味を持ったのでキックをやり始めようと思って魔裟斗さんやアンディ・サワーさんの練習風景の映像を見ていたら怖くなりました。それからはプロになっても怖くならないよう、そういう映像を見ないようにしていたんです。でも海人選手の映像を見てみたら普通に見られるようになっていたので、モハンは大人になったのかなと(笑)。こうなると分かっていたら、もっと早くから見とけば良かったなと後悔しましたよ(笑)。鈴木選手とやった時も、鈴木選手のことは全く知らなかったんです。ここ10年以内に色んなリングで一流のチャンピオンたちと戦ってきましたが、知らない選手ばかりでした(笑)」

――海人選手の映像を見て、モハン選手の豪快なフックは海人選手に当たりそうですか?

「当たらないと思ってリングに上がるやつはどこにもいませんよ(笑)。海人選手の試合を見ているとなかなか彼には隙はなさそうですが、どんなに隙のない選手にもハンマーフックを当てるのがモハン・ドラゴンなんです。海人選手はモハンのパンチを何度も受けることになるので、間違いなくビックリするでしょうね」

――K-1に出ていた時は、鉄壁のガードを誇るあの久保優太選手にもパンチを当てていましたが、なぜあんなに大振りのパンチがどんな選手にも当たるのでしょう?

「それはモハンがやるからですよ。型にはまらない戦い方をするのが私の特徴ですし、塾長に教わっている通り、私がフェイントをすればみんな掛かってしまい、パンチを受けてしまうんです。塾長の教えの素晴らしさを皆さんも知ることになります。100%、海人選手は鈴木選手のように倒れることになるので楽しみにして下さい。ちなみに戦前予想では、私と海人選手の勝敗予想はどちらが高いですか?」

――やはり海人選手が勝つという人が大半ですが、モハン選手にはそういう予想を覆す一発があるから勝敗はどうなるかわからないという人もいます。

「なるほど。いい情報をありがとうございます。僕の予想では五分五分だと思っていたのですが、そんなに差があるんですね(笑)。良いことを聞いたのでさらに燃えてきました。僕は今までハズレなしの試合をやってきたので今回も楽しみにしていて下さい」

――では最後にファンにメッセージをお願いします。

「士魂村上塾で私は指導員もやっているので、鍛えたい方はぜひ来てください。パーソナルレッスンもやっています。そして、YouTubeチャンネルも開設しているので、ぜひ登録をお願いします。これからどんどん更新します」

―モハン選手は現在44歳ですよね。いつまでキックを続けたいと思いますか?

「考えたことはありません。44というのはただの数字にしか過ぎません。最近、道場の方から高級の体重計をプレゼントしてもらったら体年齢は20代後半でした。私はまだまだ頑張りますよ!」

※今大会は2月の『SHOOT BOXING 2021 act.1』と同じく、会場に来られないファンのために今大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定した。シュートボクサーたちの熱い戦いをぜひご覧ください。下記ページよるご購入いただけます。※申込時にZAIKOアカウントの登録が必要となります。

https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=572705

大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/23749/


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