シュートボクシング

6.26 笠原弘希「THE MATCHで盛り上がっている中、僕がおいしいところを持っていく」

2022年6月26日(日)東京・後楽園ホールで開催されるシリーズ第三戦『SHOOT BOXING 2022 act.3』のメインイベント(63.5kg契約)でバズーカ巧樹(菅原道場)と対戦する笠原弘希(シーザージム)。

6月19日の『THE MATCH 2022』で海人と笠原友希が揃ってK-1勢に勝利したことで注目を集める中、笠原はどういう戦いを見せるか。

なお、これまでと同じく、会場に来られないファンのために大会の模様を「ローチケ LIVE STREAMING」にて有料配信することが決定した。シュートボクサーたちの熱い戦いをぜひご覧ください。下記ページよるご購入いただけます。※申込時にZAIKOアカウントの登録が必要となります。
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――まずは4月の西岡蓮太選手とのSB日本ライト級タイトルマッチを振り返っていただきたいと思います。2Rに見事な左ボディブローでKO勝ちでした。あの技は狙っていたものですか?
笠原 普段からボディブローは練習していて、1Rにボディへのジャブを打った時に何だか効きそうな感じがしたので、狙っていました。

――昨年2月のスアレック・ルークカムイ戦、9月のパランラック・FELLOWGYM戦の2戦でも左ボディブローでのKO勝ちでした。もはや必殺技ですね。
笠原 そうですね。僕の得意な攻撃の1つにはなってきた感覚があります。

――なぜ笠原選手のボディブローはあそこまで効かせられるのでしょう?
笠原 どの選手でも普段からボディは鍛えているので見えているボディブローだと効かせられませんが、見えないところから打ったり、タイミングが良ければ絶対に効かせられます。僕はパンチ力に自信があり、まず顔面に打つことで相手は上にガードを意識します。そこでボディを狙うことで倒すことにつながっているのかなと。打ち方にも自分的にこだわりがあって、拳に刃物が生えていてそれをお腹よりも奥に貫通させるイメージで打っています。まだまだの出来栄えですが、誰もが一発もらったらヤバイと思うような武器にしていけたらと思います。

――試合展開を振り返ると、1Rは西岡選手に押されているイメージがありましたが、ご自身的にもそう感じていました?
笠原 そうですかね? プレッシャーは僕がかけていましたし、パンチはおでこでしっかり受けていましたし、向こうの攻撃をそんなにもらっていません。西岡選手に付けているジャッジは一人だけいましたが、僕は押されているとは全く思っていませんでした。

――ライト級に階級を上げて手応えはどうですか?
笠原 だいぶいいです。今までにフェザー級からスーパーフェザー級と階級を上げてきて、やっとパワーや練習してきたことがそのまま試合に出せている感覚があります。あと、今までは減量していたのでなかなかパワーを出せていなかったのですが、体重を上げてパワーも出せるので倒せる攻撃が増えました。スピード面に関しては落ちた感じはしますが、自分が納得できるスタイルができていれば問題ないと思うのでそこまでスピードを上げる必要はないかなと思います。

――6月19日には東京ドームで『THE MATCH』が開催され、SBからは海人選手、弟の笠原友希選手の2名が出場し勝利しました。笠原選手よりも階級が上のK-1の安保瑠輝也選手との対戦をSNSで呼び掛けてもいましたが、やはり『THE MATCH』に出たかった想いはあります?
笠原 出たかったですね。でも、海人選手と友希が『THE MATCH』に出たら、次のSBは誰が守るんだと。そこで次の興行のメインを任され、シーザー(武志)会長の気持ちに応えられるのは僕だけしかいません。『THE MATCH』で弘希の試合を見たかったとみんなに思わせるような試合をSBのリングですればいいだけなので、もうすでに僕は次戦に気持ちが切り替わっています。

――昨年2月、海人選手が不在の中で笠原選手はメインに抜擢され、スアレック選手に爆発的なKO勝ちを収めました。今回もあの時以上の結果を見せますか?
笠原 そうですね。相手も根性のある選手なので、観ているお客さんが納得する試合にはなるんじゃないかなと思います。

――バズーカ巧樹選手についてはどのような印象がありますか。
笠原 向こうが打ち合ってくれるならバチバチ打ち合いたいのですが、試合前はバチバチにやってくるくせに、綺麗に戦う選手だなと(笑)。

――以前から対戦を意識したことはありました?
笠原 全く戦うとは思っていなかったので特に意識はしていなかったです。

――バズーカ選手の警戒している攻撃はありますか?
笠原 ここで負けたら西岡選手に失礼だと思いますし、全くないですね。

――バズーカ選手は計量や会見、試合前にメンチを切らして挑発する選手です。ご自身はそういうふうにしてきたらどうしますか?
笠原 今までそういうことをやってくる選手がいなかったので、戦うのが楽しみです。見ている人が面白いと思ってくれる対応をしてやろうかなと思います(笑)。逆にそういう挑発をされることで各媒体のニュースで扱ってくれるのでおいしいです。

――この試合に向けて特別に用意している技はあります?
笠原 特にないのですが、たまたまダムトレーナーから「やってみろ」と言われた蹴り技が意外にも強烈な威力があったので、そういう技も隙あらばやってみようと思います。僕が出すような蹴り技ではないので、それを試合で空ぶってでも出しているのを見たら、練習してきたのかな? と思われるかもしれないです(笑)。思いっきりクリーンヒットしたら間違いなくKOできるものなので、その技が出るのか当日は楽しみにしていてください。

――試合が楽しみになりました。
笠原 兄弟で試合が近かっただけにガチスパーなどでいい練習ができているので、いい状態で試合に臨めそうです。海人選手と友希に『THE MATCH』で盛り上げてもらったので、みんなが『SBってなんだ!?』と気になり始めたところで僕が1週間後においしいところを持っていきます。

――笠原選手にかかる期待は大きいかと思います。
笠原 そうですね。プレッシャーはなく、戦うのが凄く楽しみです。今回はバチバチな試合をして観ている人に僕の熱い気持ちの伝わる試合をするので声援を下さい。よろしくお願いします。

▼第9試合 63.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジあり
笠原弘希(シーザージム/SB日本ライト級王者)
vs
バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-BLACKライト級王者、WMAF世界スーパーライト級王者)



大会概要はこちら
https://shootboxing.org/fight/25633/


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